□ epilogue □


沢村は重い体を引きずりながら、校舎の階段を登り廊下の奥にある学生会室へ足を進める。
そして、重い扉をゆっくりと開けた。


「おはようございます。先生」
「・・・おはよ」
「あれ? センセ、元気ないねぇ」
清瀬がうつむく沢村の顔をのぞき込む。

「・・・あんな事があったのに、元気でいられるか」

その言葉に日下部はにっこりと微笑んだ。
「今回は先生のお陰で無事処理する事も出来ました。感謝しますよ」
「先生は導きの力を持っているって事も分かったことだし」

「・・・? 導き?」

「そう、先生がいれば霊を光へ導くことが出来る。
 今まで僕たちは強制的に浄化する力があっても、光へ魂を導く事が出来なかったのですよ」
日下部の言葉に清瀬が嬉しそうに微笑む。


「これからも宜しく、由樹センセ」


「・・・。」
清瀬の嬉しそうな言葉と有無を言わさない日下部と夕凪の笑みに沢村は軽い目眩を覚えた。




清陽学院高等学校学生会
桜の散る頃の物語

 

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