メイリングリスト入門



[メイリングリストとは]

電子メイルを用いた会議システム・情報共有システム・集団文通システム:-) (イメージ湧くのかこれで^_^;)

特定の題材に関して、その分野に関係する or 興味のある人たちで構成されるのが普通。

メイリングリスト(ML)に入る = MLのメンバーになると、 各メンバー宛に(自分宛にも)いろいろなメールが送られてくることが分かる。 (中にはメイルが大量に送られてくるMLもあり。) そのメイルの内容に返事を書きたいと思った場合は、そのメイルにリプライすれば、 そのメイルがMLのアドレスに送られ、そこからMLのメンバーに再配布される。 自分からML宛に話題を出してもよいわけである(出すべきでしょう)。 こうして、ある分野に興味のある人の間で情報交換が進んでいくわけです…

[新聞や郵便との共通点・差異]

MLに参加しなければ、そのMLのメイルは決して送られてこない。 すなわち、参加しないと望む情報が得られない。 (過去の記事が、WWWなどメイル以外の手段で公開されている or 検索できる場合は別。 情報入手が少々遅れるのは、その場合やむを得まい。) 新聞ならば、定期購読をしなくとも、駅売りなどを利用して入手できよう。

MLへの参加資格はMLそれぞれだが、存在が公開されたものは、しばしば 無料・資格不要・参加脱退自由である。 (もちろん電子メイルが読み書きできる必要はあるが) 非公開のMLも多い(数としては圧倒的であろう:推定)。 商用のMLも存在する。

情報(メッセイジ)は、双方向に (自分から発信する場合は、メイリングリストの参加者全体へ向けて)、 文字ベイスで(電子メイルの形で)伝達される。
# 画像や音声の情報を流すためには、いったんそれを文字ベイスに変換する必要がある。
# 絵葉書はどうだろう? 筆者は「絵葉書のメインはやっぱり文字情報」と思っているが。
話題の質は、通常、ネットニュースより「濃い」。 集団的問題解決に適する。 世話人・管理者がいる場合が多い(メイルの内容の編集をするわけではない、はず)。

[パソコン通信との共通点・差異]

パソコン通信を電話に喩えてみる。 自分宛の電話は、回線の切れている相手・場所からは、決してかかってくることはない。 それに比べると、メイルは郵便に喩えてよい。 自分宛の郵便は、今どこにいるか見当もつかないような人からも、自分の郵便受けに届くのが普通だ (当然、地球上のどこかある場所から送ってくるんだろうけれども)。

パソコン中心じゃなかったパソコン通信もコンピュータ・ネットワークの一つだが、 パソコン通信のネットワークには(1)「中心」があり、(2)その「中心」のコンピュータが 参加者間の通信に関するお仕事すべてを請け負うため、その「中心」のコンピュータに 接続することができるコンピュータだけに参加範囲が限られてしまう。 MLへの参加は、原理上、地球上のどこからでも可能である。

[いくつかの注意点]

いったん発信された情報は、電子メイルとして配布されるので、 取り消し(キャンセル)できない。(「ごめんなさい」するしかない) 送信の際には細心の注意を払おう。

参加・加入、もしくは脱退・配送一時中止のリクエストは、 やむを得ない場合を除き、メイリングリストそのものに送るべきではない。 参加者の迷惑になるからである。 たいていのメイリングリストでは、そのような申し込みを処理するための 所定のE-Mailアドレスが用意されているはずである。

「なりすまし」を排除できない。(電子メイル自体の欠点!) 電子署名が普及するようになるまでは(これとて完璧なわけではないが)、 「なりすまし」をするべきでないし、誰かがして迷惑を及ぼしているのを 見過ごすべきでもない。

IRC(Internet Relay Chat)も同様と思うが、要は「使いよう」である。



☆リンク: MLに関するFAQ(=よく聞かれる質問と答え)
<URL:http://www2j.meshnet.or.jp/~odajima/ml/ML-in-JP/info.html>

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