枯葉が舞う

木枯らしに翻弄されながら
ただ終着の地を求めて

深い深い森の中
華やかな紅の季節が終わる頃

役目を終えたモノ達は
静かなる大地へと舞い降りる

次の世代へと命を継ぐべく
白い季節が訪れる前に
深い眠りに落ちていく

緑の季節への希望を抱きながら
小さな命を抱きながら

木枯らしが森の中を通り過ぎる
鳥が一斉に飛び立つかの様に
ソラへ舞い上がり
蝶の様にヒラヒラと風達と戯れる

ヒラヒラと舞う姿を
哀しく切なく感じるのは
人間のエゴなのでしょうか?

枯葉が舞う
次の世代へと命を継ぐ儀式
溢れる命を内に秘めながら
深い眠りへ

芽吹きの季節へ









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