□ epilogue □


「・・・命が弾けた」
「・・・ユリアス」
遠く空の下、ユリアス達はイタリアのミラノの道を歩いていた。
「・・・弘貴の・・・声が・・・聞こえた」
うつむくユリアスにシキがそっとレース編みの白いストールを掛ける。
「・・・ありがとう・・・って」
「えぇ、私も聞こえました」
足下で鳴き声が聞こえる。足下を見ると、そこには黒い子猫がユリアスを見て大きく一鳴きした。
ユリアスは子猫を抱き上げる。
子猫の大きな瞳は緑と紫の色をしていた。



「・・・・・弘貴・・・」


 

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