Mydent times

発行日2000-2-28

第1巻 第2号

(株)マイ・デント

テキスト ボックス: ベルグラス講習会

大切さを実感すると共に、今後の経験に役立てて行きたいと思います。 

さて、マイ・デントもベルグラスを数症例経験して来ましたが、臨床に立ち合わせていただくと、先生方が良い評価をしてくださる時や、患者さんから感謝の言葉をいただく時などもあり、とても励みに感じております。 今後もこのように貴重な経験が続けられますように、日々研鑚してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

なお、ベルグラスの詳細については、小田切康二・翁充伸 にお問い合わせください。        翁充伸

テキスト ボックス:  マイ・デント タイムス前号等にてご紹介させていただいております新素材ベルグラス。ご紹介と同時に問い合わせいただいた先生方、さらには、実際に臨床に採用していただいた先生方がいて下さり、大変うれしく思います。
 マイ・デントでは、先生方のご要望に少しでも応えるべく、ベルグラス研修会に社員二名が参加してまいりました。 研修内容は、前半はベルグラスの基礎知識、後半は臨床結果についてのスライド報告というものでした。 研修を終えて一番印象に残ったことは『口腔内セットに接着性レジン系セメントを使用すれば、ベルグラスの特性がさらに引き出される』ということ。具体的には、色調の調和が図られ、物性を向上し、口腔内での安定性が保たれるということです。 やはりレジン系セメントのテキスト ボックス:  去年の年末に、所長から「ドイツに行って来い!」と言われた。突然のことだったので最初はいまひとつ実感がなかったが、5日前に切れたパスポートの手配をしたり、トランクケースのレンタル予約などをしているうち実感がわいてきた。とにもかくにも1月23日から30日まで一週間の研修とラボ見学の旅が始まった。今回はドイツのヘッセン州フランクフルト郊外にあるハーナウという街にあるデグサ社のデンタルセンターで、ミリングとアタッチメントの研修だった。初日、集合時間より少し早めに成田空港へ行くと皆もうきていた。全員初対面なので、一斉に名刺交換が始まった。いつものように全員の顔と名前が一致しない。そのまま飛行機に乗り、12時間かけて無事フランクフルトに着き、メルセデスのバスに40分ほど揺られてホテルに着いた。この街の名は正しくはハーナウウオルフガングと言って、ウオルフとは「獣」のことで、ガングとは「道」の意味、だから少し街の外に出ると何もない森に囲まれた場所らしい。着いたときは夜の9時頃で日本ならまだ人通りもあるはずだが誰も歩いてない。聞いてみるとドイツには「閉店法」と言う法テキスト ボックス: 律があって、日曜日は飲食店をのぞいて全ての店は4時までしか営業できないらしい。荷物だけ置いて街中のレストランに行き、あらためて自己紹介を兼ねてドイツビールでカンパイした。時差ボケのせいか皆口数も少なく食欲もあまり進まず、まじめな技工の話で初日の夜は終わった。部屋に戻ってシャワーを浴びテレビをつけたままいつの間にか眠ってしまったが、朝の4時頃目が覚めてしまい、そこから眠れず初日の研修が始まった。冬のドイツは7時30分をすぎても真っ暗で8時ちょっと前に明るくなってきた。最初は講義で通訳さんを通してだったが、親切、丁寧でわかりや

   今年、2月6日をもって、8回に及ぶ丸茂研修会を無事終了することができました。丸茂研修会とは、日本歯科大学の講師であられる丸茂先生による主として咬合理論の勉強会で、私はその技工士コース第2期生ということです。最終回となる6日には受講者が各自制作した自分のスプリントを使い昼食や、おやつを頂くことになりました。まずはピーナツ、これは噛めるものの口の中で移動してしまい悪戦苦闘。次にごま、口の中に入れる前から無理だと思ったら案の定、どこにゴマがあるのかわからない、ましてや、噛んでいる感触もなければゴマの風味も無いという全くのお手上げ状態。

丸茂研修会に参加して  

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その次は漬け物。これもツルツル滑ってしまい「歯が立たない」とはこのこと。今度はサキイカ。噛もうとするが力が入らない状態、従って「サキイカ」の風味など伝わってこない。この頃になると顎が疲れてくるのと、空腹とで自分の歯で早くお弁当を頂きたくなってきました。冗談で先生にそう言うと、まだまだこれからとのこと。講師の先生からの指示で、スプリント上に下顎6番の咬頭が当たる位置をインキし、その位置に向かい外側後方からフィッシャーバーで楔状に切り込み3本を入れ、咬頭が抜けていく方向にもこちらは逆の切り込みを入れました。さあ、同じように食べてみてくださいとのことで、まずピーナツから再び挑戦。いい音がしてピーナツが噛めました。ゴマも噛めるんです、漬け物も噛めます、サキイカも前とはハッキリと違います。たった2カ所に楔状の溝を入れるだけでこれ程の違い。久々の感動を味わいました。次に、先生が今度は主咀嚼側6番の反対側所謂、平衡側7番舌側咬頭付近にバランシングコンタクトを付与してくださいとの指示で、即重レジンにて バランシングコンタクトを付与してサキイカを食べてみました。またまた驚きました。先程はあまり力が入らなかったのに、今度はサキイカを噛みしめる感触があります。又、サキイカ独特の香りもします。これには受講者一同本当にビックリした様子でありました。今回の丸茂研修会を受講して、今まで学んできた咬合理論というものを体験をとおして考えさせられると共に、謙虚な姿勢で学んでいく大切さをつくづく感じた研修会となりました。

                                                          小田切和雄

テキスト ボックス: すかった。良いものは良い、悪いものは悪い。徹底して無駄を省き、自分の体のためにはある程度のお金をかけるということを繰り返し言っていた。昼、社員食堂に行ってランチ。スープとサラダとドイツ風パスタ。味は何を食べてもしょっぱい。量もかなり多い。やっぱり日本食がいいと2日目から思った。実習の方は何とかスケジュール通りに進み、また塩辛いドイツ料理を食べに夜の街へと出ていった。
 以下次号につづく     

    小田切康二