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ユキはゆっくりと目を覚ました。
そこはいつもベット
「・・・・・ゆ・・め?」
・・・・・ポロン
ピアノの旋律が聞こえる。
ユキはゆっくりとベットから抜け出し、音がする方へ向かった。
五線譜が床に散らばっているグランドピアノがある部屋で神矢が優しい音を奏でている。
神矢はゆっくりとユキが佇む部屋の入り口の方へ振り向いた。
「ユキ」
その姿に優しく微笑むエドワードの姿が重なって見える。
「・・・エド・・・」
「・・・?」
エドワードの優しい笑みはやがて、神矢の微笑みに変わる。
その微笑みにユキは安心したように紅い瞳を細めた。
「神矢」
神矢はユキの方へゆっくりと近づく。
そして、頬に優しくキスをした。
「ユキ、まだ寝ていてもいいんだぞ」
「・・・大丈夫、・・・事務所の方は?」
「あっちは松本さん達が収めているよ。それよりユキ」
「・・・何?」
「行ってみないか?」
「・・・どこへ?」
「ユキの母親が生活をしていた場所」
「え?」
「母親の事を知りたいのなら一緒に行こう」
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