少し歩くと、4人は大きな壁に行く手を阻まれる。

「・・・行き止まり?」
「こんな入口近くで行き止まり??」
マーシャは壁にゆっくりと手を触れた。

「炎獄に住まいし炎の子等よ、呼びかけに答え照らす光となれ」
ケイトが掲げる杖の上に小さな光の粒子が集まり始める。

「ライトっ!!」

その瞬間、小さな光の粒子は大きな光に変わり、杖の上に20cmほどの光の珠が出来た。
その光が宿る杖を壁に近づける。
「ここから先に進めそうだよ」
ケイトの言葉に3人はゆっくりと歩き始めた。



ツギヘ

ヤメル