リョウはケイトの杖の上に輝く小さな光を灯りに先へ足を運ぶ。
---ポツリッ---
リョウの首筋に冷たい何かが落ちる。
「・・・?」
リョウは首筋をさすりながら、足を止めてゆっくりと上を向いた。
洞窟の天井には水がつき、沢山の水滴が地面に向かって落ちていた。
上を見つめているリョウのおでこの上に水滴が落ちる。
「・・・このまま留まっていたら、ずぶぬれになりそうだ」
ススム
ヤメル