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聴耳日記SPECIAL(井上和彦さんの出演作感想記)     聴耳日記SPECIAL・目次 
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 第13弾の2の1
 '03.08.17 12:00 start 「和の一本漬け〜30年もの有ります」 →17日ライヴ昼の部(チケット色:黄色)
         at Spase元氣(渋谷区) 1drink 3,500円(会員外3,800円)
 

2日目に突入です。OPのアテンションコーナーは、団野さんによるパペット・マペット。結構ツボだったわ。
開演前のSEは前日と一緒だったかとは思うけれど、曲名やアーティストまでは分かりませんでした。

「Why」「Guilty」

MC@
ほぼオンタイム・スタートだったかな。井上さん:「こんにちは。井上和彦ですっ」 今日も元気だ。
そしてMCは世間話の定番から。井上さん:「今日は雨があがりました。明日っから晴れると思うけどね。どんどん上昇していくから。
みんなの運気は大吉っ!」 この胡散臭さをどうにかしてくれ。
井上さん:「生まれて30年記念イベントです」 ファン:「え〜?」 井上さん:「君たち大袈裟すぎ。もうちょっと労りの心をも持とうよ」 労わられたいんだ。
そんな自分のオヤジ発言に我に返る、井上さん:「やだねー。折角かっこよく出てきてるのに。惚れた? 惚れた?」と投げチュウでフォロー。
井上さん:「もっと惚れてくださいね」 こういう台詞をすらっと言えるのがさすがです。
井上さん:「声優になって30年。亀屋万年堂の水羊羹から、30年。ラジオで1〜2回流れただけなのに、ACCというところの奨励賞をもらいました」
ファン:「おー」 井上さん:「ぼくは何ももらわなかったけどね。嬉しいね、はい、で終わり。(笑)。最初の仕事がそういう評価されるのって、残りますよ」
ファン:「どんなのですか?」 井上さん:「高校球児だった人が卒業後に、先生に手紙を書いたっていうシチュエーションで、
今年もまた夏が来ました、みたいな」 ファン:「あ〜」とファン歴の長い方あたりから納得の声が上がると、井上さん:「何で知ってるの?」
ファン:「10年前のイベントで聴きました」 井上さん:「あ、そうなんだ」 とはいえ、聴いたことの無いファンの方が多いわけで、聴きたいという声には、
井上さん:「あと10年度に流そう!(笑)」 長っ。そんなにしないで聴かせて欲しいんですけど。

井上さん:「声、あんまり変わってないよね。最近は老けている役が多いけど、若いのもやれるよ!」 力説せんでも分かってます。
井上さん:「若い役は気持ちが老けると出来ないけどね。昔は自分の年齢よりも上の役とか、頑張ってやってたくらいなのに、
最近は普通にやると、若くお願いしま〜す、って言われる。もう、えーって」 そのエピソードにファンが拍手をしてウケると、
井上さん:「拍手のとこじゃなーいっ!」 ネタじゃなかったんですか?(笑)。
井上さん:「自分では目一杯若くしてるんだけどな…。今、タクミのを録り直してる。全部新しいのでBOXになるんだって?」
ええ、全巻購入特典付きで。もう締め切りは過ぎちゃってますけど。
井上さん:「ちょっと若めに、レインボーボイスの崎義一くん、やってます」 BL系とはいえ好きな作品なので、改めての告知が嬉しかったり。
井上さん:「肉体よりも年を取らないようで。この部分」と、咽喉を示すと、いきなりぶっとんだ高い声で、
井上さん:「笑った顔の方がかわいいよっ!」ばーい、アンソニー@キャンディ・キャンディ。井上さん:「変わんないでしょ。瞬間的には」
ファン:「瞬間だけ…」 井上さん:「瞬間だよ瞬間。普通にしゃべったら山岡だもん。(笑)」 ま、確かに。って認めちゃっていいのか?
井上さん:「ま、若い気持ちを残しつつ、演技をしていきたいと思います」 永遠の王子様って事で。即位して王様になっちゃだめなんだよ。(笑)。
そんな決意表明をしてしまったので、井上さん:「以上、終わりっ」 閉めるな。 ファン:「もっとー!」 井上さん:「しょうがないなぁー」と、にやり。
お約束の受け答えで呆れちゃったりもするんだけど、でもこういう笑顔を見せられるとなぁ。やっぱファンなのね、わし…。

井上さん:「では、若い人たちの知らないぼくの歌でも。最近は無いテンポなのですが乗りやすいと思いますので」

「P.S.アイ・ラブ・ユー」「プレゼント」「横浜HERO」
曲中に投げチュウを飛ばすなどして、ノリノリ。この回だけジャケットを脱いだのが、P.S.の後だった。

MCA
井上さん:「盛り上がってます? 調子いいねぇー。…息切れしてます」 ホントだ。
水分補給をしながら若いファンに向かって、井上さん:「生まれる前の歌って、そんなこと言うなよ」 それもホントだから…ねぇ?
井上さん:「井上和彦を初めて見たの? TVを観てんじゃないんだから、飛ばすなら飛ばす!」と、ファンに喝。
だれたマネをしながら、井上さん:「お茶の間でバリバリ煎餅を食べながら、違う違うとかやってんじゃないんだから」
うん、でも、ファンからしたら井上さんってそういう世界の方なんですもん。そういう気分で見ちゃいますよ。
井上さん:「暑いねぇ。エアコン調整します」とステージ中央の背面にある操作盤に触ると、ファン:「おばさんは寒いよー」の声が。(笑)。
井上さん:「ぼくはどっちにしろ暑いから、みんなに合わせます」 って、自分でエアコン操作をしないでください。スターなのに。

井上さん:「昔、お湯をかける少女ってあったよね」 えっと、日清だったっけ? 井上さん:「あれ、やってました」 ええっ?!
当時は今ほど熱心なファンではなかったしなぁ…知らなかった。ああ、でも記憶には引っかかってる。うわー、観てぇ。
井上さん:「あちこちで、あちこちで、やってました。CMは30代の頃、今から10年くらい…」 計算は間違っていないけど、際どいなぁ(^^;)。
そんな微妙な突っ込みムードを感じたのか、井上さん:「いや、20年くらい前が多かったです。しつこくやっていたのが」 ファン:「タイガー!」 
井上さん:「違うよ」 え? 違うの? 井上さん:「そんな、どうでもいいんじゃなくて、(いい声で)タイガーです、だよ」 ツッコミどころはそこか。(笑)。
井上さん:「タイガー、タイガーって、阪神の応援じゃないんだから」 2003ペナントレース、祝優勝ってことで。
井上さん:「マッチのマーチはあなたの街にマッチする。あれも。あれは車の名前を決めるところから加わっていたからね」 ファン:「へえ〜〜」連呼。
井上さん:「へえ〜、は分かったから」 ま、流行モノですから。

井上さん:「洋画の吹き替えもやってます。トム・ハンクス、ジョン・トラボルタ、他には…いろいろやってます」
思いついたけれどあえて言わなかったのかなとは思いつつ、わたし個人的には思い入れがあるので、挙げて欲しかった。
ファン:「…レスリー・チャン」 井上さん:「あぁ、あいつなぁ…なんでかなぁ」と少し切なげな表情。レスリー・チャンは自殺してしまったと説明して、
井上さん:「いい演技する役者だったのに。ストイックだったんだろうね…。ぼくはストイックじゃないから」 力強い言い切り。
井上さん:「全てやり倒すだけ。観たくない聴きたくないときも、飽きるって言われるまで…」 ファン:「そんなこと言わないです」
井上さん:「分かったよ」 ファン:「言わないー!」 井上さん:「ひと言でいいから。言わない言わないっていつまでも言うな。次の話にいけないだろうが」
と言いつつ、吹き替えネタは続く。井上さん:「お気に入りはキャスト・アウェイ。借りて観て。買えって言いませんから」 もう持ってるし。
井上さん:「ウィルソーン! だっけ?」 ナイスシャウト!(笑)。

井上さん:「井上和彦といえば?」と問われれば、ファンはみんなで好きなキャラを言うわけで、ファン:「009」 井上さん:「あー、やっぱそうなんだ」
と最初は個々に答えられても、そのうちにわやくちゃになる。井上さん:「って、一回でみんな言うなよっ」(笑)。
井上さん:「あとは何? エイジ? レイガ? …ま、そういうのやりました」 ファン:「…白銀ゴロー」 無視されるかと思ったら、
井上さん:「ああ、やったね。超合体魔術ロボ・ギンガイザー」 こんな長い正式名称がぺろっと出てくるあたり、やはり、
井上さん:「初めての主役でした」ということで思い出深いのでしょうね。井上さん:「途中打ち切りでねぇ…」 そんな切ない思い出までも(^^;)。
で、結局、井上さん:「役が有りすぎて自分でも分かりません」 でしょうね。にしても、このネタ、次の歌への前振りなのに、長いったら。
井上さん:「知っている歌があったら、へえ〜へえ〜って感心していないで、キャーって言ってください」 ラジャー!

「誰がために」「メロスのように」「ヨロシク仮面 テーマ」「薔薇の部屋」「セクシーコマンドー部 主だい歌(ブルース)」
「ローラーヒーロームテキング」「I can't stop your heat」「月下美人」
月下美人のとき、コードにちょっとだけ引っかかってしまったり。

MCB
元氣組のイベントの後押し。井上さん:「ぼくもみんなと同じ立場でいますから。多分」 …同じって、FC会員になるのか…。って、違う。
井上さん:「今年は2枚ほどCDをつくりました。遙かでも歌が出ました。聴いた?」 ファン:「聴いた」 …まだ、今もまだ聴いてない…。すまん。
井上さん:「メ、ノメノ、になった…」 メロメロになったかと訊きたかったんでしょうが、カミカミ。すると、井上さん:「ノニノニの…」 古っ!(笑)。
井上さん:「枚数は少ないけれど、ダイレクトに気持ちを込めてあるので、宣伝するわけじゃないですが、聴いてください。…命令です(笑)」
ファン:「ラジャー!」 井上さん:「和彦喜んじゃうなっv」 うわっ(−−;)。井上さん:「…かわいぶってどうすんだよ」 ホントだよ。
でも一般的ファンの感性は、ファン:「かわいー」 井上さん:「ありがとうございます。かわいいと言われると…(ボソッと)ちょっと照れます」
そういう反応をされると、こっちだって照れますってば。

井上さん:「では、9月の歌を」とギターを改めてスタンバイ。少し思慮深げに、とつとつと。
井上さん:「それぞれ全部が、地球が幸せだったら…みんな幸せで………。何も出来ないけどね。…悲しいし、悔しいし。
でも、……思い続けていたら、いつか、変わってくれるかなって」 誰かが、何かが変わるのではなく、全ての在り方が変わるときを思いました。

「悲しみ」

MCC
囁くように、井上さん:「悲しみという歌を聴いてもらいました。次は、この曲、いつもは途中からオケとか入りますが、今日はギターだけで。
自分のテーマソングだと思ってます。テーマソングなんて言っちゃうと大袈裟だけど、何かあると思い出します。よかったら覚えてください」

「幸せの通り道」
サビはファンも一緒に歌って。

MCD
井上さん:「みんなが口ずさめるのが嬉しいな。鳥肌が立ちました」と右腕を撫でる。井上さん:「そんなときにはジャケットを着ましょう」
感動してるのにオチをつけるなよ。井上さん:「だって、恥ずかしいんだもん」 気持ちは分からないでも無いですけどね。
昔を語る。井上さん:「TVタレントセンターというところに入って、昼と夜のクラスで、20人20人の小さい俳優養成所でね。
そんなに小さいのに郷里大輔とか(以下数名のお名前を挙げて)、しぶとく、これだけ残ってるんだよ。たった40人から、どーよ、ごろごろ残ってて。
占い師になってTVに出てて、えぇっ?!とか。殺陣師になったのもいる」 どちらにしてもエンターテイメントな生業ですよね。
そして、恩師。井上さん:「その頃拾ってくださったのが永井一郎さん。サザエさんの波平さん。(じいさん声で)わかめ〜って、あ、これ、スーザン」(笑)。
井上さん:「波平さんに、違う、永井一郎さんに育ててもらいました。永井さんに出会わなかったら、今のオレは居なかったな…。
こういう世界にちょっと興味があるっていうくらいの奴で。何故か、かわいがっていただきました。お芝居も観たことが無いような奴をだよ。
漫画を観て、お〜って言うくらいの、あ、昔はね、アニメって言わない。昔は漫画って言ったんだよ。当時、永井さんは42歳だった。
それから30年…」 お歳を計算して思わず驚きの声があがると、井上さん:「そうなんだよね。永井さんはそのお歳で頑張ってらして。
月2回、広島までラジオの生放送にも行ってるし。それにスキーにも一人で行っちゃうし。そのスキーにしても、40歳過ぎてから始めたんだよ」
どっかの誰かさんみたい。井上さん:「もう、すっごい変なオヤジ(笑)。いえ、実にかっこいいオヤジです」 ホントに。
この、永井さんを変な〜って行ったときの嬉しそうな照れたような表情は、思わず見惚れる感じでした。大好きな表情。
井上さん:「で、ぼくが教室で教え始めたのも42〜3歳で、永井さんも同じだったんだと考えると、しっかりしないとって思うよ。しっかりしなきゃ。
それまでは来た役を演じるだけでいいかなぁって思っていたけど…」 教えることも選ばれた思い、でしょうか。
井上さん:「30年経ったときに現役バリバリでやっていたい。やるよ!」 やってくれ!!
井上さん:「それまで、ずっと応援してください」 ラジャー!(なんか、今回の合言葉だ。笑)

「雪明り」「冬桜」「螺旋階段」「散歩道」

MCE
井上さん:「30年っていろんなことがありすぎて…。なんかこういうことを話すと、ますますオヤジ…」 いいの、オヤジでもかっこいいんだから。
井上さん:「健康に気を付けて、いい仕事をしていきたいと思います。一本でも多く。忙しくなるのも人気商売ですから。呼んでくれるうちが花ですし」
いっぱい声が聴かれるのはファンとして嬉しいですが、お身体は大切にしていただきたいです。
井上さん:「飽きずに付いてきてください。…って偉そうだね」と改めて、井上さん:「よろしくお願いいたします」 こちらこそ。
ここで、ちょっと間があって、何か言おうと思ったことが有った様子でしたが、井上さん:「今か後か考えちゃって…ま、いいや」と。
…もしかしたら、越智静香さんのことだったのかな…?
井上さん:「来年の予定ですが、(FCで)あちこち旅行に行きます。参加する人?」 上がった手の数を見て、井上さん:「良かった」って、
そんな心配をするような企画なんですか?(笑)。井上さん:「もう、旅行社でも作ろうか」 ファン:「ツアーの旗持って!」などと勝手に盛り上がるファンに、
井上さん:「分かったから。どう、うるさい人達」 うるさいって言うなよ。

「僕らの空」

MCF
CC。井上さん:「イエイ! 呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ〜ン!」 やっぱ元気だ。(笑)。
ここでサイパン旅行の告知。井上さん:「こんなツアーが企画中です」 ファン:「きつぅー(関西弁)」 井上さん:「あのさぁ、TVじゃないんだから」(笑)。
井上さん:「井上和彦とべったり。3日目にはビーチバーベキュー。友達がやってるところで、地元の人たちと。普通では出来ない内容です。
基本料金が78000円」 ファン:「あー、安い」 井上さん:「じゃあ、95000円」 じゃあって何だよ。ファン:「え〜っ?!」 井上さん:「だって安いんでしょ」
誰も安いのが悪いとは言うてません。井上さん:「ウィンド・サーフィン体験したい人、見るだけの人」 ファン:「教えて!」
井上さん:「もちろん。…教えられっかなぁ…」 ちょっとイメトレ。井上さん:「持って…上げて…乗って…」 大丈夫らしい。
その告知チラシを見て、井上さん:「〆切とか定員が書いてない。多くて4〜50人かな。詳細はそのうち分かると思います。
〆切になる前にすべり込んでください」 ってことは、ファン:「先着ですか?」 井上さん:「知らない」 小気味良いくらいの言い切りだよ。
井上さん:「だって、直接申し込んでもらって、ぼくは当日一緒に行くだけだもん。まだ井上和彦旅行社やってないから」

井上さん:「若い衆〜!」で、元氣プロジェクトの皆様がステージに。堂岡孝行さんを、井上さん:「かわいいでしょ」と紹介。洒落じゃないからな、これ。
井上さん:「かっこいいー!」と言われたのは小沢豊さん。井上さん:「足がでかいんだよ」 小沢さん:「28cmです。自慢にならない」
井上さん:「彼(堂岡さん)と彼(小沢さん)はオープニングで一緒に踊ってくれました。妙な格好で」 同じジャケット着てたじゃないか、自分も。
井上さん:「あれ、玉虫(ジャケット)、脱ぎ忘れて、P.S.歌っちゃった」 あ、あれは段取りミスだったんだ。
団野さん:「オレは27cmです」 足サイズが今回のテーマかい?(笑)。 団野さん:「サイパンに行きたいから、FCに入ろうかと」などと言ってらしたら、
サイパン旅行に来ていらっしゃいましたね。増川洋一さん:「手足、でかい家計なんです」って、何cmか聞き取れなかった。

井上さん:「ではっ。もうひと上がり…」 ん? 井上さん:「もう、ひと盛り上がり!」 とちったのね。ということで。

「Big Event Xmas!」
歌いながらマイクコードを掴んでぐるぐる振り回し、放り投げてキャッチするなど、細かいかっこつけポーズも忘れません。
歌のラストではみんなでハイタッチして、すっごく賑やかしいまま、ED。

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