「宮島祐二、21歳。先月病気で亡くなっている」 日下部は学生会室の会長席に座り、テーブルに置かれた調査書をゆっくりと読み上げた。 「先月に入り、昏睡状態が続き、そのまま・・・最期は眠るように亡くなった様だ」 「昏睡状態? グラウンドにいた生徒達が見なくなったのって、ここ最近って・・・」 その沢村の言葉に、日下部は寂しそうに呟く。 「彼は昏睡状態になっても、グラウンドに来たかったんだな」 「・・・・そっか」 グラウンドを夕焼けがオレンジ色に染めていた。 清陽学院高等学校学生会 夏の夕焼けの物語