秋月ブザーを使った電源電圧監視ユニットは4ch受信機に組み込んで活用しています。リポを使い切るのはなかなか難しくてスピーカが鳴ることはめったにないのですが、安心感が違います。
部品屋さんを覗くとブザーの少なさとは対照的にスピーカはいろいろな種類が販売されています。圧電スピーカと呼ばれる小型スピーカは薄型、超小型などがあります。
今回は丸型13Ωのスピーカが入手できたので、これを用いてユニットを構成しました。秋月ブザーに比べて小型化ができるのが魅力です。
組み込みを考えてレギュラーとスモールを設計しました。スモール版では三端子レギュレータ周りの電解コンデンサと、スピーカ保護用の抵抗270Ωと47μFコンデンサを省略し、小型化しています。省略部品はありますが、動作には支障はないようです(保証はできません。)。
電源電圧監視ユニット(スピーカ版・レギュラーサイズ) | 電源電圧監視ユニット(スピーカ版・スモールサイズ) |
おまけがついていますが、気にしないで下さい。
ブザーと違い、スピーカは電圧を加えるだけでは鳴りません。細かくON,OFFを繰り返す必要があります。12F683にはPWM機能が内蔵されているので、この機能を利用して、スピーカを鳴らしています。
調整方法は秋月ブザー版と同じです。
【調整方法】
(1) 可変電源を使って、7.4Vを供給します。
(2) 三端子レギュレータの出力電圧を測定します。(私のは5.13Vでした。)
(3) GP4に加わる電圧が(2)と同じになるようにトリムポッドを調整します。
以上で調整は終わりです。
【動作確認】
可変電源を接続し、8V位から徐々に電圧を下げて下さい。
(1) 電源を投入するとぴーぴーぴーと3回ブザーが鳴り、LEDが点滅します。
(2) 6.7Vに電圧が下がると、まずLEDが点滅を開始します。
(3) 6.5Vになると1000ms周期でLEDが点滅し、ブザー鳴ります。
(4) 6.3Vになると500ms周期で周期でLEDが点滅し、ブザー鳴ります。
(5) 6Vになると250ms周期でLEDが点滅し、ブザー鳴ります。
以上のような動作であればOKです。実際に使用する時は(5)の状態になるまでに充電するように心がけて下さい。
こちらは標準タイプ | 小型タイプ |
大きさの違いがわかります | 基板裏面、テスト端子がまだついています |