□ epilogue □


「大堂寺壱羽、イチハは霊力が強い人間だった。彼が学生会長になった年、学校の中で死神が現れるという
 噂を聞いた。死神を放置しておく訳にはいかないと思ったんだろう・・・その日、何があったのかは
 分からない。・・・発見されたのは次の日の朝だったらしい」

「・・・死神はそれ以降現れていない。ただ、残り香の様に死神が関わったと思われる痕跡だけが残っている」

沢村は日下部達に呟いた。

「イチハは自分を殺した死神を追い続けているの? それを君たちがサポートを?」

「俺たちは俺たちの意志でイチハと行動を共にしている。俺たちを選んだのはイチハだった。でも、この学校や
 学生達を護りたいと思っているのは俺たちも変わらないからね」

空から大粒の雨が降り出した。
稲妻が走り、雷鳴が轟く。

それはまるでこれからの僕たちを暗示しているかの様だった。





清陽学院高等学校学生会
夏と鍵盤の物語

 

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