行列のできる占い師


占いの依頼をしたいと思う人、助けを必要としている人はたくさんいます。ただ、実際に依頼しようと思うときに、一歩を踏み出せない理由も様々で、なかなか占い師のところまで声が届かないというのも現実だと思います。

いかにして一歩を踏み出してもらうか。それが問題なわけです。

一番はっきりしているのは、占い師が有名になることです。実力などなくて も有名人というだけでお客さんは飛びついてきます。テレビなんかに出ちゃったりでもしたら、依頼が殺到して大変なことになるでしょう。Yahoo!の登録 やGoogleでの表示ランクを上げることは、有名になるには非常に有効な手段ともいえます。

料金もお客さんの数を左右する条件の一つですが、これは、高いか安いかということよりも、無料か有料かと いうことで大きく差が出ます。先日Yahoo!で無料占いを募集したときもそうでしたが、「無料」 というだけであっという間に相談者は集まります。しかし、無料占いに対する私自身の否定的な意見は、以前に既に書いたとおりです。

有料ということになると事情は複雑で、安ければいいというものでもなく、意外と、高めの料金の 方が人気が出たりします。

いくら人気があろうとも、1日にできる占いの数には限界があるわけで、それを調整するために、私の場合はホームページ上に結果が届くま での日数を表示するようにしてあります。依頼が多いときには日数も増え、少ないときには日数も減るという具合です。依頼をするときには、日数が少ないとき にしてくださいねという意思表示です。これは、非常にわかりやすいものだと思ったのですが、意外な法則があります。1日とか2日といったように、すぐに結 果が出ると表示されているときには逆に依頼が減り、6日とか7日かかると表示されているようなときには増えるので す。10日とかそれ以上でも、1日や2日よりは多いかもしれません。

これはどういうことかというと、結果が届くまでに1週間とか、それ以上もまたなければならないというのは、それだけ人 気がある占い師なのだろうと考えるからかもしれません。依頼が多ければ確かに人気のある占い師なのだろうとは思いますが・・・つま り、最初に書いた有名占い師と同じ目で見られるわけです。

占いの料金が高いほど人気が出るというのも、この日数の法則に似たようなものがあるのでしょう。人間の心理というのは、おかしなもので す。行列に並びたがる心理と似たようなものでしょうか。

少しでも早く占ってもらったほうがいいし、料金も安い方がいいはずなのに、そういういかにも人気のなさそうな占い師というのは、ますま す人気がなくなるわけです。

そこで、お客さんが欲しいと思うのであれば、占い師は多少はったりであっても、自分が人気のあ る占い師であるとアピールすればよいということになるでしょう。さくらを使って行列を作れば良いわけです。日数表示なら1週間前後、料金なら1万円以上と か。テレビやラジオで活躍中なんて宣伝文句も最高です。Googleの表示ランクを上げるためにあれこれと手を尽くしてください。

はぁ(ため息)・・・。そ んなんで、いいわけないと思うのですが・・・。

有名人を追っかける元気もないような人のほうが深刻な悩みを抱えているものだと思います。私は、できることならそういう人たちに対して 手を差し伸べたいと思っています。

誤解のないよう補足しておきますが、そういう元気のない人は、自分が「深刻な悩み」を抱えている自覚すらないことも多いと思います。自分の悩みは相談するに値しないつまらないものだと感じていることも多いでしょう。悩み の深刻さを自覚できることはまれなことかもしれません。そういう人ほど占いが必要なはずなのに、なかなか最初の一歩を踏み出 してもらえないのです。

では、そのためにはどうすればいいのか?

今はまだ、私にもわかりません。その方法を、いろいろと模索中です。

ちなみに、今の私は幸いにして「有名人」ではありません。結果をお届けす るまでの日数表示も「1日」となっていることが多いですが、実 際に暇です。だから、最近ブログの記事も頻繁に投稿しているというわけです。できればもう少し忙しくなりたいので、もし、依 頼を躊躇している人がいるようでしたら、遠慮なくどうぞ。

ペンタクルスの6

タロットカードは「ペンタクルスの6」を選びます。金持ちに群がる貧しい人々・・・。何となく、有名占い師に群がるミーハーな人たちに見えたので。


アポロのタロット占い