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聴耳日記SPECIAL(井上和彦さんの出演作感想記)     聴耳日記SPECIAL・目次 
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 第18弾
 '04.02.28 「for Symphony〜with all one's heart〜Win版 発売記念イベント」
        第一回 start 14:00   第二回 start 16:00
        at 秋葉原アソビットシティ8番街  LAOXでのゲーム購入特典
 

元々はDCだったのをWin版に移植する際にフルボイス化され、井上さんキャラの瀬谷も攻略できるようになったため、販促のゲストということになったようです。
井上さんが出演していないDC版は買っていないので、どの程度の格上げがあったのかは分からないんですけど。
で、このゲーム。わたしは4個買いました。全ては井上和彦さんのために! …って、改めて書くと恥ずかしい奴だよな(^^;)。でも、同じゲームの販促が4回もあったんだもの。
チケ代にしては高いかもしれないけれど、そこはそれ、ファンというのは、ねぇ。ダブったのの行き先は訊かないで。大人の事情もあるから。(笑)。
開場前に購入時にもらった参加券の番号順に並びました。で、実は。いつもイベントでご一緒させていただくKさんのすぐ後ろの番号だったのですが、
このときまで隠しておいて驚いていただきました。わたしの方がお店に行ったのが後で購入者名簿に記入したのが後だったため、一方的に知っていたからできたサプライズで。
こういうことばっかりやるから、ある意味、性質が悪いです。わし。(笑)。

13:50頃に入場。会場は普通の会議室のような感じで、パイプ椅子が並べられていました。席は入った順に座っていきましたが、
スタッフさん:「椅子の移動は自由です」ということで、席を交代をしてもらうなどして、友だちと並ぶことも可能でした。…ん? 椅子の移動? ファン:「椅子…?」 
スタッフさん:「あ、椅子は動かさないでください」 そうだろうね。(笑)。参加者は44人だったとメモに書いてありました。
ステージ側は一段高くなっていて、白い折りたたみ椅子がが二つあり、“for Symphony〜with all one's heart〜発売記念 井上和彦さんトークショー”と掲示。
進行は2月にしてはかなり涼しげな衣装の小川さんでした。TAKUYOの方だったっけ?

井上和彦さんの登場は声はすれども姿は見えず、スピーカーから、井上さん:「みなさんこんにちは。瀬谷誠人です」 わたしはこの時点でこのゲームをプレイしていなかったので、
瀬谷ってこんな感じなんだぁ〜と気合が抜けていたのですが、姿を現した井上さんに、冷水を浴びせ掛けられた思い(用法間違い)でした。 だって、スーツだよ、スーツっ!!
こういうトークイベントで、まさか井上さんのきちんとした格好を見られるとは思っていなかったし、スーツは生で見たのは初めてだったし、
なんかもう、何が何だか、プチ・パニック。かっこいいって言うことすらできなかったさ。→だって、驚いたんだもん。
激しく反応するファンに、井上さん:「おかしいのかっ?!」 ファン:「かっこいいー!」 井上さん:「何が?」 何がって、あーた。
ファン:「井上さんがスーツなんだもん」 井上さん:「ああ、うん」と、ここで納得した素振りだったけど、本当は聞かなくても分かってたのと違うんかい。
なんか井上さんって、自分がかっこいいって分かってやっている気がするんだよね。ああ、もう、何を言っても負け惜しみだよな、今日は。
そうしてファンが喜んでるのを満足げに見ながら、井上さん:「このために着てきたんじゃないんだよ」と。まぁ、そうだろうとは思ったけど。
井上さん:「この後、パーティーがあって。大沢事務所の20周年」(注:「大沢事務所」とは、元氣プロジェクトの前の当時の所属プロダクションです。)
井上さん:「これ終わってから来いって言われてて。時間的には行ったら終わってるんだけどね」 それでも正装なんですね。お陰でいいもん見られました。
井上さん:「なので、今日はスーツで来てみました」とにっこり。その格好で笑顔は止めてくれ。

ファンがかっこいいと褒めるだけじゃなく、かなりフレンドリーに井上さんに話をするのを見ていて、司会者さん:「仲、良いですね」
井上さん:「親子みたいな感じで」 多産系…って思っちゃったわたしは畜産関係者。もしくは魚類とか昆虫…これ以上書くと怒られそうだ。(^^;)。
当たり前だとも思いますが、カズファン率が高かったため、この日はずっとカズファンイベントのような雰囲気で進みました。

司会者さん:「井上さんは出演作は何本くらいあるんですか?」 井上さん:「数えたこと無い…。一万本以上やってるけど…」と、いきなり、
井上さん:「どのくらいになるの?」ってファンに訊くんか。んで、最前列にいらしたMさんがその問いかけから頭を下げて逃げてしまわれるから、
その延長上で正面になってしまったのは、悪運強い、わたしでした。何でやねーん! わたしも同じように逃げたかったのだけれど、
わたしは一番端に座っていたので後ろの人にスルーできませんでした。わし:「商品化されているのだけでも2,000本はあると思います」
井上さん:「一本一円としても2,000円か…」 安っ。すごさが全く伝わらない例文は意味無いでしょうが。(笑)。
司会者さん:「すごいんですね。何かキャラクターの声をしていただけませんか?」 井上さん:「え? 他ので?」
以前もありましたが、TAKUYOさん系のイベントって自社作品にこだわらないトーク展開してくださいますよね。太っ腹だわ。
井上さん:「どれが良いのか…」 司会者さん:「ではファンの皆様から何かリクエストを」 ファン:「ぎんてつの…」 井上さん:「ん?」 
ファン:「 銀河鉄道物語の渉パパ!」 井上さん:「銀鉄は主人公のお父さん役ですね、二回ほど録りました。
最初と、最近一回。かっこいいです」 自分で言うな。でも、井上さん:「台詞を覚えてないです」 ということで残念ながら台詞無し。
司会者さん:「では他の役で覚えているのがあれば」 ファンのリクエストを待たずに、井上さん:「こ、この味はっ!」 早っ。山岡はさすがに忘れないでしょうね。

司会者さん:「瀬谷を演じるにあたって気をつけたことはありますか?」 井上さん:「19歳なのでふけないように」 笑いどころだと思っていたら、
司会者さん:「ふけてないですよね」ってフォローを入れちゃいますか。(^^;)。司会者さんに対し不審げになる井上さん。
更に、司会者さん:「外見とかっ」 なんか、思いっきり持ち上げてますな。否定はしないけどさ。
今回は瀬谷役のはずなのに、井上さん:「台詞、何って言ったか忘れた」と言い切ってしまうあたり、ある意味すごいぞ。
でも完全に忘れたわけではなくて、井上さん:「瀬谷はやる気が無いアンニュイな感じで。ホントはいい人。
情熱に火が点けば本来の人間性が出るんじゃないかな」と、役作りを語ってくださいました。わたしはこういうお話、結構好きです。

瀬谷はバンドのボーカルという設定なのだけれど、井上さん:「歌ってないよね?」 井上さんが歌ってないなら歌ってないと思います。
井上さん:「続編が出たら歌おう」 PS2に移植されたけど瀬谷は歌ってないですね。残念。わたしは井上さんの歌声が好きなんだけどな。
司会者さん:「普段は歌ったりは?」 井上さん:「普段は風呂場くらいかな」 あら、いい感じ。(笑)。

司会者さん:「大変上手でいらっしゃいますが、気を付けたのは若さくらいですか?」 井上さん:「若さ、その一言に尽きる」 言いきり。
井上さん:「絵をみててベンチでしゃべるシーンがあったんですが、ちょっと、あそこはいいなぁーって」と言った後、
井上さん:「(仕事の内容を)思い出すなんて、珍しーい!(笑)」 こらこら。井上さん:「最近物忘れが激しいんだよ」
役作りの話再び。井上さん:「瀬谷は本当は良い人なのに、傷付いてるのをどう出すかがポイントだったかな」 司会者さん:「本質を隠しながら…」 
井上さん:「隠してというか、あんまり、ちょっと出すのも変だからね。何があったんだろうなと想像しながら、そんな感じでやりましたね」

ここで豪華景品5点セットが当たる○×クイズコーナー。あらかじめ座席に置かれた○と×の書かれた紙を使って。
当然のことながら、景品には非売品のCM集なんかもあって、欲しかったわ。井上さん:「○と×は、分かりますか?」 分かるっちゅうの。

全員起立。間違えたら座るというルール。Q:有馬がアーティストになるのを諦めたのは指が短かったから?→○ 
井上さん:「なるほどね。Eコードで? Fコード?」 そこまで細かい設定じゃなかった。井上さん:「女の子は手が小さいからだけど、
普通、男は押さえられるんだよね。それができないって言うのは、よっぽど指が短い。ロックの場合は握りが違うからホントはいいんだけど。(笑)」
ギターコードが分かる方には納得の話なんだろうな…。ロックは好きだがコードは全く分からない。第一問で脱落者が多く、井上さん:「敗者復活とかになちゃうかな?(笑)」
Q:実は、全てのキャラの水着姿のスチルが用意されていた。→○ 井上さん:「女だけでいいよね。男はいらない」 賛同しそうになっちゃったよ(笑)。
たった2問で6人に絞られ、全員がステージに。ファン:「足が震えます」というのに、わざわざ近付いて緊張度を上げるのが、井上和彦という人で。
6人の中に若そうなファンを見付け、井上さん:「お父さんいくつ?」 なんでそういう冒険するんだよ!(笑)。 一部のファンが大うけ。
ファン:「45歳です」 井上さん:「…お父さんによろしく」 ちょっと落ち込みそうな井上さんに、ファンがかっこいいとか素敵と言ってフォローすると、
井上さん:「よいしょしなくていいから」 よいしょってばれましたか。(笑)。
次のクイズは井上さんに関するパーソナルな問題。Q:井上さんがお仕事で欠かせないものは眼鏡である。→×
ファン:「雪駄かと思っていました」 井上さん:「それは顰蹙を買うアイテムです」 実際に履いていってるという情報もありますが?
正解は、井上さん:「ボールペンとかシャープペン。急いでいるときはそれだけを持って仕事に行っちゃう。CMのときは手ぶらのときもあるけど、
ホントにそれだけ。眼鏡は車を運転するときくらい」 余談だけれど、井上さんの眼鏡って”メガネ”じゃなくて”眼鏡”ってイメージだわ。
司会者さん:「視力は良いんですか?」 井上さん:「視力はそんなに良くないけど…。収録のときとか画面もぼうっとしてる。
けど、ま、いいかなって」 そんな話を真顔でされても、ツッコミできないじゃん。この問題で受賞者決定となりました。

クイズだけでは終わらない。○×の紙と一緒に座席に置かれていたのがビンゴカード。井上さん:「まだあるんですね」
ビンゴはなかなか終わらないという経験から、井上さん:「すごい。一時間くらいかかる」 最初のうちは出ないものですもんね。
すると、ビンゴのルールを知らないというファンがいて、その方一人に説明をする。井上さん:「縦横斜めのラインを揃えるんだけど、
あと一つで列が揃うってときに、(低い声で)リーチ、って言うんだよ。揃ったら、ビンゴ!って言って踊るんだよ。それがルールです」
そうしてビンゴダンスを踊る。それは一種のローカルルールなので、当然のように言わないように。
と、ビンゴ道具が載った机をステージに出すのを一人でしようとしていた司会者さんに気付き、一緒に机を出す井上さん。ゲストなのに。
いざ、ビンゴ。井上さん:「ガンガンいっちゃいましょう」 と進めようとしたら、司会者さん:「先に景品の説明をしていいですか」 勇み足だった模様。
そうして司会者さんが景品の種類と個数を解説している間に、勝手にビンゴの玉を出し始める井上さん。よっぽど時間がかかるイメージなのね。
景品説明が終わると、とっとと既に出してある番号を読み上げる。その二つ目で、井上さん:「リーチの人はいませんね」 いたらずるっこ。
ビンゴの間はみんな自分のカードを見るのに一所懸命になるもので、井上さん:「みんな真剣。カニを食べに行っているときみたい(笑)」 ナイス例え。
最初のビンゴの方のカードを受け取り、番号を確認する井上さん。井上さん:「一応、確認しないとね」
司会者さん:「確認までしていただいて」 井上さんご自身がこういうときの動きに慣れていらっしゃいますからね。でも、ゲストなのに。(笑)。

最初のビンゴ景品を取りに前に出たファンが、ファン:「死にそう…」 井上さん:「死ねー!って?」 死んだらいかん。
景品のひとつは井上さんのメッセージ入りカード。希望メッセージは当たった方のお名前と「おはよう」でした。
が。一回目は録音失敗。改めて録音方法を確認してリトライ。録音後に確認したら、無事に入っていたものの10秒しかなく、
メッセージの途中で、井上さん:「起きっ」 とぶった切れ。それも楽しいということで本採用でした。
…こういう現場で録音するので思うのだけれど。貰う本人以外の人は、何があっても笑っちゃ駄目だと、わたしは思う。
井上さんも笑っちゃうようなことを言うから反射的に笑っちゃいそうになるけれど、井上さん以外の声を聴きたい人はそう多くないと思うしね。

ビンゴの間のいろいろ。連続してビンゴが出ないと、井上さん:「マジっすか? いないっすか? 次かな?」 
同時ビンゴはジャンケン決戦。井上さんはそのジャンケンの音頭取りもする。やっぱり、ゲストなのに。(笑)。
しばらくして、井上さん:「景品はまだある?」 司会者さん:「まだまだあります」 安心して続行。わたしはこのあたりでポスターをGET。
偶然お知り合いのSさんと同時で、景品を受け取りに前に出たときに、主役の井上さんをほったらかしにして二人でハグしていたら苦笑された。
ごめんなさい。井上さんも好きだけれど、可愛い子も大好きなのよ。
終盤にきてビンゴ機が不調。井上さん:「…壊れちゃった」 ファン:「壊した?」 井上さん:「壊してないよっ!!」

お次は質問ターイム。ファン:「春からのお仕事でお勧め作品はありますか」 井上さん:「一本、マがつくなんたらっていうのに出ます。
まだ録ってないけど。ギュンターって役で」 →今日からマ王 井上さん:「あと、クロノクルセイド。超ー悪いやつを。昨日もやってきて。
わくわくしながら、久々に嬉しい役です」 悪役はわたしも大好きなので、クロノのアイオーンはすっげぇ嬉しい。アニメも良いんだよねぇ。
井上さん:「もう一個は、まだ全然。運が良かったらやるかなって」 …これ、どれの話だったんだろ? レジェンズ?
井上さん:「後、いつものようにNARUTOやって、まる見えとか。NARUTOは夏に劇場版があるんだよね。
どんなのになるのか全然分からないけど。あ、昨日台本もらったコナンの劇場版。1Pくらいだけだよ」 こういうところでばらしちゃうし。(^^;)。
ちょっと挙げただけでもこれだけの作品数。井上さん:「大変。オレ、いっぱい出てる!」 ホントに。いっぱい出ていらっしゃるわ。

ファン:「最近ブロードバンド系のアニメの出演があったりしていますが、井上さんはブロードバンド利用されていますか」
井上さん:「自分では観てない」 いや、出演作を観ているかどうかという話ではないんだけど。井上さん:「普通に繋いでる。知ったこっちゃない」
あのさぁ、ファンの質問なんだから投げ捨てるなよ(-−;)。井上さん:「メールくらいかな。あとはパソコンでDVDを観るくらいで。
あ、フリーセルを…あれ、面白いよねー。すごく頭を使うのに何も作り出さない。頭の体操にはなるね」 うん、止まらなくなる。私の勝率は現在76%。

ファン:「やりたいのはどういう役ですか」 井上さん:「来た仕事はみんなやる。こだわり無く何でも。若くても年でも、教育でもエッチでも。(笑)」

ファン:「サーフィンは…」と言い終わる前に返答してしまう、井上さん:「サーフィンはしません」 ファン:「ウィンドです。ウィンドサーフィン」
井上さん:「1月2日から湘南でやってきました」 答える声が楽しそう。井上さん:「いいですよ。寒くて。手足ビリビリになっちゃって」 過酷?
でも、井上さん:「海では真っ先に春を感じます。水におっこちると、水の方が温かいんだよ」 そういう季節感も良さそうだな。

そうこうしているうちに時間となりまして。井上さん:「どうもありがとうございました」 拍手でお見送り。


16:00からの回は参加者倍増でした。90人くらいかな。
1分前からSEが流れ、井上さんへのプレゼントはTAKUYOのスタッフさんに預けるようにとアナウンス。司会者さんは一回目と同じ小川さん。
登場は一回目と同じでまずは声だけ。井上さん:「どーも、こんにちは。瀬谷誠人です」 普通に良い声だ。
司会者さん:「今日はfor Symphony…」と話している間に、井上さん:「せや、せや!」と合いの手を入れる。司会者さん:「掴みはOK!」 
二回目ともなり慣れてきたのか、いいノリだ。主役登場。井上さん:「どーも、こんにちは」 井上さんのスーツ姿は、連続参加者にとっては衝撃は一回目よりは少なめでも、
参加者が多く、一回目に参加していない人たちには衝撃的だったかと思うので、会場全体に広がる動揺の空気。
井上さん:「今日はサラリーマンで。(いい声で)いらっしゃい」 ファン:「それ、サラリーマンじゃない」 井上さん:「ちょっと黒服で。(笑)。服が黒いだけだけど」

いきなり井上さんに向かって、司会者さん:「はじめまして」 井上さん:「はじめまして。楽屋の方では話してますが」 さっきもステージでね。(笑)。
この二人の会話に広がる見守りムードを察し、司会者さん:「一回目にいらした方もいらっしゃいますね」 井上さん:「増殖してます(笑)」
と、井上さん:「男性も。ごゆっくり」 司会者さん:「紅一点じゃなくて逆ですね」 黒一点。
井上さん:「会場を間違えていませんか?(笑)」 アキバっぽくは無い方ではありましたが、そう思っちゃいますよね。

トークの基本は一回目と同じで、司会者さん:「井上さんは今まで何本くらいに出演されたんですか?」 
井上さん:「覚えてない。気が遠くなるくらい出てる。一万本以上あるから」 それというのも、井上さん:「去年で(芸暦)30年なんですよ。
生まれた人が31歳になるんですから、そんな長いことやってます。30年、そんな本数です」 
司会者さん:「30周年はイベントは何かやりましたか?」 井上さん:「昨年やりました。一年中イベントやってました」 いろいろありましたよね。
司会者さん:「ファンクラブのイベントはとてもアクティブな内容だとか」 井上さん:「いろいろやらせてます」 やらされてたのか。
井上さん:「ウィンドサーフィンやら、スノーボードやら。筋肉痛ーって文句言ってる」 ファン:「文句じゃないから」
井上さん:「あ、そうか。なんだか、話が飛びますね」 わりあい、いつもの事のように思うけど、それ。

司会者さん:「何かキャラクターの声をやっていただけないでしょうか」 先ほどの男性客ご指名で、井上さん:「何がいいですか?」
ファン:「島村ジョーを」 井上さん:「知ってます?」 と訊くのは若いファンに対して。井上さん:「最近のは僕じゃないです。22〜3年前にやってました。009です。
999って言わないように」 ファンからすると間違えようは無いのですが、井上さん:「昔、デパートのイベントなんかに行くと『サイボーグ999』って書いてあるの。
何それっ?!って思ってるとそのまま放送しちゃう。『サイボーグ999の井上和彦さんの』って」 観たい、観たいよ。今でこそ、このイベントを観たい!(笑)。
ということで。井上さん:「一瞬です。加速そーちっ! ビュン!!」 効果音までしなくていいってば。
井上さん:「009はDVDになったんだよね。DVDが毎月一巻ずつ?」 ファン:「そうです」 ファンの方が情報通なのは相変わらず。 井上さん:「この前第一話とか観て、
すっごい、こっぱずかしい。加速そーち!って声は最初からじゃないんだよ。三本目くらいかな。最初はモノローグで控え目に言ってたのが、
だんだん派手になってて思いっきり言うようになった」と語ってしまってから、井上さん:「あ、今日は、for Symphonyでしたね」 って、何でいきなりいい発音なんだよ。(笑)。

司会者さん:「瀬谷はやってみてどうですか?」 井上さん:「実家が瀬谷なんです」 ファン:「違うから、それ」 井上さん:「でも、同じ字」 でも違う。
井上さん:「気を付けたところですか…」 司会者さん:「主人公が高校生で瀬谷は19歳ですが、そのあたりいかがでしたか」
井上さん:「かなり若くするように意識しました。僕の実際の年齢よりも10歳くらいですかね」 そのボケにファンが集団で咳払いすると、井上さん:「風邪?」 違うよ。
井上さん:「ああ、13歳ほどでしたか」 ファンは更に咳き込むのに切れる。井上さん:「いいじゃねぇかよ!」
しかしファンも慣れたもので、更に突っ込むように、ファン:「ほお〜」と。井上さん:「ほ〜って何だっ!(笑)」
本題。井上さん:「ちょっと若い人たちの純粋な心が傷付いて、本当は元気で明るい人が投げやりになってるって、青春時代にそんなことありませんでした? 
僕も18〜9(歳)くらいのころに、ちょっと人が信じられなくなっちゃって。一ヶ月以上閉じこもって…」 司会者さん:「えっと、こもって?」 ファン:「引きこもり?」 
井上さん:「じゃなくって、動きたくないの。単にだるいとか。(笑)。全然動きたくないの。大家さんが心配して『井上くん生きてるー? たまには出ておいでー』って」 
司会者さん:「良い大家さんですね」 そういうことなどの経験があって、井上さん:「立ち直ろうとしてる。青春じゃーん!! そういうのがあって、人は汚れていく、強くなってく。
都合の良い様に。(笑)。純粋なところはどっかいっちゃいましたねー」 司会者さん:「でも今はダンディーでらして」 井上さん:「かっこうはね。中身は一緒だから」 
いつもと一緒なのか、迷いの多かった若い頃と一緒なのか。井上さん:「子どもの頃って25〜6歳の先生っておじさんだったのに、自分がその歳になったらどう?」
司会者さん:「まだ若いですから(笑)」 ナイスな交しだ。井上さん:「人間いくつでも一緒。見かけはおじさんでも中身は少年で」

司会者さん:「ではそろそろ○×クイズに」 と、景品のサイン色紙にネズミー王国の主の絵が入っていたため、井上さん:「何故っか、ミッキー」
と。高い声で、井上さん:「僕、ミッキー」とモノマネ。あおの素っ頓狂な声がお好きなもよう。他の景品もひとつひとつ確認していく。
井上さん:「こっちは…こちらは、思い出CDで、こっちは軽い…」 ファン:「ふ〜ん」 思い出を重いにかけたボケに対し、流れる微妙な空気。
動揺したのか、CDを落としてしまい、井上さん:「あー! あまりにも重いんでおとしちゃいました」 オチはこっちだったか。
井上さん:「違う作品のですが…これも、あ、出てる。ソリュード…」 ファン:「天使!」 井上さん:「あ、そうだっけ?」 →フレグランス・テイル 
井上さん:「アプリコットにも出ていましたよね」 ファン:「うまいっ!」 販促らしい発言に思わず褒めちゃったよ。(笑)。井上さん:「何て役でしたっけ?」 
ファン:「一之瀬知明」 井上さん:「探偵だっけ?」 ファン:「新聞記者」 井上さん:「ああ、新聞記者。答えが正解でも何も出ないからね」 
このくらいだったら多くのファンの方が正解しちゃいますって。そうして確認した景品は5点セットでお一人のものになるというと、井上さん:「一人取りっ?!」 と驚いていた。

さて、クイズ。井上さん:「結構難しいです。さっきは三問で決着しました」
Q:今回PC版に移植するにあたりフルボイスとなりましたが、音声ファイルの総本数は何本か。
井上さん:「ジャスト?」 司会者さん:「およそです」 井上さん:「台本厚いよね。こんくらい」と、30cmくらいを手で表す。すごい。
井上さん:「紙袋でごそっときて、え?って。台本ですって言われる」 そして正解は、司会者さん:「17,764本でした」 井上さん:「うわー」
司会者さん:「TAKUYO史上最大になりました。アプリコットの2倍です。当初は365日のはずだったため、シナリオは2倍の予定でした」
井上さん:「今は160日くらいってこと? 2倍っていうと何本?」 司会者さん:「…計算苦手で」 ファン:「35,500くらい」 
井上さん:「そんなに? 35,000くらいになるはずだったってこと? すげーや」

Q:「主人公たちが通う高校は3階建てか。ファン:「ポスターにうつってる…」と言うとおり、会場内に貼られているポスターに校舎が入っていましたが、
司会者さん:「写っちゃってますが(笑)」と笑顔で続行してしまうあたり、さすがTAKUYOさん。(笑)。
でも、地面と接しているところまでは見えないので、ファンの回答は分かれました。正解は×4階建て。

一回目に比べると脱落者が少なめで、井上さん:「減りゃしない」ということで、井上さんのパーソナルクイズに。
Q:今年最大の目標は、ウィンドサーフィンのインストラクター免許を取ることである。 
出題中に笑い出し、×を出しているファンに、井上さん:「何だと思う?」と訊いたりする。さて、正解は、井上さん:「△です。どっちでも」
おいおいと苦笑するファンに、井上さん:「クイズにならないね。それくらい頑張りたいって言ったからね。でも、
インストラクターはそんなに簡単になれるものじゃないから。365日、フォーシンフォニーのようにやって、なれるかどうか」 販促、販促。(笑)。
井上さん:「なので、全員駄目」 ファン:「え〜?!」 井上さん:「嘘」 笑顔に騙されてしまうのがファンよね。
Q:好きなお酒は芋焼酎である。→○ カズファンイベントに何度か行っている人ならば常識でしょ。

そうして少なくなってきたところで残っている方たちがステージへ。
ファン:「クイズも、今は変わってる…とかだと分からない」 井上さん:「ぼくが考えた問題じゃないから」 そして続くパーソナル問題。
Q:得意料理は鍋である。→○ これもイベントに行ったことがある方には常識といえる問題かと。が、間違えてしまった方に、井上さん:「何だと思っていたの?」 ファン:「目玉焼き」 
井上さん:「失礼な。こう見えても調理師免許を持っていますから。って、持っているのに鍋かよっ!!」 自分突っ込みも元気に。

Q:元氣プロジェクト所属の男女比は5対5である。→○ 井上さん:「そんくらい。でも、今は6対4くらいかな」 また曖昧な正解だったのね。
一回目に比べてなかなか決着が付かないので、司会者さん:「では残った方でジャンケンで決めてください」 となりました。

鍋の話をし足りなかったらしい。井上さん:「豆乳鍋、あったまる。やったことある?」 わたしは無い。
井上さん:「お水入れて、こぶ入れて…」 司会者さん:「え? 何を?」 ファン:「こぶ」 司会者さん:「?」 ファン:「昆布」 
ついに司会者さんにまでフレンドリーになっている。(笑)。井上さん:「こぶって言うよね?」 ファン:「分かりますよ」
井上さん:「こぶ入れて、豆乳入れて、豆腐、白菜、水菜を入れて、ポン酢で食べるの。うまいっすよーっ」 ホントに美味そうだ。
ポン酢。正しくはポンス。オランダ語で柑橘系の絞り汁のことらしい。昔から知っていたのに、TVで取り上げられていてちょっと悔しかったりしたネタだ。

今回も有ります、ビンゴ。今回も机出しをします、井上さん。今回も、ゲストなのに、と突っ込んでおこう。井上さん:「ビンゴの説明しまーす」 
ファン:「はーい」 井上さん:「数字が出たら折っていって、それが縦でもななめ…」 で、間。井上さん:「横でも」 横って単語が出てこなかったんだね。(笑)。
井上さん:「列に4っつ並んだら、リーチ!って言う。元気良くね。リーチ!!」 んなでかい声で言わなくても分かるってば。
井上さん:「ビンゴは”和彦さん大好き!”で」 ファン:「え〜」 恥ずかしいわいっ。井上さん:「そのくらい言えよっ!!」 無理に言わすなよっ!

では。スタート。井上さん:「景品は何人分?」 司会者さん:「6人です」
最初の数個目で、自分のカードの番号が出ないと言うファンに、井上さん:「ねぇだろ? お上はお見通しだぜ!」 いつのまにお上に。
ふと、男性客に気付き、井上さん:「彼が”和彦さん大好き”って言うの、ききたい!」 うん、わたしも聞きたい!(笑)。
途中、玉を落とし、井上さん:「あ、あ、あ・・・」と追いかけて拾う。ちょっとコントっぽい。

最初のビンゴは同時にお二人。井上さん:「僕のことをどれくらい好きか語っていただきましょう」 ちょっと引いてしまうお二人。だろうな。
井上さん:「どうしよう。芸をするのもね。ジャンケンにしましょうか」 で、音頭をとるのはいいんだけど、井上さん:「最初は…」って、なんでささやき声やねん。勢いがつかないってば。
優勝者さんに、井上さん:「帰ってから高く売りつけたりしないように」 それ、洒落になりません。景品のひとつは生録ボイズカード。
すると、優勝者さんのお母様がファンでいらっしゃり現在入院中でいらっしゃるとのことで、優勝者さん:「母のためにアンソニで」
井上さん:「何十年前のキャラだよ」と言いつつ、真面目な表情。と、録音することを覚悟して会場が静かになると、井上さん:「シーンとするな」
いや、この展開で無駄話ができる神経は普通じゃないと思います。負けた方には瀬谷のイラスト入り色紙でした。

ここで、予定よりも景品が増え、ジャンケン大会に。
井上さん:「何がいただけるんですか」 司会者さん:「だぶりゅくりあ…」 ダブルクリアファイル、って心の中で突っ込んでおいた。
井上さん:「とりあえず全員出てきて、ぼくとジャンケン♪」 楽しげだ。 井上さん:「ちゃんと負けた人だけ座ってください」というルールのため、なかなか減らない。
ジャンケンの間にも、井上さん:「こういうときにジャンケンが弱いことがばれる〜」と嘆き始める。終わってからも、井上さん:「ジャンケンが弱いことが判明しました。
相子が駄目…」と言いかけたところで、いきなり何かを思いつき、井上さん:「絶対に負けない作戦があるんですよ!」と意気揚揚と言う。この瞬間にピンときたのよ、わたし。
なので、井上さん:「じゃあ、やってみますね」とファンに対戦を促すと、最初はグーのフレーズで、井上さん:「最初からっ♪」とパーを出す。
ファンは反射的にグーを出しているから、見事な大勝利となるわけで、司会者さん:「それなら勝てますよね」 認めちゃうのか? 
で。井上さん:「ね。絶対に負けないでしょ」と自慢げに言う井上さんに向かって、わたしはチョキを出してたさ! やったぜ、読み勝ち!!
司会者さん:「あ、あそこにチョキの方がっ!」 何故か司会者さんが嬉しそう。井上さん:「何ぃっ! 人間歪んでんじゃない? 素直にならなきゃ」
容赦ないなぁ、もう。でも、自分の勘に素直に従って勝ったんだもん。何を言われたって平気さっ。へへへっ。

質問コーナーへ。井上さん:「餌を与えないでください」 質問コーナーだって言っとろうが。
ファン:「好きなお酒のつまみは何ですか」 井上さん:「いっぱい。殻つきピーナッツとか好き。TV観てぼーっとしながらパチッパチッと」
司会者さん:「暗いですね」 暗いって言い切っちゃいますか。(笑)。 でも、井上さんは簡単にはめげない。
井上さん:「豆系。センズっていう、いろんなナッツが入っているやつ。松の実とかクコの実とか。身体に良い系のミックスナッツ」
司会者さん:「健康に気を付けていらっしゃるんですね」 井上さん:「いえ。それが好きなんです」 会話になっているようななっていないような。
井上さん:「あと、アボカドが好き。マグロに挟んで大トロになる!」 これだけ聞くと、なんか貧乏テイスト。
井上さん:「柚子胡椒とかでも美味しい。地鶏のたたきもいいよね。あと、今の季節だと牡蠣串とか。牡蠣の身がただ串にささってて焼いてあるの」
…柿の実が串にささってて焼いてあるんじゃあないよね?(笑)。食べ物の話になると止まらなくなるようで、
井上さん:「あとは鍋。チゲとか。そうだな…自分で作るときは手間を考えると大変だけれど、ゴボウと白菜を細ーく切って、すーっと湯通しして食べるの。
酒をドボドボ入れて、豚肉、ほうれん草、ニンニクを入れて。普通の鍋でもニンニクと生姜を入れておいたりね。身体があったまる。つまみの話になると長くなる。(笑)」 
臨場感を出すために、長文で書かせていただきました。(笑)。

司会者さん:「最後の質問を」 井上さん:「最後?」
Q:セクシーとキュート、どちらが好きですか。 井上さん:「その人に合っていればどちらでも」 あら、優等生な回答。
この質問をした方はかわいい感じの方で、井上さん:「かわいいね。春な感じで」と、口説くかのような台詞も忘れない。
時間の余裕があるので、もう一問。Q:20歳は子どもで対象外ですか。 井上さん:「女性としては見ますよ。ぼくは結構、歳いってるけど、
小川さんのお父さんと一緒だって。普通このくらいの歳だと、話題がね、追いつかないとか言うでしょ。でもぼくは負けず嫌いだから、とにかく合わせようとする。
スノボでも負けたくないから直滑降勝負するの。スピードで。最後に出発して、最後尾からゴボウ抜き」 いつの間にか論点がすり替わっているのを上手いと思っちゃったよ。

終わりのつもりで、井上さん:「これからもよろしくお願いいたします」と挨拶したのに、司会者さん:「もう少し大丈夫なんで、いいですか?」
と、更にもう一問追加。Q:BLってぶっちゃけどうですか。 井上さん:「男性同士でねー。普通ですよ。裸になって絡むんじゃないし」
お仕事のモチベーションも井上さん的には語ってくれる部類のため、真面目に説明してくださいます。井上さん:「恥ずかしいと思ったら恥ずかしい。
音響監督でも『いくとこ、もう一回』とか言ってるし。『いい、いきっぷり!』とか。明るくね。カラッとやんないtね。なので逆に楽しいです。
ある境界線を超えた人たちが集まってますから、楽しんでます。ある種、開き直った人ばかりですし、何でも仕事は一緒ですから。
ボーイズだからっていうのはない。これができるんだったら、怖くない。あとは何でもできる」 だそうです。

最後に。井上さん:「みなさん(客)が元気なので、楽しかったです。控え目だけじゃなく、ガンガン突っ込みをありがとうございました」 
ある意味いつもどおりなんですが。(笑)。 そうして、拍手でお見送りとなりました。

企業系イベントとはいえ、TAKUYOさんはかなりフリーにお話しを進めてくださるので、いつものカズファンイベントのようでした。
そして、このゲームの販促イベントは2ヵ月後に再びあるのでした。そちらの話はまた後日。
ここまでお読みくださり、どうもありがとうございました。

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