Aさん（仮名）からこんな依頼を受けた。
占っていただきたいことは、スバリ結婚についてです。
今年の１０月でついに３０才になります。あせっているという訳ではないのですが、そろそろ本気で結婚したいと考えています。現在は特に好きな男性はいません。見合いの話も何件かあるのですが、是非会ってみたいと思うような相手はなかなかいません。
私は結婚できるのか、相手はどういった人で、その人とめぐり会うためにはどうすればよいのか、アドバイスがあればおねがいします。
ズバリ、結婚ですか。
では、ズバリお答えしましょう。
ケルト十字法で10枚のカードをめくってみます。
「結婚できるか？」その問いにズバリお答えするならば、
右下にある、Ａさんの立場を示すカード、
「ペンタクルスの５」をご覧ください。
雪の降る寒い冬のさなか、はだしで外をさまよい歩く姿が描かれています。
思わず、「残念ながら。。。。」といいたくなるカードですが、
これは軽いジョークです。
とりあえず、このカードはあまり気にせず、
他のカードを順番に見て行きましょう。
まず、最初のカード、左側の６枚のカードによる十字形の中心にある、
「ペンタクルスの７」をご覧ください。
確かにそれは、「結婚」という言葉がちらついている証拠。
あせりはなくとも、年齢的にも結婚をせまられているような気がしますし、
現実的にも、結婚に結びつくチャンスが増えてきます。
チャンスは巡ってくるものの、いまいち乗り気がしない。
そんな気持ちを示しているかのようです。
では、その左にあるカード、「棒のエース」
結婚はしたくても、恋愛に対してあまり情熱的になれないのが
ネックになっているのでしょうか。
それとも、情熱的な恋愛が結婚に結びつくことを願っているのに、
それらしい恋愛のチャンスがないことが悩みの種なのでしょうか。
では、まず、恋愛の対象となる人物を探してみてはいかがでしょう。
上にあるカード、「剣の２」はＡさんの理想の男性像。
切れが良く、かつ神秘的で、奥の深い男性。
しかし、恋愛に対してはクールで、
あまり情熱をかきたてるような人物ではなさそうです。
下にあるカード、「正義」は、Ａさんと出会う事になる運命的な人。
その名の通り、正義感が強く、裁判官のような人物かもしれません。
もし、身の回りにそのような人がいたら要注意です。
過去に、「棒の６」
これは過去というよりは、
これから出会う男性への期待ととらえておきましょう。
どのような男性と出会う事を期待していますか？
今一度自分の気持ちを確認してみましょう。
そこで、その期待が実現されるかどうか、
未来のカードをのぞいてみると、
「ペンタクルスのナイト」
実際に求めていたような甘い恋愛感情が生まれるかどうかは
あまり期待できないのですが、
現実的に見て、ペンタクルスは結婚相手として最もふさわしい人物を示し、
また、ナイトは、彼の誠実な態度を示唆します。
現実と夢の間には、
「ペンタクルスのナイト」と「棒のナイト」の間のギャップがあることが
暗示されています。
ちょっとがっかりですか？
がっかりして欲しいですね。
その気持ちが、先ほどの「ペンタクルスの５」に表れているのですから、
ここへ来て、ようやくこのカードの意味が分かるのですが。。。。
このカードに描かれたイメージはややおおげさすぎますが、
結婚の理想への失望がここに示されたと解釈しておきましょう。
少なくとも、「結婚できるか？」という問いに対して、
「できない」と答えなくてすみそうです。
さて、右側のカード、下から２番目は「剣の６」
周囲の状況を示しますが、
これから徐々に、人間関係などがスムーズになりはじめ、
出会いのチャンスなどが限定されてくることを示します。
選択に関してはそれほど悩むこともなくなりそうなので、
自然と、「正義」に象徴される男性が誰であるのか見えてくると思います。
その上のカード、「棒の８」は今後の進展を示しますが、
非常に早い時の流れを意味するカードなので、
今年中にでも、あるいは、２、３ヶ月以内にでも良い男性と巡り合い、
結婚の話が出てきそうな気配です。
しかし、最後のカードには「ペンタクルスの３」が出ているので、
結婚という言葉が出てきてから、実際にゴールインするまでには
やや時間が必要なようです。
「ペンタクルスの３」は、相手のことを理解するために
時間が必要であることを示しています。
Ａさんの納得のいくような、ズバリとした答えが出せただろうか。
いい出会いがあることを祈っている。