RC/RX受信機チェッカー


受信機からの信号で、動作する物ができないか・・・?、と相談を受けて試作したのがRC/RX受信機チェッカーです。久しぶりに「電波」に関わる工作です。


仕様

・送信機は双葉を使用する・・・双葉FF9H
・受信機は何でもOK・・・Quick7ch
・受信機に接続し、送信機のスティック角度に応じて5つのLEDを点灯・点滅させる。
・サーボ出力端子を装備し、並列に接続したサーボを同時に動かすことができる。

こんな条件で設計しました。


回路図

12F683を使って、シンプルにまとめました。A/Dコンバータ・PWM機能を使っていないので、ファームウエアの手直しで、629でも動作します。(手持ちが683のために使用しました。)


基板パターン

カッターによる切り出しを前提とし、PCBEでパターン設計しました。左側が受信機よりの入力、右側がサーボ出力となります。

電源入力には47μFと0.1μFのコンデンサを入れてありますが、なくても動作すると思います。

RX受信機チェッカーのPCBE基板パターンはこちらです。


ファームウエア

RC/RX受信機チェッカーのC言語ソースファイルはこちらです。

RC/RX受信機チェッカーのHEXファイルはこちらです。


完成!

受信機の3chに接続し、送信機のスティックを上下すると、LEDも左より右へ点灯・点滅します。1ch他に接続すればスティックニュートラルで3番目のLEDが点灯します。

・受信機よりのパルスは約20ms間隔で送られてきます。LEDの点滅は100msON,100msOFFで実現しているので、時々、追従しなくなる時があります。点滅をやめれば反応は速くなります。

・受信機からの信号で外部装置を自由にコントロールすることができます。LEDの代わりに・・・デジカメのシャッター回路を接続する、発煙用ヒータの接続、などの応用が考えられます。楽しいメカを考案して下さい。

完成! 送信機のスティック動作に合わせてLEDが光り、並列接続のサーボが動きます。
基板裏面 システム全景