Bさん(仮名)からこんな依頼を受けた。
はじめて会った時に、運命の人と直感した人にふられたとおもったのですが、どうも勘違いのように今感じています(ふられたことが)。現在の彼女の気持ちがよくわかりません。はっきりと告白していないので、けじめをつける意味で告白しょうとおもうのですが。このことについてのよきアドバイスをおねがいします。バイト先の会社のOLです。
では、彼女の気持ちや、告白すべきかどうか、はたしてそれは運命的にどんな意味があるのか、もしカードが教えてくれるのなら、できる限りの事をお伝えしましょう。
ケルト十字法で10枚のカードをめくります。
まず、今何が起っているかを示すもの、それは左の十字形の中央にあるカード、「剣の6」です。
平凡な日々を抜け出し、不安と期待の潜む未知の舞台へ乗り出そうとするBさんの意志です。
「これほど、女性に対して積極的になったのは今回がはじめて」
ということですが、もっと冒険に出ることになるのはこれからでしょう。
「棒のエース」が出ています。
問題に対する貪欲な姿勢が不足していることを示します。
軽い気持ちで、通り過ぎれば終わりというような意識がどこかにあります。
そのような気持ちで舟をこげば、その舟は沈むでしょう。
情熱を燃やすことをためらってはいけません。
「魔術師」が彼女との出会いの意味を示します。
それは人生を変えるような出会いでも、運命的な出会いでもありません。
ただ、彼女とお付き合いすることで、Bさん自身を変えてゆくことができる、とても重要なチャンスのようです。
何かが変わるのではなく、自分自身を変えてゆくこと、それが目的です。
「皇帝」
それは、Bさんの未来の姿。
男性的なシンボルであり、支配的で、攻撃的で、情熱的です。
それが、彼女とのお付き合いを通して変わって行くBさんの姿なのです。
おそらく、それらが今のBさんには欠けているのでしょう。
彼女はBさんのことをどう思っているのでしょうか。
「ペンタクルスの10」がその問いに答えます。
嫌いではないのでしょう。
しかし、まったく恋愛の対象としては見ていません。
ビジネス的な関係か、あるいは良くて肉体的な関係までなら期待できます。
見方を変えれば、彼女と接するためにはまず、精神面での接触はできるだけ避け、ビジネスライクに、あるいは、外見上のセックスアピールを中心にした方が良いでしょう。
もちろん、そこから関係を深めて行き、いずれは精神的なつながりをも深めてゆくことはできるでしょう。
彼女の精神的な面に触れてはならない理由のようなものが、「カップの8」にあらわれています。
理由はよくわかりませんし、今はそれを気にとめる必要はまったくありません。
ただ、彼女には、触れて欲しくない部分、背を向けたい部分があるように見えるのです。
「棒の3」があります。
これはBさんの立場を示し、今の思いを実現させる決意を意味します。
ストレートに告白してしまうのは、先ほどの理由からも、避けた方がいいかもしれませんが、付き合いたいという意思ははっきりと示し、彼女を積極的に誘ってみましょう。
そんなBさんに彼女はどう反応するのか、「ペンタクルスの2」がそれを予言します。
彼女はすぐにはBさんのペースには乗りませんが、気まぐれで大変乗りのいいときもあります。
1度や2度誘いに断られても気にする必要はありません。
彼女に嫌われたから断られたわけではないのです。
たまたまそういう気分でなかったから断った、それだけです。
「ペンタクルスのナイト」は変化を示し、やがて、Bさんは彼女の本命となる可能性も出てきます。
そういう可能性もあるという覚悟、していましたか?
案外、「本命になれなくても、、、、」
なんて気持ちが心の奥にあったのかもしれません。
最後のカードに「カップの3」。
喜びを示すカード。
彼女との関係は、付き合い始めればとても良い関係へと発展します。
難しいのは、付き合い始めるまででしょうね。
それが最大の課題なのですから。
さて、Bさんは、最大の課題、「付き合うまで」の難関を乗り越えることが出来たのだろうか。
はたして、恋愛のメインとなるのは、「付き合うまで」なのか、「付き合い始めてから」なのか、それとも、「別れた後」なのか、、、、