□ epilogue □


ユリアス達は光の道が夜明けの光で消えるまで見つめていた。
シキはエンジェルが置いていったストールをユリアスの肩へ掛ける。
「ユリアス・・・私はナイトの最期を見て、助けるか否か迷いました。救うべきか・・・このまま」
ユリアスはシキの言葉を遮るように話を始める。
「僕はエンジェルをここへ一人残すことが出来なかった。エンジェルが僕に見えたんだ。
死ぬことも出来ず半永久的に生き、一人で人間の生死を見続ける僕の姿に見えた・・・僕は・・・耐えることが出来ない。 あの時、シキが僕の手を引かなければ母上と共に氷の世界へ残ったのかも知れない」
東の空から朝焼けが消え、透き通るような青色が広がっていく。




天使と雨が舞い降りる。 それは喜びか、悲しみか。


 

-scene7-

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