『長野県シニア大学』にて奮闘中!
長野県シニア大学とは、「長野県長寿社会開発センター」が行っている事業の一つで、概ね60歳以上の高齢者の方で、年間20回ほどの講義に参加出来る方なら、無試験で入学出来る学校です
大学設立の目的は、シニア世代の仲間づくり、健康生きがいづくりを図りながら、社会参加活動を目指すもので、県下10地区において開校されています。


16/2/14  シニア大学を卒業します! No933


長野県旗の掲げられた講堂で講義を受けるシニアの方々。

いよいよ「長野県長寿社会開発センター」事業・『シニア大学』の卒業の時期を迎えようとしています。
2年間にわたり、私たちオジサン、オバサンのご指導を頂きました講師の先生方には、大変感謝申し上げます。
何しろ、平均年齢が70歳に近い私たち・・・、「今、聞いた事もすぐに忘却の彼方へ・・・」ですから、先生方も大変だつたのではと、拝察申し上げます。
私個人としまして、この『シニア大学』に入って、良かった事を挙げて見ますと、①新しいお仲間が沢山出来た。(私のような少々歳をとった方々ですが・・・)②福祉関係のボランティア活動を経験した。③絵手紙を始めたり、合唱グループに入り、「花は咲く」などを皆で歌った等々です。
『シニア大学』では、『人生二毛作なんて事を、良く云いますが、私も、今まで経験した事のない、全く新しい事に、挑戦して見ようかな!?と思うこの頃です。
「言うは易く 行うは難し」
ですが・・・


 長野県 第38期シニア大学伊那学部卒業メンバー。

15/11/16  生歌は良い・・・
長野県シニア大学にて(10)
No913


ギター、ハーモニカを使って弾き語り

庭の黄色に色づいたイチョウが美しい創造館(旧上伊那図書館 )において、シニア大学の講座の一つ、フォークシンガー三浦久氏(1945年生)の歌とトークショーが開かれました。
三浦久氏は、辰野町の出身で、「歌手・舟木さん」に楽曲を提供されたり、また、大学講師、喫茶店の経営等々と、多彩な経歴をお持ちの方です。
何曲か歌われたのですが、その中でも、彫刻家「萩原碌山」と、碌山の絶作「女」のモデルとも云われます新宿中村屋を起こしました女性実業家「相馬黒光」との話の弾き語り。。。
久々の生歌に感動致しました!!
何しろ、この頃は、パソコンの動画サイト「ユーチューブ」で、「山本コウタロ-」の「岬めぐりのバスは走る・・・」を聴いたり、「吉田拓郎」の「下駄をならして奴がくる・・・ 」を聴いていますので!


シニア大学の受講場所 創造館
上の創造館は、諏訪市の洋風建築 の温泉施設・片倉館を設計した森山松之助の設計のものです。
第二次大戦後の一時期、進駐軍の宿舎に使われた事もあるそうで、 伊那谷の小さな町の“昭和の時代の生き証人”とでも云った建物です。

15/6/28  吹き矢で健康増進
長野県シニア大学にて(9) 
No886


的に向かって狙いを定め吹き放します
上の写真は、先日のシニア大学の授業で、「スポーツ吹矢」(スポーツふきや)の講習を受けた際の写真です。
「吹き矢」と云いますと、まず思い浮かぶのは、私達人間が狩猟生活をしていた頃、小鳥などを捕るために使用していた道具と云うイメージです。
所が、最近は、その狩猟用の飛び道具でありました吹き矢が、「スポーツ吹矢」と云う呼称で、健康増進の為のスポーツの一つとして注目されているのです。

「スポーツ吹矢」の競技方法は、全長120cmの筒に、ビニールフィルムを円錐状に巻いた吹き矢を入れ、6~10メートル先の的(直径24センチ)を狙って得点を競う競技です。
指導者のお話によりますと、吹き矢を放つ際、腹式呼吸法を用いるのが正しい放し方で、この吹き方は、健康効果もあるようなのです。
弓道でも、腹式呼吸法の一つ、丹田呼吸法を用いて気力を充実させ、矢を放しますが、弓道も、吹き矢も、呼吸法に於いて、相通ずるものがありそうですね。

シニア大学での楽しい吹き矢体験授業を受けながら、近頃、弓道をご無沙汰しているなあ~と、反省しきりの私です!
(週一は練習しなければ・・・)
★右は、「スポーツ吹矢」用の的です。

15/6/1  感動する人形芝居
長野県シニア大学にて(8) 
No880

シニア大学の授業の一環としまして、通常、行われています伊那市創造館を離れ、箕輪町のコミュニティセンターに於いて、『無形文化財・古田人形』の公演を鑑賞しました。

古田人形は、上伊那郡箕輪町の西部上古田地域で伝承されて来ました300年の歴史ある人形芝居で、南信州では、黒田人形、今田人形、早稲田人形等と並び、現在も活動している人形芝居の一つなのです。

今回公演の古田人形の演目は、御存じ、「ととさんの名は阿波の十郎兵衛、かかさんの名はお弓と申します~」というセリフで有名な 『傾城阿波の鳴門(けいせいあわのなると)巡礼歌の段』です。

この演目、以前、淡路島を旅行した際、島内の『人形浄瑠璃館』で上演されているのを観た記憶があります。 母と子の悲しい別れのシーンでは、あちこちで、涙する観客の姿があり、驚きました。(人形芝居って、凄い!)

でっ、今回の古田人形芝居で、「ととさんの名は~」を鑑賞しました我らシニア大学のメンバーはと云いますと、やはり、目頭を押さえる方々が見られました。
私も、不覚にも?、ホロッとしてしまった! 恐ろしや、人形芝居ですね。


私達シニア大学の授業の為、平日にもかかわらず、
公演していただいた古田人形保存会の方々に感謝!


古田人形は、「古田人形保存会」の方々を中心に活動されておられます。
地元の中学校にも、人形芝居のクラブ活動があるそうです。

15/5/9  男の一人暮らしは・・・
長野県シニア大学にて(7) 
No876


シニア大学で行われた『ヨガ』のレッスン。
やはり、元気なのは、女性群です・・・


今期初のシニア大学の授業のテーマは、『福祉の現場から、地域の暮らしを考える』でした。伊那社会福祉協議会の職員の方から、実際に、この地域で起きている事例を中心に、お話をお伺いする事が出来ました。

その中で、一番印象に残ったのは、《一人暮らしの高齢者世帯の増加》と、《ご近所づきあいの希薄化》です。
統計によりますと、特に、一人暮らしの男性の場合、親しい友人がいなかったり、近所づきあいが出来ない方が多いそうです。

そうですよね。私が通っていますトレーニングジムでも、シニアの世代で、レッスンに積極的に参加し、体を動かしておられるのは、女性群!!男性の方々は、恥ずかしいのか、腰が引け気味です。
一人暮らしになってからでは、もう遅い!今からでも、男も自立出来るよう、積極的に、社会とのつながりを持たなければ・・・と思った次第です。
料理一つ出来ない私が言うのも、なんですが・・・


【シニア大学での部活動】

わが家の庭に咲く満開の牡丹を絵手紙にして見る

15/3/6 切手を切り取るボランティア
長野県シニア大学にて(6) 
No861


使用済み切手もお金になるのです・・・

只今、シニア大学は、5月の新学期までお休み中です。
ただ、その間に、課外授業の一環としまして、各グループ単位で、『何か、ボランティア活動を致しましょう!』という大変な宿題があったのです。
その課題に挑戦すべく、福祉施設を訪問し、お年寄りの話し相手をするグループ、今月に開催される春の高校伊那駅伝で、豚汁サービスのお手伝いをするグループなどなど、多種類のボランティア活動を行ったり、予定されておられるようです。
私の所属していますグループでは、地元の社会福祉協議会にお願いして、使用済みの切手を切り取る作業をさせて頂ました。(上の写真)
使用済みの切手は、切手業者さんに買い取られ、そのお金は、支援金として使われるようです。
この作業、おしゃべりをしながらでも可能な軽作業ですので、歳を重ね、ますます、お口が達者??な、私たちシニアには、最適なボランティアかもしれません!

15/2/18 物忘れ防止に・・・
長野県シニア大学にて(5) 
No858


講師の先生に合わせ、グー、チョキ、パーを出しながら「手遊び」ゲーム中

昨年の6月に入学致しました『長野県シニア大学』も無事二学年へと進級しました。新学年は5月からと云うことで、その間、3ケ月ほどの、長~い学年末休暇となります。
そんなに長いお休みは、学生時代にも経験ありません。
最近、少々記憶力喪失気味な私ですから、シニア大学に通っていたこと自体が、「忘却の彼方に」なんてことになったら大変です!

まっ、そんな、私のようないシニアの学生さんもあり得るかと、大学側でも心配し、今季最後の授業は、物忘れ防止対策運動でした。(3ケ月後には帰ってきてねと・・・)
内容は、上の写真のように、 グー、チョキ、パーを出しながら「手遊び」ゲームをするのです。
左手と右手に、別々な動きをさせるのは、なかなか、スムーズに行かず一苦労ですが、それが、脳の活性化に役立つようなのです!。

授業の中で、もう一つの気になるお話しがありました。。
それは、下の数字のように、健康寿命平均寿命との間に。10歳近い介護を必要とする期間があると云う現実です。。。
ただ、ただ、「長生きが良し!」とも言えないようですね。
いろいろ考えさせられる今季最後の授業でした。
とりあえず、長い休みの間、物忘れ防止に、「手遊び」を致しましょう。



14/11/9  へタで いい!
長野県シニア大学にて(4) 
No839

長野県シニア大学の部活動として開催されていました「絵手紙教室」(右写真)も、11月の授業をもちまして今季は終了。次回は来年の5月からの予定で、少々寂しくなります。
何しろ、この「絵手紙教室」、人気の部活動で、多くのシニア大学のメンバーが、和気あいあいと、楽しく受講させて頂いています。
人気の秘密は、講師の先生から、耳にたこが出来るぐらい、絵手紙は、「ヘタでいい!」「ヘタがいい!」との、有り難~いアドバイスを頂き、気楽に絵手紙に向かえるからでしょうかね!?
★下は、お目出たい色使いの赤ベコを描いて見ました。へタでいい!ヘタがいい!

14/9/26  美しき町 髙遠
長野県シニア大学にて(3) 
No829

9月最後のシニア大学は、「移動教室」と云う事で、会場を髙遠町に移し行われました。
午前は、髙遠城址公園内の「髙遠閣」の大広間において、講師の先生より、若い頃、髙遠藩で暮らした「名君・保科正之公」の足跡についての講義を受け、
午後は、髙遠町内の髙遠城ゆかりのお寺や髙遠石工「守屋貞治」の石仏などを訪ねて歩きました。

髙遠の町を歩いてみての感想は、何んと、お寺さんの多いことか・・・です。
ちょつと歩けばお寺さんにあたる状態です。
ご案内して頂いた講師さんによりますと、城下町髙遠では、城主のお国替えの度に、家臣とともに、菩提寺も連れて来られた為、どんどんお寺さんの数が増えたのだそうです。
お寺さんの引っ越・・・大変だったでしょうね!
お位牌、過去帳はもちろんのこと、もろもろの仏具等々を運ばなければいけないし・・・ネコさん、ペリカンさん、こぐまさんがいれば良かったのでしょうが!?。。。
文豪・田山花袋は、「高遠は 山すその町ふるき町 行きかう子等の 美しき町」と詠まれました。
シニア大学のオジサン、オバサンは、古(いにしえ)に思いを馳せながら、美しき町を歩いたのであります。
★上の保科正之公の画は、伊那市観光協会より

講義が行われました髙遠城址公園内の『髙遠閣』の大広間。
欅板張りの吊り天井が見事です。
建物は登録有形文化財に指定されています。


14/8/24  長野県シニア大学にて(2) No822

6月に入学致しました長野県シニア大学、夏期にも講義があるのですが、皆さんずる休みもせず、元気で受講されておられますようです。祝着至極に存じます。。さすが、真面目なシニア大学の学生さん達ですね。(私も皆勤・・・)

そんな方々、現役の学生時代は、ちょうど『60年安保』や、『日韓条約批准反対運動』の真っ只中でした。
講義にも出ず、デモに明けくれておられた方もおいでになったのではないでしょうか?
同じ時代に学生生活を送ったノンポリだった私は、場末の映画館で上映される三本立ての映画に夢中でした。小林旭の『渡り鳥シリーズ』はよく観たものです。
そんな政治に感心があったり、なかったりの若者達も、あれから50年・・・、シニア大学に通う、よい歳をしたオジサン、オバサンになりました!?

★下の絵手紙は、シニア大学の部活動で描いたものです。
【サツマイモが芽を出した。】


【つゆ草】


14/6/4  久しぶりに学生です
長野県シニア大学(1)
No807

この度、『長野県シニア大学』という大学に入学致しました。
オジサンの年齢になって、大学とは、少々、恥ずかしい気もしますが、まっ、「大学いも」なんて云うのもありますから、良しとしましょう。。。
この大学、「長野県長寿社会開発センター」が行っている事業の一つで、概ね60歳以上の高齢者の方で、年間20回ほどの講義に参加出来る方なら、無試験で入学出来る学校です
大学設立の目的は、シニア世代の仲間づくり、健康生きがいづくりを図りながら社会参加活動を目指すもので、県下10地区において開校されています。
私は、伊那学部に所属させて頂き、これから2年間、お弁当を持って、通学?することになりました。
ただ、100名余の入学者のうち、7割は、黒柳徹子さんばりの自由闊達(じゆうかったつ)な女性群です。オジサン達には、チョツト心配!?

「ねんりんピック」も、長野県長寿社会開発センター」が行っているスポーツ交流が目的の事業です。私も二度程、弓道競技部門に参加させて頂きましたが、皆さん、歳をとっても元気はつらつ!素晴らしい射を拝見致しました。

伊那市 創造館(旧上伊那図書館 )において、
第一回目の講義を受けるシニア学生たち・・・
ちなみに、講義内容は、
「高齢化時代の社会参加と生きがいづくり」

会場になった煉瓦造りのモダンな創造館。