My・dent times |
発行日2002-4-17 |
第11号 |
(株)マイ・デント |
先生が吸着した義歯をピンセットで引っ張りどのくらいの吸着があるのかを見せてくれました。実際には見たことがなかったのですが、村岡先生の義歯は想像を超える吸着力でした。また、患者さんが義歯がすぐ落ちてしまうというケースでは、粘膜の調整をするのではなく、咬合を調整しただけでした。すると本当に義歯の吸着が良くなったのには驚きました。村岡先生はリベースは最終手段だといっていました。また印象方法も既製トレーとアルジネートで一度印象し、余分なところをナイフで落として個人トレーのようにしてから、もう一度柔らかいアルジネートを注いで印象する二重印象法を行っていました。アルジネートでもあそこまできれいに印象出来るのだと驚かされました。恥ずかしながら驚きと発見の多いものでした。また、先生によって考え方の違いがあることもわかりました。佐藤先生と村岡先生では、総義歯の側方運動時の人工歯の当て方が違っていました。それぞれ意味あってのことだと思いますが、僕としては悩むところです。この二つの講義を聴いて、僕なりに少しは自信がついた気がします。実際にやってみるとうまくいかないのですが、自分のものにしていきたいと思います。そして、患者さんに満足していただける技工物が作れる歯科技工士になれるよう、日々努力していきたいと思います。 高橋亮
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最先端メタルボンド用陶材 「IPSデザイン」導入のお知らせ |
この度マイ・デントでは、今までのメタルボンド用陶材における成分とは違う画期的な陶材を導入いたしました。今日の歯科診療では、セラミック修復物に機能性と、審美性が益々求められるようになってきており、各陶材メーカーやセラミストは高まる要求を満たすためしのぎを削っています。 今回導入いたしましたイボクラー社の「IPSデザイン」は、天然歯の色調や構造をモデルとして「フルオロアパタイトガラスセラミック」と云う新素材を開発し審美性、機能性、を満たしてくれる世界最先端のメタルボンド用焼き付け陶材であります。この陶材の大きな特徴をあげるとすれば、天然歯質成分に近いフルオロアパタイトガラスセラミックを使用することにより天然歯に優しいと云うことがあげられます。又、視覚的にも天然歯により近くなり審美性が非常に高まったといえます。マイ・デントでは、従来のメタルボンド用陶材「IPS クラッシック」、「ジーセラオービット」と共に特にフルカバータイプのケースにデザインを使用していきたいと思いますので御案内いたします。
小田切和雄 |