《12 南沢山山行記》 2005.2.21

 2月20日、私の所属する山岳会「かざこし山の会」の月例山行で南沢山へいってきました。今回カメラはデジカメのみ。早速最新情報と共に山行記をお届けします。
 参加者は7名。清内路のふるさと村自然園を出発。この時期自然園は休業中だが、登山口までしっかり除雪してくれてあり助かる。たぶん登山者のためにだろう。ありがたいことだ。すでに岐阜ナンバーの車が1台。準備をしていると更に岐阜ナンバーの車がもう一台到着。岐阜方面で知名度が高い山か?。
 スノーシュー、ワカンを付け小雪が舞う中出発。雪は思っていたほど多くない。多いところで20〜30pくらいか。私は5年振りの南沢山だ。ほとんど登山道の記憶はない。時折明るくなるが、一日こんな感じの天気だろうか。もう少し天気が回復すると思っていたが。中間点の標識のところで大休止。霧氷がきれいだ。沢コースとの分岐を過ぎて、コースは緩やかな登りに変わった。霧氷の林の間を抜けていく。登山口にあった岐阜ナンバーの車の主が下山してきた。富士見台まで行く予定だったが、頂上は吹雪でとても富士見台までは行けそうになく、今日はこれで引き返すとのこと。我々も間もなく南沢山到着。山頂で積雪1mくらいか。山頂の木々植物もすべて暑い雪と氷に覆われて石のように固い。

               
        霧氷の中を頂上へ                           南沢山山頂のモンスター?

 辺り一面真っ白でもちろん展望はなにもなし。時折強い風も吹き付ける。このまますぐに下山しようかかどうしようかしばし相談。雪合戦でもしようか?、いや雪上訓練がいい、雪洞を掘ろう、などとみな勝手な事を言いだしまとまらない。結局せっかく来たのだから、すぐ下山ではもったいないということで、ツエルトを張ってお昼にすることに。もしかしたら天気も良くなるかもと期待する。ツエルト張りも訓練だからと、いろいろな張り方?を研究する。が最終的にオーソドックスな張り方に落ち着く。中に入り昼食。薄い布1枚なのにツエルトの中は別世界のように暖かい。外を冷たい風が吹きすさむ中、快適である。昼を食べ終わるのを待ってくれてたかのように突然明るくなり、日が差してきた。慌ててみんなツエルトの外に飛び出す。すっかりガスが取れ、まぶしい雪原の風景が広がる。遠くまでまだ展望が見えないが、上空の雲がすごい早さで流れてどんどん青空が広がってくる。みんな夢中で写真を撮る。
        

 
       
         
晴れてきた山頂で                     スノーシュー・ワカン集合

遠く南アルプスも見えてきた。しっかりと雪がついているのがよくわかる。隣の富士見台、南木曾岳も真っ白だ。意外と岐阜県側の街(恵那市付近)は全然雪がない。
 頂上の素晴らしい雪景色を大いに楽しんで下山開始。でも、もう少しいればもっとしっかり南アルプスの山並みが見えてくるなーとまだ頂上にいたかった。
 雪の下りは早い。柔らかな雪の感触を楽しみながら1時間40分で自然園到着。帰路昼神温泉の十字屋でおいしいコーヒーを飲んで解散した。帰りの車中で見た夕方の南アルプスは真っ赤になりました。ずっと南沢山山頂にいたかった。

☆コースタイム
2月20日
ふるさと村自然園8:10中間点9:47沢コース分岐10:10南沢山山頂11:00〜12:50沢コース分岐13:30ふるさと村自然園14:40


 ひとこと