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聴耳日記SPECIAL(井上和彦さんの出演作感想記)     聴耳日記SPECIAL・目次 
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 第13弾の2の3
 '03.08.17 18:00 start 第二夜「サファイア」(会員ONLY) *勝手に通称 サプライズ
         at Spase元氣(渋谷区) 6,000円

ついに
30周年記念ビデオにも収録され、また噂にもなっていて、多くの方がご存知かと思います。かの、サプライズ企画の回です。
参加通知と共に送られてきたのは、「世界でひとつだけの花」をみんなで歌って、井上さんにお贈りしましょう」というお手紙。
井上さんを驚かせようということで、当日の参加者以外には友達にも内緒にという、極秘企画でした。
経緯については省きますが、大変光栄なことに、実はわたしもファン側の協力員ということで、計画段階からお話を伺っていました。
なので、少しばかり詳しい話をお伝えできるかな、と思います。ですが、申し訳ありませんが、
協力員になられた方全員が表に出ることを望んでいらっしゃるわけではありませんし、“大人の事情”もありますので、
この場でレポしたこと以上のことはご質問いただきましてもお答えできません。ご理解ください。
また、内容に個人的な会話があります。そういったことが自慢と感じられる方はお読みにならないでください。以上、前置き、注意書き。

開場
サプライズは入場時からこっそりと準備が進んでいきます。井上さんへのメッセージカードをこっそり受付で提出。あくまでも、こっそり。
スタッフさんと目と目で通じ合う〜♪ な感じで、妙な連帯感を感じました。その連帯感は、勝手に会場に居る方全員とに感じていたりして。
わたしが入場したときには井上さんはドリンクバーのところにいらっしゃいました。コンセプト・夏祭りのとおりの浴衣姿で。様になってます。
すでに飲んでいる方などもいらっしゃり、そこここで盛り上がってういて。わたしも荷物を置いて飲むことに。
カウンターの脇に井上さんがいらっしゃれば無視もできなくて、わし:「こんばんは」 井上さん:「いらっしゃ〜い」とご挨拶。
後は特にお話しすることもないので、ご挨拶だけしてドリンクを選んでいると、井上さん:「暑い?」 わし:「え?」と見れば、扇子で扇いでいてくださる。
井上さん:「暑くない?」 わし:「いえ、そんなに暑いとは感じませんけど?」 井上さん:「クーラー入れようかと思ってね」と。
わし:「人が増えると暑くなるかもしれないですよね」と普通に答えたのだけれど、このとき、すぐにはきっかけが何か分からなかったのだけれど、
あとで考えたら、どうもわたしがかなり汗をかいていたのではないか、と。会場に来るまでちょっと焦ったから汗ばんでいたんだよねぇ。
うう、会って最初が汗でテカリンって。素っぴんもしょっちゅうだから今更だけど、女としてどうよ。(^^;)。
ま、それはさておき。井上さん:「上善もあるよー」と日本酒を勧められた。酒飲みってばれてるし。(笑)。

浴衣談義
18:38とメモに書いてある。いつもながら余計に細かいことを書いてあって、肝心なことが抜けてるんだよな、わたしのメモ。
ステージに置かれたマイクスタンドを高く直して。井上さん:「こんばんわー」 ファン:「こんばんわー」 井上さん:「掴みはOK!」調子に乗って、
井上さん:「わんばんこ! わん、わん、にゃーん!!」 既に挨拶じゃ無くなってるし。
井上さん:「ファンクラブ会員オンリーです。あなたも、あなたも、あなたも、あなたも、あなたも、あなたも、あなたも、あなたも、みーんな、カズファンです」
8回も言わんでええちゅうねん。(笑)。井上さん:「ぜーんぶお友達。年齢は違うけど、気持ちは同じ!」 歳の話も、もうええちゅうねん。(笑)。
井上さん:「今日のテーマは縁日。夏祭りです。スタッフもみんな浴衣です」 隣に立つ団野さんを見て、井上さん:「団ちゃん、浴衣を着るの下手。
おれが着せてあげてたんだけど、帯を腰周りに何回も回してたら(と、団野さんの腰に抱きつくような振りをして)、丁度女性スタッフが入ってきて、
ごめんなさいって、慌てて逃げられちゃった。違うんだっ!って。(笑)。またそのときの反応がね」 団野さん:「手とか汗ばんじゃってたりして」
井上さん「な…な、なんでもないからっ!って。その反応じゃぁ、何でもあるって(笑)」 師弟でBLネタ振るかい。
団野さん:「着てみるといいですね。浴衣」 井上さん:「来年あたり、団ちゃん、浴衣で寝てるかもね」

乾杯
井上さん:「天気悪くてやんなっちゃうねぇ。おれの大好きな夏を返してくれ!」 ファンの間ではその原因は雨男にあるって、もっぱらの噂ですけど。
井上さん:「縁日を楽しんでいただければ。縁日ならではの駄菓子とかもあるからね。ヨーヨー釣りもあるので、お祭り気分を味わってください。
ヨーヨーが欲しい人は、とにかく釣るか、いい男たちとジャンケンしてください」 いい男とは、元氣プロジェクトのスタッフさん。
ひととおり説明が終わったところで、そろそろ。井上さん:「乾杯は、女の子が多いんで、S−!」と呼ばれたのは、
カズファンイベントにも度々いらっしゃる、男性会員のSさん。有名な方なので、ファンの中からも、ファン:「Sくーん!」と声がかかってます。
ステージに上がられたSさん:「デビュー30周年おめでとうございます」と、まずは井上さんにお祝いを述べた後、会場に向かって、
Sさん:「皆さん、ご唱和お願いします。乾杯!」 ファン:「乾杯!!」 なんてそつの無い音頭取りなの、Sさん。かっこいい。


出入り口近くのヨーヨー釣りコーナーへと向かう井上さん。ファンがそういうコーナーにあまり行かなかったようで、客寄せ応援のためらしい。
そりゃあ、井上さんがメイン会場にいらしたら近くに居たい人はわざわざ外には行かないかもね。
井上さん:「ヨーヨー釣り、行ってー」と会場全体に声をかける。はーいと返事をしつつ、井上さんが行くなら混むに決まってるので、
行く気は無かったけど。(うわ、嫌な奴。笑) そうしてお友達と話をしていると、ヨーヨー釣りコーナーへ向かうその通り掛けに、
井上さん:「飲んでるー?」と声をかけられた。わたし、いままでに井上さんからもらった単語って、このひと言が一番多いわ。(笑)。
わし:「はい、飲んでます」 井上さん:「お代わりしてねー」と去っていく。そのときにわたしが飲んでいたのは、先ほど勧められた上善だったので、
井上さんの背中に、わし:「お勧めいただいた上善、飲んでます」と言ったら、振り返ってちょっと曖昧な笑みをくださった。
…関係は無いのかもしれないけれど…。その場でそのお酒は故塩沢兼人さんがお好きだった銘だと教えていただいた。
丁度そのときに井上さんが思い至ってらしたのではないと思いますが、なんとなく、心に残った笑顔でした。

会場準備
しばらくして、井上さんがメイン会場に戻ってらしたあたりから、サプライズ企画の準備が着々と進んでいきます。
中央あたりに場所をとって団野さんとファンと一緒に棒掴みゲームをしている井上さんを余所に、会場内のテーブルが片付けられていき、
協力員の間には決行時間決定の伝令がまわされて。協力員は打ち合せしたわけではないですが、周囲から盛り上げるために外周に散ってました。
さて、そんな頃中央では、これから起きることを全く知らないままに井上さんはゲーム中。さて、このゲーム。
2人が相対して立ち、一方が持っている棒を離したのを、もう一方の人が反射神経を総動員して掴むというもの。ある意味単純。
井上さん:「やりたい人ー! よくみてよ。酔ってると出来ないからね(笑)」 んじゃ、わたしゃダメだ。もう飲んでるし。
…って言うよりも、来るべきサプライズ企画への緊張で落ち着いていられなかったんだけどね。

いざ、サプライズ
20:15頃。ステージに上ると、まだ続いている棒掴みゲームの方を見ながら、井上さん:「団ちゃんがみんなをコケにしています。自分でもできないくせに。
こんなに熱くなっていいのでしょうか。単純なものほど難しいからねぇ」 ふふ、そんな他人事みたいに呑気なことを言っている場合じゃないですよ。
で。―――――――暗転。
井上さん:「え?」 一瞬おどろきの表情を見せた後、照明ミスを思われたらしく、即座にスタッフを目で探すあたり、なんか、やっぱすごい。
しかし、この会場に居るほとんどの人は、そんな必要は全く無いことを知っている。スタッフ、ファン、総がかりなんだよー。
団野さん:「いきなりなんですが、ここでちょっと企画がありまして」 井上さん:「え? 何?」 驚きの表情ばかり。
団野さん:「みんなで和彦さんをお祝いしようかと」と、団野さんはにこにこしているし、それを聞いてもファンは騒ぐわけでもなく、さも当然とにこにこ。
やっと、このあたりから何事かを仕掛けられたことに気付き始めたご様子。団野さん:「隠密に準備していました」
井上さん:「…全然知らなかったぁー。くそーっ! みんな知ってたのぉ?」 ファン:「イエーイ!」 何なんだよ〜と、ちょっとへにゃっとした顔。
そうしている間になにやら布で隠されたトレイを持ったスタッフさん5名がステージ上手に。それらは全て井上さんへのプレゼントなのです。

まさかの
団野さん:「会場にいらっしゃるファンの皆様にプレゼンターをやっていただこうと思いますが、こちらで勝手に選ばせていただきました。
プレゼントは1から5番まであります。では、井上さん、選んでください」 井上さん:「いっぱいあるねぇー。えー、小さいものから…1番」
最初に選ばれたものは見た目は決して小さいものではなかったような。細かいボケしますねぇ。この頃は井上さんも余裕がある証拠。
団野さん:「はい、1番ですね。えー、では、プレゼンターは…」 ―――――はい。ここからわたしの記憶はとても断片的です。メモも取ってません。
それは何故かと問うならばっ! 団野さん:「最初は、Sさん(わしの本名)」 わし:「へ?」 なんと、真っ先に呼ばれちゃったんです。そんなん有り?!
協力員としてプレゼントが5つあることも、プレゼンターが会場から数名ずつ選ばれることもあらかじめ知ってはいたものの、
まさかクジ運が悪い自分がこういうことで呼ばれるとは全く思っていなかったので、ホントに不意打ち。うわー。
ああ、驚いてばかりも居られないのに。わたしは動揺しまくっていたために、いきなりステージに上ってしまい、行き場が無くなりました。あうぅぅぅ。
ついでに、当日はポケットの無い服だったために、メモとペンの行き場に慌てふためいてみたり。
そんなふうにしてステージ上でしゃがみ込んでわたわたしているのを井上さんに見られて笑われてしまった。どこまでもお笑いか、わし。
最初に呼ばれた特権でプレゼンターの中でも、最初のプレゼントを直接お渡しするという栄をいただきました。
井上さんの横に立ち、プレゼントにかけられていた布を取ると、そこには手のひらくらいの大きさの透明な包みとビンが。
団野さん:「1番のプレゼントは、盾と焼酎です」 透明なラッピングから透けて見えるのは、青色で、持つとちょっと堅い質感のもの。
団野さん:「盾ですね。何が書いてるのでしょうか」というのを聞いて、まだ動揺バリバリのわたしは、ここで大ボケを。
包みで中身が見えなかったものだから、思わず自分で開けようとしてしまいました。普通は贈られた方が開けるべきものなのに。
途中で我に帰って、わし:「す、すみません。わたしが開けちゃダメですよね」と差し出すと、井上さん:「いいよ、開けてよ」と。
今度は許可をいただいて開けさせていただくと、文字と井上さんの横顔が刻まれた青いガラス質の置物でした。綺麗な透ける青の。
団野さん:「何か文字が入ってますね」 井上さん:「ん、ああ…。えっと…」 まだわたしが持っていたそれを覗き込まれましたが、
眼鏡をかけていらっしゃらなかったからか、読みにくそうにしながら、井上さん:「声に恋して、声に愛されて…」と読んでくださいました。
実は、この置物の製作の際には、わたしもお手伝いさせていただき、特に思い入れがあったものでした。
そして、井上さんが読んでくださった、「声に恋して 声に愛されて」という言葉にも思い入れがあったので、それを井上さんの声で、
それもすぐ隣りで聴けて、大感動でした。もう、涙が出そうなくらいに。
この置物に刻まれていた言葉の全文は下記のとおりです。
 声に恋して 声に愛されて KAZUFAN一同 2003.08.17.
 The 30th Anniversary
 Pray the happiness of now and the future.

補足をしますと、声に〜は30周年記念として製作されたCDタイトル「恋」と「愛」にかかっています。
また、最後の英文の訳は「今と未来の幸せを祈って」となります。

すみません…
一番記憶が無いのが、ここ。わたしは盾をお渡しした後は横に除けて近くにいたのですが、直前の緊張から解放されたことで、頭の中真っ白でした。
記憶の限りでは、焼酎は別のプレゼンターさんがお渡し。一本を開けて、その場でぐいっと飲んでいらっしゃいました。
焼酎の銘は“我は海の子”。なんと井上さんに似合うことか。探された方のセンスが光ります。

お役御免
2つのプレゼントのお渡しが終わったところで、団野さん:「それではプレゼンターの皆さんはひと言お願いします」
いきなりのことだったので、おめでとうございますとしか言えませんでしたが、満面の笑顔をいただきました。握手をして降壇。
………うわあ〜〜〜。緊張したあ〜〜〜〜〜っ。
(以下のプレゼントもランダムに選ばれたプレゼンターさんがお渡ししていましたが、そのあたりは省略します。)

4番
井上さん:「驚いた〜」 団野さん:「次をどうぞ」 井上さん:「え? 一個じゃないの?」 井上さんはひとつしか貰えないと思ってらしたようで。
そんな、折角用意したのですから、いけずなことしませんって。井上さん:「じゃあ、4番」 するとSEが外れ音に。
あ〜あという笑いを含んだ表情で、団野さん:「4番は、井上和彦の歴史です」 見れば3本の巻物。なんだかNARUTOちっく。
その巻物を開くと、写真がいっぱい貼ってある掛け軸になっていました。かなり昔の写真もあり、井上さん:「おれでも持ってないよ、こんなの」
それらを懐かしむように、井上さん:「デビューのだね」「この写真は知らない」「隠し撮り?」とひとつひとつ見る。
団野さん:「これ、イチオシ!って書いてあります」 井上さん:「何これぇ〜」 残念ながらわたしのところからは見えませんでしたが、楽しそうです。
井上さん:「これ、若っかいなぁ。これの中に今日歌ったプレゼントっていう曲が入ってたんですね。24〜5歳頃」
P.S.アイ・ラブ・ユー(デビューEP)のジャケ写真を見て、井上さん:「この顔どう。今と変わらない? みんな上手だなぁ〜」 お祝いですし。(笑)。
井上さん:「こんなんなっちゃうのか〜」と、つぶやいた後、いきなり暑さを感じられたようで、井上さん:「ちょっと冷房効かせていい?」とエアコン操作。
そして、表情が改めて驚いたようなものになったかと思ったら、井上さん:「……めっちゃ、実感湧いてきたぁ〜」と。やっと?(笑)。
井上さん:「今日、やばいよ」 このあたりから井上さんはグズグズになっていきます。思い返すと、さっきわたしが盾をお渡ししたときもそうですが、
ここに至るまでは驚いてはいても冷静な反応だったんですが、実感が無くてらしたんですね。

3番と2番
団野さん:「次はどれにしますか?」 井上さん:「3番」 団野さん:「3番ですね。今日ここに来ていてくれている皆さんからのメッセージカードです」
井上さん:「え?」 団野さん:「いっぱいあるのでここではひとつひとつは読めません。あとでゆっくり読んでください」
そう言われて会場を見渡して、井上さん:「みんな、ずるいよ〜。これぇ〜」 へにゃへにゃだ。(笑)。
次は、井上さん:「えーっと、やばそうだから早めに2番」 何よ、やばそうって。団野さん:「ジャジャン! このパネルは、
昨年の温泉旅行参加者の方たちからのメッセージカードです」 そうして出てきたのは、B1くらいのサイズのパネルに入った個性いろいろのカード。
20枚くらいが入っていたでしょうか。井上さん:「あら〜。ありがとうございます。みんな温泉好きなんだね〜」 論点ずれてます。
井上さん:「団ちゃんも行ったよね」 団野さん:「はい」 めちゃくちゃ頼り無かったですけどね、当時。井上さん:「懐かしいね〜」

5番
プレゼントの最後は、団野さん:「5番は…亀屋万年堂の水羊羹です」 井上さん:「最初の仕事ですね。30年前の。
シメナレ(閉めのナレーション)じゃなくて、元高校球児の役で、そう、3番ライトですよ。今年も夏が来て風鈴がチリンチリンと鳴って。
先生お元気ですか、3番のライトです…って。このときの相手の監督役がダグラムのお父さんの役の方(山内雅人さん)で、昨年お亡くなりになって…。
このCMがぼくの原点です」 30年の昔のことをとてもリアルに思い出していらっしゃるかのようでした。
さて、羊羹。井上さん:「自分では食べたことが無かった」のだそうで、ひとつを手にして、井上さん:「食べたら、ぼくを思い出してください」と、
図らずも良い声でそう言うと、ぱくり。井上さん:「まったりとした…清々しい甘さが口の中いっぱいに広がって…。心は六甲の岩清水のような…。
うまいぞー!」 そりゃ同じ味ものアニメでも番組違いじゃろ。案の定、井上さん:「これは味っこだね。(笑)。味っこのお父さんもやったなぁ。
幽霊でしか出ないけどね」 ゆ、幽霊だったっけ…? 亡き父役って他にもありますよね。ミトとかプリンセスナインもそうだったっけ。

ひまわり
5つのプレゼント全てが開いたことですっかり気が緩んだ態の井上さん。しかし、団野さん:「まだまだあります」 井上さん:「え?」
団野さん:「和彦さんのお母さんの喫茶店の名前は?」 井上さん:「ひまわり…?」 不審げです。 団野さん:「はい、ひまわりですね。
その名前にちなみまして、30本のひまわりをお贈りしたいと思います」 そうしている間に井上さんのお母様もステージ上に。
井上さん:「もーねーぇー。ずるいよーっ。今日はぼくがみんなを驚かす日だったのに。やられたっ。スパイダー作戦に引っかかった気分だー」
お母様もお言葉をくださいました。お母様:「遠いところからお集まりくださり、ありがとうございます。小さい頃から歌を歌うのが好きな子で」
井上さん:「歌手じゃないから」 お母様:「デビューからの歌を聴き、すごく感動しちゃいまして…。皆様、優しく面倒をみてやってください。
和彦を末永くお願いします。ずっとファンでいてください」 そして、井上さんに、お母様:「がんばるね」と。黙って頷く井上さんでした。

まだある
ひまわりをお贈りする前に、団野さん:「もうひとつありまして…」 井上さん:「え〜?!」 それはファンとスタッフさん代表からの祝辞でした。
まずは先ほど乾杯の音頭を取った、ファン黒一点のSさん。
Sさん:「子供の頃から好きなキャラは和彦さんでした。アーシアンや武神のイベントで会って、もう、うっとり」 したんだ(笑)。
Sさん:「元気や癒しをいただき、歳相応に見えない美貌にも」会場がうけると、ピースを向けるSさん。素敵で楽しい祝辞でした。
2番手はスタッフ代表、団野さん:「井上さんは雲の上の人だと思っていました。そして直接会って確信しました。すごい人なんだなって」
特別飾った言葉ではなく、でもだからこそ素直にほんわかする内容でした。
最後はIさん。スタッフさんへのお礼、お母様へのお礼、ファン、協力員へのお礼、そして井上さんへのお礼。
涙が止まらなくなってしまったIさんの言葉を、ご自身も涙を浮かべつつ笑顔で聞く井上さん。B.G.M.に「言葉にならない」がかかっていたら、
Iさんの祝辞が終わったあたりから自然とみんなが歌っていました。全く打ち合わせもしていないのに。不思議な一体感に感動しました。
/~あなたに会えて、本当に良かった。嬉しくて、嬉しくて、言葉に出来ない。(作詞作曲:小田和正)
そしてそのまま、みんながそれぞれ覚えてきた「世界にひとつだけの花」を歌って。

いかが?
井上さん:「ありがとうね。みんなズルイ〜〜〜〜。なんなのぉ〜? ホントにありがとうございました。これだけのことをしてもらって、不安になったよ。
ぼくは何を返したらよいのかって。もう、どうすればいいの?」 何も。今までどおりに居てくだされば。
今までいただいてばかりだったから、ファンとして気持ちをお返ししたんですから。
井上さん:「ホントにみなさんどうもありがとう。もーねー、ボロボロですわ、わたし。みんなにもやられちゃったけど、スタッフにもやられたー。
全然分かんなかった。…普段の教育が悪いのかな…」 (笑)。教育が良いからでしょう?
井上さん:「本当に、みんな愛してます」 それ程に喜んでくださったことが分かって、ただ笑みを返すことしかできないくらい、嬉しかったですね。
井上さん:「では、一曲歌わせていただきます。ヨロシク仮面じゃないよ」 わたしはそれでも良いけど?(笑)。
そして、「幸せの通り道」をみんなで歌って、「BigEventX'mas 30周年バージョン」をみんなで踊って。
スタッフ&ファン全員:「おめでとー!」と、これまたみんなが隠し持っていたクラッカーをパーン!

先生としての
涙でボロボロになりながら、井上さん:「酔っぱらっているから言うけど、団ちゃんねー、ホント、手がかかるんだよ。でも手がかかるほど可愛い」
他の生徒さんについても、井上さん:「生徒と言うには勿体ない人たちです。芽が出てほしい」 ファン:「出てるよ」
井上さん:「もっと、どーんと出て欲しい。そういう人たちです。いつ爆発してもおかしくない実力を持っている人たちです。
NARUTOで一緒にやって、芝居で戦えるっていうか、やっと育ってきたなぁって。本当にありがたいと感謝しています。
育てることも仕事としてやっています。生意気ですけれど、早く一人前になってくれると嬉しいなーって」 とても優しい笑顔。
ファンに向かって、井上さん「みんな、(声優教室の生徒さんの)歴史の出発点に立ち会っているんだよ!」 はい。未来を楽しみに。
そしてスタッフ配置についている生徒さんたちを見ながら、井上さん:「この30周年の歌はみんなのためにとっとくから」
30周年の歌をファンと一緒に歌えるくらいになれという応援に、生徒さんたちは頷いてらっしゃいました。動揺してる方もいらっしゃいましたけど。(笑)。

最後も
井上さん:「今日は本当にどうもありがとうございます。これからもよろしくお願いします」 何度目か分からないお礼の言葉。
お祝い、喜んでいただけたみたいで、嬉しかったです。これからも、何年でも良いお仕事を続けていってください。

お見送り
解散の時間になって。一緒に協力員として準備してきた皆様と成功を祝っていると離れがたい。でも終わりは終わり。
お見送りくださるために井上さんが立っていらっしゃる後ろに、先にプレゼントされた「井上和彦の歴史」の掛け軸3本がかかっていて、
それもじっくり見たかったものの、そこまで行ったら井上さんをお待たせするわけにもいかず、お別れのご挨拶に。
まだ涙が止まらないご様子の井上さん。わし:「サプライズ、おどろかれましたか?」とお訊きすると、声は無く口の動きで「あぁ」と答えてくださり、
感動してくださったのだなぁと嬉しくなって、思わず笑みを返していました。そんな気持ちが伝わったのか、緩んだ頬を手でペチペチされました。
そして、うわぁと照れる間も無くハグされて。瞬間のチークtoチークで感じた体温は幸せなのに泣きたくなるような感覚でした。
ハグを返して、本当にそこに井上和彦さんという存在を確かめられて、やっと安心。
以来、わたしは妙にハグ好きです。(笑)。イベントでハグしまくっているのも、この日に起因していたんですねぇ。やはり記念日。(笑)。
身体を離しても瞬間は言葉が出なくて、井上さんも言葉は無くて。でも、言葉は無いけれど、気持ちは伝わっているのが分かりました。
最後に握手。わし:「ありがとうございました」 井上さん:「ありがとう」と。
んで。わたしってば、プレゼントを手に持っていたのに、あまりにも感動しちゃっていて、渡し忘れちゃいました。
気付いたのは出口を通り抜けたあたりで、一旦お別れをした後にわざわざ戻ることの、なんと間抜けなことか…。うう。
わし:「すみません、これ、お渡しするのを忘れてましたっ」と言ってお渡ししたら、しっかりと笑われたさ。(^^;)。感動したままで終わらせろよ、ホント。

最後に
サプライズのレポは以上です。
本当はもっと感動的で、もっと幸せで、もっともっと、井上さんにお礼を言いたくなるような、そんなイベントでした。
後日、「涙がとまらなくてまいったよ。涙ってこんなに温かいんだって思った。」というメールをいただきました。
この言葉に全てが集約されている気がします。
当日参加された皆様も参加できなかった皆様も気持ちは同じだと思います。それは井上さんも分かっていてくださいますし。
こんな素敵なファンクラブで、こんな素敵な出会いをくれた井上さんをずっと応援していけたら幸せですよね。



P.S. 協力員の皆様へ
当日までの準備等、お疲れ様でした。ご一緒させていただけて、とても幸せでした。
そして、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

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