「闇に対抗出来る魔法は、光だっ! ケイト、光の魔法を唱えてくれっ」

ケイトはリョウの言葉にゆっくりと頷き、光の魔法の詠唱を唱え始めた。

「聖なる輝きよ、全てを覆い尽くせ」

ケイトは杖をモンスターへ向かって掲げる。
「ホーリーシャイン!!」

杖の先に光の結晶が生まれる。
その光は次第に大きくなり、洞窟の中を眩しい程に照らした。

「ギャアアアア、、、アアア」

モンスターが悲鳴のような叫び声を上げる。
その瞬間、モンスターの体の中心に小さな結晶が見えた。

「行くぞっ!!カズイっ」
「あぁ」

リョウとカズイはモンスターに向かい走る。
そして、結晶に向かって剣を振るった。

パリンッ!!

ガラスが割れた様な音が響く。


そして、洞窟の中に静寂が訪れた。

「・・・・何とかなったみたいだな」
リョウは洞窟の中を見回しながら呟いた。
そして、3人へ向かってにっこりと微笑んだ。

「さぁ、先に進もうぜ」





ツギヘ


ヤメル