|
「綺麗ナ花ニハ棘ガアル」 なんて昔誰かが言ってたけれど 本当は 「ドンナ花ニモ棘ガアル」 ほら、名言でしょ? 棘が無いように見えても本当は 葉っぱの裏に隠しているだけ 僕たちは蜜を求めるミツバチの様に 花の罠に堕ちていく 小さな棘に刺されて もう君から離れられない 「甘イ甘イ蜜ヲアゲル」 その言葉に誘われて ミツバチは花の周りを飛び回る 甘い甘い蜜の香り 本当は誰かの為だけにあるの? 君は花びらを傾けながら 僕ではない誰かが来るのを心待ちにしてる 甘い甘い蜜の香り 僕は知らずのうちに君と彼を導いていたんだね 僕は今日も甘い香りに誘われて 花の罠に堕ちていく |