七枚目のカードはＡさんの立場を表します。
「棒の６」が出ています。
白馬に乗った人物が行進しています。
手には棒を握り、その棒の先には緑の葉のリースがくくりつけられています。
その周りを取り囲む従者も棒を手にして歩いています。
白馬に乗っている人物はＡさんですが、白馬に乗って向かう先はＢさんのいるところです。
棒の先に付けられたリース、あるいは、頭にかぶった緑の葉の冠は「運命の歯車」と考えてもいいでしょう。
その歯車を持って彼のもとに向かうということは、自ら交際を求める立場にあるということです。
また、冠はかつて王であった彼と対等の立場であることの暗示です。
受け身の姿勢で彼の言いなりになるのではなく、自分の意志を持って積極的に行動することを意味します。
Ａさんが自らの意志で運命の歯車を動かすことで、未来の二人の対等の立場が実現されます。
もし、Ａさんが自ら動くことを拒めば、対等な立場は築けず、再び「戦車」を引くスフィンクスとなってしまうかもしれません。
スフィンクスとなるくらいなら付き合うのをやめた方がまだましでしょう。
完全に身を引くか、自ら動くか。
Ａさんにとっての選択肢は二つに一つということになります。