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彼はふと目を覚ました ゴツゴツとした岩場 澱んだ白い空 生命を感じることの無いモノトーンのセカイ 彼は横たえていた重い体を傷ついた足で支える 立ち上がった彼が足下に見たモノは 岩場に広がる無数の白い羽根 彼の背中からも純白の羽根が花が散る様に地面へ散っていく 白い吐息が口からこぼれた 彼は楽園に住んでいた 天使たちが住まう常春の楽園 彼は神の寵愛を受け、静かな生活を送っていた 静かな、静かすぎる永遠の時 その時、彼は見つけた 強い輝きを 地上で輝く幾つもの瞬きを 時には強く優しく輝きを彼は見つめていた タダソレダケダッタ 彼は空を仰ぎ見る 白く厚い雲が彼と天を遮る 両手を天へ強く差し出した 冷たい空気が彼を突き刺す 声にならない叫び 白く純粋な雪が空から舞い降りる それはまるで彼を哀れむかの様に |
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