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君は高い高い空を見つめている その青さに瞳を輝かせながら 君の可愛い頬を通り過ぎる風 太陽にキラキラと輝く小川 ゆっくりと動く白い雲 君にとっては何もかもが新鮮で 見るモノ全てが新しい発見 小さな手が僕の手を引っ張り 小さな足でヨチヨチと歩く 可愛い君はどんな高さで世界を見ているのかな? 自分達も通り過ぎて来た道なのに あまりにも必死に歩きすぎて 過ぎてきた事すら忘れてしまっている 君を見ていると思い出すよ 遠い頃に見ていた僕たちの世界 鮮やかな青い空 緑に輝く木々の木陰 通り過ぎる土の薫り いつの間にか僕の瞳は くすんでしまっていたんだね 君は高い高い空を見つめ そこに浮かぶ白い雲を無邪気に指差す 純粋な瞳に写った今はどんな世界なのかな? 宝石の様に輝く瞳 嬉しそうな笑顔 君のママに伝えておくよ 君の笑顔はママにそっくりだって 可愛い君を守りたい その瞳がくすまない様に その笑顔が消えない様に 僕とママが出会った様に 君と誰かが出会い永遠を誓うまで その誰かには簡単には渡さないけどね そのくらいパパにも権利はあるだろう? |