ハニービー・エアロソアラ共用赤外線2ch送信機


「ちっちゃなヘリや飛行機を飛ばすには持ち物も少ない方がいい!」。ハニービーやエアロソアラのようなトイラジが次々に発売されてインドア空物が大にぎわいです。どれも手に入れたくなるほど魅力的です。

このトイラジ、どれもちっちゃくて可愛いし、送信機は充電器を兼ねていることが多いです。ゆえに・・・一機増えると機体と送信機が増えて、それぞれに電池が必要になります。気軽なトイラジのはずがだんだん大荷物になってきます。

そこで・・kobaraさんにススメられ(おだてられて)たこともあって、制作したのがこの送信機です。機体が増えても送信機が増えない・・・優れものです。(ハニービーを充電するだけに送信機がまだ必要です(^_^;))


仕様

・CCPハニービーとエアロソアラを一台の送信機で操縦できるようにする。
・ハードウェアは標準赤外線2ch送信機にプッシュスイッチを増設したタイプをターゲットにする。


ファームウエア

別々に制作したハニーとエアロのファームを統合するために、関数化できる部分をまず共通化し、最後に本来はメインルーチンだった部分を大きな関数として独立させてから統合しました。そのためにmain関数は非常に短くなっています。

// 38kHz変調出力関数
// 13μS On、13μS OFFを38回繰り返して1msのONを作る

void ir1ms(){ //38KHzでONを1.1ms継続(Aero,Honey)
  int i;
  for(i=0;i<42;i++){ //38kHz変調になるように調整済み
   IROUT=ON;
   delay_us(13);
   IROUT=OFF;
   delay_us(6);
  }
}

エアロソアラは本来ON1msを基本としていますが、ハニービーと変調ルーチンを共通化するためにON1.1msに統一していますが、問題なく動作しています。0.5msも同様に0.55msになっています。

・ファームウエアは下記よりダウンロードできます。

ハニービー・エアロソアラ共用赤外線2ch送信機のC言語ソースファイルはこちらです。 2006.10.13

ハニービー・エアロソアラ共用赤外線2ch送信機のHEXファイルはこちらです。 2006.10.13


完成!

ハニー・エアロ両用赤外線2ch赤外線送信機 赤外線発光中

・見た目は・・・変わりません(^_^)v。

(1) それぞれの機体の充電は付属のコントローラで、外付けリポの場合は専用充電器で行います。

(2) 充電完了後、コントローラのスイッチを切ります。

(3) 機体の選択
・プッシュスイッチを押さずに電源スイッチを入れるとハニービー用送信機として起動します。
・プッシュスイッチを押しながら電源スイッチを入れるとエアロソアラ用として起動します。

(5) A/Bバンドの切り替え方法
プッシュスイッチを押す・押さないを併用しながら下記の操作を行います。
・Aバンドの場合:送信機のジョイスティックを最スローにし、赤外線2ch送信機のスイッチを入れます。送信機より「ぴーぴー」と2回鳴り、起動します。
・Bバンドの場合
:送信機のジョイスティックをフルハイにして、赤外線2ch送信機のスイッチを入れます。スティックを最スローにすると送信機より「ぴーぴーぴー」と3回鳴り、起動します。

(6) エアロソアラ用として起動した場合、バンド切り替え確認音に続いて、「ぴーー」という長音が1回鳴ります。

(7) ハニービー用の場合、プッシュスイッチを押しながらスティックを左右に動かすとトリム動作となります。トリムは一段階しかないので、動作量は関係ありません。トリム動作中はブザーが断続して鳴ります。

(8) ハニー用として起動すると赤外線発光確認用LEDの点滅周期が速いので、こちらでも確認できます。

ちっちゃなヘリコプタと飛行機を自作送信機でコントロールする喜びは格別です。ぜひ、お試しください。