コラム  2004年10月
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04/10/29  山奥の「ドーナツまんじゅう」 No.198

良くもまあ、こんな場所に、と云ったら失礼になるかもしれませんが、
長谷村の山奥、三峰川沿いに、「ドーナツまんじゅう」を製造販売されているお店があります。

お店の周辺には、平家の落人部落「浦」や、宇津木の西国三十三観音などもあり、歴史的には古くからある集落なのですが、伊那の市街地からは遠く、「ちょつと、お土産にお菓子でもを買って来ようか」と云うような場所ではないのです。

たまたま、このお店の前を流れる三峰川の源流へ、紅葉狩りに行った帰りに、私もこの噂の「ドーナツまんじゅう」を手に入れようと、お店に立ち寄ってみました。
間口二間ほどの小さなお店は「ドーナツまんじゅう」を求めるお客さんで大盛況でした。
この噂のおまんじゅうのため、わざわざ遠くから、この山奥のお店に足をのばして来られたようです。

おソバの好きな方などは、美味しいおソバ蕎麦があると聞けば、どこへでも飛んで行くなんて話を聞きますが、甘い物好きの方もそうなのでしょうね。

この「ドーナツまんじゅう」を売るお店のある長谷村は、 東西18km、南北36.7kmと広大な面積の村なのですが、98%は森林が占め、耕地面積は僅かしかありません。文字通りの山村です。
かって、住民のほとんどの方々は、山の仕事に従事されていたと聞きます。

きびしい山仕事の疲れを癒す、甘い甘いおまんじゅう。
この山里で「ドーナツまんじゅう」が名物となった理由が分かるような気がしました。
上の写真は買い求めた噂の「ドーナツまんじゅう」。現在は上伊那郡飯島町にも支店があるそうです



04/10/18  川上一巳 人物画展 No.197

【川上一巳 人物画展】を鑑賞する機会を得ました。
心に残る展覧会でした。
岡山大学名誉教授の川上一巳氏は、度々高遠町に絵を描きに来られた縁で、信州高遠美術館に人物画を寄贈され、今回の展覧会は、これを記念してのものです。
その中で、川上一巳氏が子供さんを描いた水彩画は印象的でした。

この春、川上一巳氏が、子供さんをモデルに、素描されておられるのを、拝見した事がありますが、 岡山弁丸出しで「そうじゃろう−」とニコニコ子供さんに語りかけながら、筆を走らす氏の姿に、子供さんが本当に好きなんだなあーと感じました。
そうでなければ、あんなに、愛情満ちあふれた子供像は描けませんよね。


岡山では、「そうじゃ」とか「そうじゃろう−」と男女に関係なく良く使われます。
下伊那地方で「そうだに」とか「そうだなむ」と使うのに似ているような気がします。
私も岡山に住んでいた事がありますので、懐かしい響きでした。

上の画像は展覧会のパンフレットより




04/10/12   松茸が採れ感激!! 駒ヶ根市 No.196

ここ駒ヶ根市も、夏の記録的な猛暑と、大型台風による大雨のため、松茸を始めとするキノコ類が不作で、松茸などは、キロ当たり何万円もの高値(たかね)で取引されているそうです。

その高嶺の花の、秋の味覚の王様、松茸を採る経験をして来ました。
左の写真の、私が指さしている先がその松茸です。
一カ所に何本もの松茸が生えているのです。

実はこの松茸は、アウトドア達人のBさんに松茸山に連れて行って頂き、しかも、10メートルの範囲内に松茸がありますよと、段取りまでして頂いて採取したものです。何だか、「芸能人秋の味覚SP」で、松茸をゲットしたタレントのようですが。
でも松茸は、松茸・・・理屈抜きに感激!

アウトドア達人のBさんのお話だと、松茸などのキノコが採取出来る山にするためには、日頃、下草刈りなどの山の管理が欠かせないそうです。

キノコなどの、山の恵みを得る事の出来る山でさえ、管理するのは大変だと云うお話ですから、ブッシュに覆われ、経済的な価値のない山々が放置されているのは、致し方ない事なのかもしれませんね。
熊害、猿害、鹿害なども、こんな所に原因があるのかもしれません。



04/10/7 「赤ちゃん猿」と目が合う。。。中房温泉 No.195

この秋は、熊が人家周辺に出没し、農作物だけでなく、人的な被害もあちこちで起きているそうです。
原因は、夏の猛暑と、度重なる台風の直撃により、山での餌となるべき木の実などが不足し、食べ物を求め、人里へ下りて来たためと云われています。

先週、北アルプス燕岳の麓、標高1.462b の中房温泉へ行ったおり、途中の林道で何度か猿の集団に出会いました。
その度に、車を止め、猿たちが林道を横切って行くのを待っ事になるのですが、その時、一匹の『赤ちゃん猿』と目が合ってしまいました。
『赤ちゃん猿』は、親のお腹に必死でしがみつき、移動していく途中で、その目は、私に「どうしてこんな山奥まで、車で入って来るの」と訴えているようでした。

『信州温泉−名湯、秘湯ガイド』の本と、タオルを片手に、お気楽に、こんな山奥まで、観光に来られたら、猿さんたちには、大迷惑の事ですものね。
中房渓谷はやはり、猿さんや熊さんたちの、そして、山を愛する山男、山女さん達のものなのですね。(反省。。。)

★上の写真は中房温泉 穂高町営有明荘。アクセスは、穂高町「鐘の鳴る丘」より車で40分ほど、上記のように、途中でお猿さんと会うこと事がありますので、気を付けて運転願います。
有明荘は入浴のみの利用も可能です。
山々に囲まれた野趣あふれる露天風呂もあります。私には少々熱めのお湯でしたが。



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