実戦写真倉庫20 実戦写真倉庫20

赤城24時間戦が行われました。


   

 

当日は実にいい天気でした。 早めに現地に到着した我々はお先にゲームを4戦ほど。 久々の赤城を楽しんで本戦を待ちました。 他のチームの皆さんの到着が若干遅かったため時間どおりのスタート が可能か心配されましたがそれでも昼前にはほとんどのチームが集ま りスタートとなりました。 いつもの年とはことなり開始から2時間はもっぱら陣地構築を行い本 格的な戦闘は3時からということでした。

 

陣地構築物資を受け取るとあわてて指定された場所に運びます。 敵が斥候を出している可能性もあるので歩哨を1名だし警戒にあたり ながら構築を開始します。 ダンボール、ベニア板、土嚢と周辺の木々を利用してベスパ隊員6名 で陣地はその形を作っていきました。 我々の担当は谷の下。 本陣がフィールド上側なのですぐ背後はもう本陣という場所でした。 おまけにすぐ近くなのに斜面と木々に阻まれ、我々が攻められても本 陣からの援護射撃はおこなえませんでした。 激戦が予想されるフィールド中央はジオン軍さんが守ります。 我々と同じく陣地が構築されていました。 設営に使った時間は僅かでしたが疲労は確実にたまり。まだ本格的な 戦闘は始まらないので歩哨を残し、休憩にはいりました。

 

開始から30分以上が経過、しかし敵の斥候の姿は見えませんでした。 するとジオン軍さんかに斥候1名がでて敵本陣に肉迫、多大な戦果を あげたと連絡がありました。 しびれを切らした渡しはハンドガン1丁で偵察にでることにしました。 途中でさきほどの攻撃に成功したジオン軍生山さんと合流、敵の歩哨 に注意しつつ谷を下っていきます。 しかし敵兵の姿は見えずだいぶ奥まで来てしまいました。 ここから谷をあがれば敵陣まで見とうせます。 ぬかるんだ足場に気をつけながら一歩一歩上がっていきます。 地面は良そう以上にゆるんでいて気を抜けば滑って下まで落ちてしま いそうでした。 手短なものに手をかけながら、しかし音は極力おさえながらなんとか 谷を上がりきりました。 ありがたいことに草むらになっていてくれたためこちらが多少無理な 動きをしても隠してくれそうでした。 そっと顔をあげ敵情をさぐります。

 

草むらから顔がでると急に視界がひらけます。 そして見えたものは、まさに陣地を設営中の敵陣営でした。 緊張している様子はなく笑い声すら聞こえてきます。 観察していくと、赤城ではお馴染みのダンボール戦車が1輌確認でき ました。 あれが動き出すと我々にとってやっかいな相手になることは確実でし た。 敵本陣と思しき場所はベニア板とダンボールで堅固に固められていま した。 ただ、実際にあそこを攻めるような状況になったのなら、敵戦力は枯 渇しているはずなので、攻略はたいして難しくはないように思えまし た。 一通り敵情把握を終え、一発撃ち込んで引き上げるつもりでしたが、 見ると敵はゴーグルを装着していません。 ここが後方であるという安心感からか動作も緊張感がありません。  

 

何度も撃とうかと思いましたがゴーグルを着けている人は少なく、そ の近くには外している人もいたため諦めました。 ぬかるんだ坂を音をたてないように慎重に降りていき来た道を引き返 していきます。 陣地に戻りチームのみんなに状況を知らせると腰を下ろし休みます。 他のメンバーにもとうぶん敵の来襲もなさそうなので休んでもらいま した。 今から緊張していては長い戦い、とても持たないので蚊の来襲に悩ま されつつも仮眠をとるもの、銃のチェックをするもの、試しう撃ちを するもの、それぞれのやり方で時間をつぶしていました。

 

そして時間がきました。 双方ともに全力をあげて攻撃できることになりました。 皆を配置につかせて敵の接近を待ちます。 谷の上のジオン軍の守備陣地からは早くも銃声が聞こえてきます。 次はこちらからと思い今にも現れる敵を待ち構えますがここでも我々 の気持ちは空回りで終わってしまいました。 集中して攻撃を受けているのはジオン軍陣地だけでベスパ陣地には1 兵も現れません。 痺れを切らせて私と伊藤さんとで偵察にでることにしました。 偵察といっても今回はハンドガンでなくてもいいので二人ともショッ トガンを持っての出撃です。 敵と遭遇したら適当に撃って逃げる予定だったのであえて電動ガンを 持っていきませんでした。 しばらくは谷を警戒しながら進みますが思ったとおり敵影はなくジオ ン陣地を集中的に叩いているようでした。

 

偵察とはいっても今回は攻撃をする気満万です。 ジオン陣地攻撃に夢中の敵は林のなかのこちらにまったく気づいてい ないのでショットガンをかまえ、狙いをさだめます。 伊藤さんと2人で一斉に射撃、フルオートではないので射撃回数は限 られましたが弾は確実に敵をとらえていました。 一人の敵が銃弾をうけ倒れる様子を確認すると急いでその場から離れ ます。 背後では反撃の銃声がしていましたが、こちらが撃ったため、場所も 特定できずに乱射しているようでした。 いったん陣地にもどり偵察の状況を参考に作戦をたてます。 敵はこちらの陣地、というよりも谷側を完全に放棄しているようでし た。 と、なればやることは一つ。 放棄している谷に兵を進め制圧の後、敵側面から奇襲をかけて敵兵が 混乱するに乗じて一気に本陣を攻め落とす。 兵力差はありましたが、奇襲によって埋めることができると考えまし た。 陣地防衛に1名を残し、すべての兵力を使っての奇襲作戦が始まりま した。

 

谷の上の激しい攻防の中、我々は谷を伝って敵陣に向かっていきます。 途中、ジオン軍の生山さんも加わり6名の攻撃隊となりました。 ぬかるむ足場に気をつけながら慎重に前進します。 そしてここを上がれば敵陣という位置まで到達しました。 谷をあがった視界の先にはかなりの数の敵兵が確認できました。 敵の数が多すぎるので、闇雲に突撃せずに3、3に分けて片方が攻撃 をしかけ、注意がそちらに向いてるスキに別の3人が違う方向から突 撃し、敵の混乱を誘い、あとはやれるだけやる作戦でした。 1隊は私が、2隊は経験豊かな太田さんに指揮をとってもらい、2隊 の銃声で攻撃開始としました。 また、双方トランシーバーをつけ、連絡もとれあうようにしました。 作戦は決まったので、1隊、2隊ともに作戦開始の位置まで移動を開 始しました。

机上の上では完璧の作戦のはずでしたが、いざ実行してみるといろい ろな問題がでてきました。 まず、敵が移動を開始して我々の前面に展開してしまったこと。 位置はバレてはいませんが、1撃しかけた後の反撃がかなり手痛いこ とになるのは容易に想像できました。 そしてもう一つは、フィールドの下にある、レース場のバイクのエン ジン音で攻撃開始の合図である銃音がかき消されてしまうことでした。 そしてそのことで太田さんにトランシーバーで連絡をつけようとした ところ、なんどやっても応答が無く統制のとれた作戦計画は脆くも崩 壊しました。 トランシーバーですが後から聞いた話では、太田さんは敵に接近しす ぎて応答できなかったそうでした。 開始の合図の銃声は聞こえないものの、銃声は聞こえるので少なくと も太田さんたちは戦闘を開始しているようでした。 支援する必要もあり、我々は単独で攻撃を開始する覚悟をきめました。

 

最初のつまづきは藪から出たら思いのほか敵の数が多かったこと。 そして敵の反応が以外に早かったことです。 奇襲には成功したものの、敵の立ち直りも早く、我々は多数の銃弾に 襲われることになってしまいました。 結果的に弾幕に飛び込む形となってしまい、1隊はあっさり全滅して しまいました。 2隊のほうは太田さんが狙撃で多数の敵をしとめたものの、位置を察 知され背後に回りこまれやられ、残りのメンバーも消耗し全滅してし まいました。 多数の人数での攻撃が全滅してしまったので、怖いのはこの後でした。 ベスパの守るべき陣地にはたった小池君ただ、ただ一人を残すのみで した。

 

たった1名の陣地を突破されないか気がきではありませんでしたが、 復活後に陣地に戻るとそこは最初とまったく変わらない場所でした。 結局敵は我々を殲滅はしましたが、そこから進攻はしなかったようで す。 完全に谷から攻める気がないことがわかったので、我々はもっと大胆 に攻めることを決断しました。 再び陣地防御に1名を残し全力出撃で移動を開始します。 念のため待ち伏せを警戒しましたがやはり敵はおらずスムーズに進攻 できました。 そして先ほどの場所まで到達した瞬間、上から攻撃がありました。 皆とっさに伏せます。 銃声の方向を確認すると敵が1名立っていました。 先ほどの攻撃があったため、今回は警戒し歩哨を立てていたようでし た。 こちらが反撃をする前に歩哨は下がりました。 今回は奇襲が不可能になったのでこの人数でバリバリ攻め立てること にしました。

 

戦闘は正面突破を図る敵と、それを側面である谷側から牽制する我々 で膠着状態になりました。 正面もジオンさんがよく守っており、陣地無内に敵兵の進入を許しま せんでした。 そして日もおちて、夜になりました。 夜戦では谷は危険なので進入禁止となります。 夕飯を食べていたらすでにゲームが再開してしまい、用意をしてフィ ールドに入ったときには、すでにあちこちで激戦が繰り広げられてい ました。 しかし、視界は真っ暗でほぼ0、聞こえてくるのは銃声ばかりで、そ の銃口がどこを向いているのかさえわかりませんでした。 ベスパメンバーは固まって3名でフィールド入りしましたが最前線が どこかわからずとりあえず、そことおぼしき場所へ進んでいきました。 が、ある程度進んだ時、物陰から飛び出してくる人影が。 タッタッタッ、という連射音が続けて起こり、3名中2名が打ち倒さ れてしまいました。 幸い、その攻撃を逃れた私はすかさず反撃を行いその敵を倒しました が、フィールド入りして1分もたたないうちに3名中、2名を失って しまいました。

 

ようやくそこが、敵と味方がぶつかっているど真ん中と気づき、慌て て味方のいる方へ逃げ込みます。 銃声からして、かなりの敵が潜んでいるのはわかるのですが、肝心な 位置となるとさっぱりでした。 ただ、忍び足で接近する音がかすかに聞こえてくるので、近くの藪に 身を潜めました。 しばらくするとあれほど盛んだった銃声がパタリとやみ、静けさがあ たりを包みます。 そして、静かに、ゆっくりと近づいてくる足音が。 下手に動いて藪を動かしてしまい位置がバレるのを注意しつつじっと 石になったつもりで待ちます。 黒い影が目の前を通過しました。 進攻方向から考えて味方ではありえない動き、確実に敵と判断した私 はそれでも攻撃せずに待ちます。 影が私に向かって背を向いた瞬間に立ち上がりながらトリガーを引き ます。 そして影に連射しながら接近、敵からその途中でHITコールが聞こ えました。

 

激しかった戦闘もここで終わったようで、戦力を消耗しすぎた両軍と も、以後めだった動きは見せずに翌日再開される場合の位置を考え、 今制圧している場所の確保に重点をおいているようでした。 結局、その後、夜戦終了までトリガーをひくことは無く夜戦は終わり ました。 翌朝、たいへんな事態が起きていました。 強風のため敵の夜営キャンプが飛ばされてしまい、キャンプ道具やエ アガンなどが散乱、故障し戦闘続行不可能となっていました。 敵の戦闘不能のため、我々の勝利で終わりましたがそのために2日目 がつぶれてしまったのでとても残念でした...。 次回からは赤城とは別の場所で開催とのこと。 我々が参加できるのは今年で最後のようです。

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