《bR雨の白馬岳》2004.6.16
 
 2泊して雪渓から白馬、雪倉岳を往復、栂池へ下山の計画で入山。今回も雨の予報だ。猿倉の駐車場は20台くらい車がある。
白馬尻では去年の6月22日に来たときは、シラネアオイがいっぱい咲いていた。今年はまだ花は何も咲いていない。小屋も建設中。アイゼンを付けて雪渓に入る。結構スキーで滑ってくる人が多い。まだまだ滑れる。今回小屋泊まりで荷物はそんなに重くないのだが、ザックが重く感じられ、以外とペースが上がらない。今日は降水確率50%だが、まだ晴れていて焼ける。葱平手前のトラバースまで来ると、杓子岳の岩稜が迫力ある。だいぶ雲が出てきた。もう雨が降ってきそうだ。小屋へ急ぐ。今回初めて泊まる白馬山荘。1500人収容の日本一の山小屋だ。最後ちょっと降られて小屋へ到着。フロントの奥田さんが暖かく迎えてくれる。この奥田さん、今月     を開くと言う事で、今準備の真っ最中。いろいろと写真の話を聞く事ができた。今夜宿泊客は3人。早々と夕食を済ませ、朝まで熟睡した。
 翌日は予定とおり?停滞。深いガスの中。雨は降ったりやんだりの天気。小屋の本を読んだり、ビデオを見たりして過ごす。午後ちょっと明るくなってきたので、小一時間付近を散策。ちょうど咲き始めのツクモグサが小屋の周辺にいっぱいできれい。ガスが取れればへりが上がるかもしれないと小屋の人たちもあわただしい。結局待機していたが、へりは上がらず。また雨が降ってきた。1500人収容の小屋に今日は私1人だけ。本当に広く大きい小屋だ。自炊室も広く快適だ。特別室なども見学させてもらったが、ホテル並みの部屋で、立派なベットがある。山へ来てこんな部屋へは泊まりたくない。いったいどういう神経の人がこの部屋へ泊まるのだろう。夜雨は強くなってきた。
 最終日雨の中を下山。雪渓の途中雨に降られた新緑がきれいだ。傘があればゆっくり三脚を立てて撮影したい。雨の下山は早い。小屋から猿倉まで2時間40分だった。帰りは梓川村アカデミア館で開催中の菅原悦子さんの烏帽子岳の写真展を見て帰る。烏帽子岳を本当に深く捕らえた素晴らしい写真に感心した。ただ残念なのは見せ方だ。全倍の大きさが何点かあると更に見応えがあったと思うが……。

2004/6/6〜6/8


ひとこと