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聴耳日記SPECIAL(井上和彦さんの出演作感想記)     聴耳日記SPECIAL・目次 
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 第11弾の2
 '03.04.27 「怪盗アプリコット(PS版) 販促イベント」 第2部
        start 14:00  at 秋葉原 マークインタースペースビル3階

CONTENTS

同じなようで同じではない  49歳ではないが18歳でもない
何度も言うが、それは一之瀬じゃない
端で思っているほど違いはない  ○○の役にも立たない
基本を覚えていない  きっと、忘れない  方言ではない
仕事には関係ない  決して嫌いではない
アプリコットはBL系ゲームではない  声優は本業ではない
しつこいようだが、49歳ではない  ただでは終わらない
思い出は消せない

同じなようで同じではない
昼食を挟みまして、再び戻ってまいりました、秋葉原。いや、昼も秋葉原にいたんだけど。
会場前には既にファンがかなり居たのだけれど、その整理をしてくださったのはそのファンの中のお一人のTさんだった。
会場スタッフはここに集まるなと言うだけで収集がつかなくなっていたのを見かねたのだとか。
Tさんのご尽力のおかげで混乱もなく入場開始。どうもありがとうございました。
第1部と同じように、雑巾オブジェの暗い階段を登ってたどり着いたのは、同じ会場。
…だったのに…ん? 何かが違う? あ! なんかステージ側に字が増えてるっ!
第1部では何も掲げられていなかった正面に、『井、上、和、彦、さん、サイン、&、握、手、会』と、タイトルがババーン!
ちなみに。『、』は紙の区切り。横断幕ではなく、PPC用紙に印刷したものを並べたものだったんですわ。
にしても、こんなことまでメモせんでもいいのにねぇ。…ええ、そうです。第1部での“記憶力チャレンジ”は、
直後の昼食の間にも記憶が戻ってこなかったという致命的な失敗となり、それを踏まえて第2部はメモりました。
第1部に比べて参加者が多かったらしく、入場の途中で、司会者さん:「すみません、椅子を前に寄せてください」との指示。
第2部の方が後列だったように思っていたら、この前寄せのおかげでかなり近くなった気がしました。
ちなみに司会者さんは第1部と同じ男性。

49歳ではないが18歳でもない
登場は第1部に同じくだったのですが、自分の席からはエレベーターホールが見えず、ちょっと悔しかった。登場の瞬間の様を目撃したかったのに。
人数が増えた分、歓声もパワーアップ。井上さん:「久々のキャー。ちょっと元気になりまいした(笑)」 第1部が無かったかのようなことを。
井上さん:「昼、食べて、まったりしてたら、すっかり目が覚めて。一瞬で5歳若くなりました。13歳くらいに」 な、何を吸い取ったんだっ!
司会者さん:「永遠の18歳ですからねぇ」 ナイスフォロー!(笑)。とはいえ無理があるのは周知の事実。
ファンが隣同士でこのボケネタで盛り上がっていると、井上さん:「隣近所で盛り上がらない。一緒にやってんだから」と。
こういう言葉を聞くとイベントに来たなぁって思うよね。

何度も言うが、それは一之瀬じゃない
井上さん:「アプリコットって食べたことある?」 いきなりの問い掛けにファンは無反応。井上さん:「誰もゲームを食えとは言ってない!」 思うかっ!
ステージ後ろの壁に貼られたアプリコットのポスター(くどいようだがDC版)を見て、井上さん:「僕の役は?」と一之瀬以外のキャラを示す。
そんなお約束の中で、主人公について、井上さん:「アンズって言うんだって」と、ふとポスターを見ると、アンズのボージングは自分を指差している。
井上さん:「鼻が痒いの? あたし、あたしって(笑)」 “わたし”じゃなくて“あたし”ってとこがツボだ。(笑)。
井上さん:「あなたのハートを盗んじゃうわよっv、みたいな」などとネタが続き、まだ一之瀬には話が辿り着かない。それでも所詮ポスター一枚。
4〜5番目くらいに、井上さん:「ホントは、素敵な顔、素敵な声の」と言って一之瀬を示す。拍手。わたし的にはナイスボケの賞賛で拍手。(笑)。
井上さん:「自分で言うと照れる」 何を今更って言ったらひねてるかしらん?(笑)。

端で思っているほど違いはない
司会者さん:「僕から質問いいですか」 職権乱用?(笑)。 司会者さん:「このゲームみたいな一発で終わるものって、続きものとは何か違いますか?」
井上さん:「一発芸? 瞬間芸?(笑)。別に違わないよ」 司会者さん:「集中力も同じですか?」 井上さん:「続いているのは集中しなくていいって?」
おっと鋭い切り替えし。井上さん:「朝起きて座禅を組んで、冷たいシャワーを浴びて…とか?」 司会者さん:「そういうことです」 そ、そうなん?
井上さん:「今日はアプリコットか…おはようございます…頑張ります…お疲れさまでした…演じていないときはどういう人物かとか考えてますけど…。
何を訊こうとしてます?」 (笑)。質問の意図が掴めないまま取りあえずしゃべってはみたものの、やはり捕らえ切れなかったご様子。
司会者さん:「特別何か違うのかと思いまして」 井上さん:「特別してない。してると言えばしてるけど、当たり前のことなんで。…何でしょう?」
だから質問されているのはご自分の方ですってば。司会者さん:「感情移入とかは?」 井上さん:「いつもやってる。どの仕事でも一緒」と、
ここまでは今までもおっしゃっていたいつもどおりのお答え。すると、ふと、井上さん:「いつその役になるのかってこと?」 司会者さんの頷きに応えて、
井上さん:「スタジオ入った瞬間とか思ってる? 違うよ。マイクの前に立って台本構えたときに役になる」 台本を持つ手振りをしながら。
井上さん:「それまでは役の分析」 との答えも、ゲームと他メディアの違いにこだわりが有るらしい司会者さん:「ゲームの仕事は抜き録りですよね」
井上さん:「(アプリコットの録りは)2〜3年前のことなんで」と笑って記憶の無いことを誤魔化しつつ、井上さん:「会話を想像しながらやる。
野生の勘。動物になって…ケダモノにはならないけど、本能の赴くままに……下に走りそう(笑)」 止めい! 女の子ばっかのところで。(笑)。
ここでなぜかおなじみの会話に。井上さん:「ファンのみんな若いよね」とくると、実年齢が若者とは言い切れないあたりのファンから独特の反応。
井上さん:「嫌味だと思った人は、ちょっと前まで若い人。気持ちが若ければいいんだよ」 うん。わたしは30代だけど嫌だとは思ってない。毎日楽しいし。
ポジティブ・シンキングについて。井上さん:「5分や10分じゃ語れないなぁ…下じゃないよ」 だからそれはもうええって。
井上さん:「3時間はかかる。真面目モードになっちゃう…適当にやってます。(笑)」 どっちやねん。(笑)。

○○の役にも立たない
司会者さん:「もうひとついいですか? 別のところのゲームでアレンというキャラで…」 井上さん:「何ていうゲーム?」 ファン:「ピノッチアのみる夢」
井上さん:「あ〜ぁ」 司会者さん:「その役で涙を流しながら演られたと聞いたのですが?」 井上さん:「ああ、よくあるよ。そのまま。何か不思議?
だってそれが仕事。それくらいじゃないと伝わらないし。昔やったヒッチャーっていうので泣いて台本が見えないーっ!って困った。(笑)。
その気持ちになったら普通だよ。涙が出てもおかしくない。恥ずかしくもない。生徒にも言っているけど、口先だけの演技は糞の役にも立たない。
…ごめんね」 このお詫びは汚い言葉を使ったことへの一言で。井上さん:「究極を言ってしまうとそういうことです」 湧き上がる拍手。マジだ。
井上さん:「…なんで真面目になるの? 遊びに来たのに」 あ、遊びっすか? 井上さん:「みんなだって遊びでしょ? 仕事なの?
“大変なのよー。和彦の応援でさー。”ってファンの仕事。(笑)」 さすがのわたしでもそこまでひねてません。(笑)。
ふと。井上さん:「話が飛ぶし、なかなかついてけないでしょ?」 司会者さん:「いえ、その調子で」 という容認をうけ、井上さん:「勝った!」 勝負?!

基本を覚えていない
やっとこ質問コーナーに。ひとつ目。…が、実は質問内容がぶっ飛んでいて不明。すみません。
井上さん:「普段は二枚目です。…そうなんだって言うな!」 どうやら呆れ気味に言われたご様子。自分が振ったネタで遊べて良かったじゃん。(笑)。
んでまたも脈絡不明で、ファン:「九州からこのために来ました」 井上さん:「え? そうなの? 他にも遠いところから来た人居る?」
関西などからとの声が。井上さん:「来たかいが有るかどうかは…」 んなこと言わず、楽しませてくださいな。言わずもがなでしょうけれど。

きっと、忘れない
司会者さん:「方言を使う役を演られたことはありますか?」 井上さん:「ありますよ。関西弁は難しい。チャウチャウとか言うと、違うでワレ!とか」
それも大きな誤解がある気がしないでも…。井上さん:「坂本龍馬。高知弁で」 ファン:「土佐弁」 井上さん:「土佐弁? 難しい。
でも、それっぽければいいって。ニュアンスが分かれば」 井上さんが坂本龍馬を演られたのは少なくとも2作品有るのでどちらのことかと思っていたら、
この以降の話で『蒼き狼たちの神話シリーズ』と判明。改めて聴くと、うん、そんな感じ。ニュアンス、ニュアンス。(笑)。(聴耳日記File8File19
実際に居た人だから余計に難しいというようなこともおっしゃっていたかな。井上さん:「高知出身の先輩に電話して40分レクチャーうけて。
次のときにもテレコ(テープレコーダー)とお酒を持ってって、お願いしますって。気を遣いました。実在した坂本龍馬ですから」 そうして話は…。
井上さん:「共演した相手が塩沢兼人で、“かずひこー、お前って努力する人だったんだ”って。するよ!! 一年に一回くらいはっ!(笑)。
コンビを組むのが多かったから、いつも適当にやっていると思ったんだね、きっと」 言われるだけではなく、きちんと言い返しておいたそうで。
井上さん:「“オレの方だよ、お前が適当にやってると思ったのはっ!”って」 塩沢さんのお話が聴けて、とても嬉しかったです。

方言ではない
井上さん:「英会話のテープで、日本語だけじゃなくて英語の方もやったことがある」 へぇ、そういう仕事も有るんだ。
井上さん:「先生が“グッジョブ。グッジョブ”ばっかり言う人で。(笑)。オレの先生の永井一郎さんも一緒の仕事だったんだけど、いまだに覚えていて、
あのときのことを言うんだよ。よく覚えてるなぁ」 永井さんも英語の台詞をいわなければならなかったそうなのですが、指導が多かったのだそうで、
井上さん:「永井さんに“オレのプライド、ズタズタだよ”とか言われた」 言われただけじゃなく、いまだに言われることがあるってことですね。
指導官に褒められたレベルの井上さん:「学生の頃の成績なんて、5段階で2だよ(笑)」 あら、わたしと似たような…。
井上さん:「発音は真似できたから。“グップロマーセーション! パーフェクト!”って」 耳の感性が良くていらっしゃるんでしょうね。
英語もそうですが、普段使っている言葉以外は感情を乗せたりするのが難しいのだそうで、井上さん:「普段から関係ない台詞で練習してます」
ほう、例えば? 井上さん:「チャーシューメン…」 めっちゃ、いい声で何を言うか。司会者さん:「今までで一番かっこいいチャーシューメンです」
このかっこいいチャーシューメンのおかげで、わたしはその2日後に行ったラーメン屋でチャーシューメンを頼んださ! まるでサブミリナル広告。(笑)。
調子付いた井上さん:「ギョウザライス」と、やっぱりめっちゃいい声で。司会者さん:「死地に赴くギョウザライスって感じですね」
井上さん:「嘘です(笑)」 司会者さん:「嘘でも幸せです」 この司会者さんの返しのセンス、好き。(笑)。

仕事には関係ない
司会者さん:「お仕事には関係なのですが、カツラの人が居て、ずれていたりしたら教えますか?」 井上さん:「相手によりますね。
知っている人だったら、おい!(と言いながら頭を触る)とかって。初対面の人はちょっとねー。どーなのよ。楽しみますけど」
何をどう楽しむの? 井上さん:「気付いたときにハッとするでしょ」 それが何か? 井上さん:「あれ? 分かんなかった?」 だから何が?
井上さん:「カツラを帽子に見立てて、帽子、ハットとハッとをかけたんだけど(笑)」 ……座ってて良かった。それしか言えん。
そこまで言ってもまだ分からないという方のために、ネタの解説をしてました。ボケを解説したら負けやねん!(笑)。
井上さん:「カツラを着けるのも着けないのも好みの問題。ずれてなければ良いでしょ」 と、いきなりズラネタが蘇ったらしく、
井上さん:「20代の頃バイトしてたら、マック(関西ではマクド)のマネージャーが気に障る人だったのね。で、友人が理不尽なことで注意されたときに、
“おまえカツラだろ!”っていきなりキレて。マネージャーも“かんけーないだろっ!”って。オレも関係ないと思うよ。(笑)。でもそれ以来怒らなくなった」
バイトにとっちゃ結果オーライだけど、ちょっと、なんか、切ない…。司会者さん:「そんなにバレバレだったんですか?」 井上さん:「うん(即答)」
井上さん:「そのときじゃなかったけど、トリモチかなんかでやったらすぐ取れちゃいそうなくらい。でもあのとき、可笑しいけど笑えなかった」
そりゃそうでしょう。っていうか、笑うのを我慢してなかったらそのマネージャー、人生曲がっちゃったと思うよ。それくらい髪のことは重要だ。
井上さん:「一生、あのときの事を忘れないよね」 だから忘れてやってくださいってば。(笑)。
司会者さん:「注意は自分のを直してから。(笑)」 え? そうなの?(違うって。笑) カツラの必要性は、井上さん:「接客業はソフトに観られたいから」
ああ、まぁ、そうね。スキンヘッドの男性が窓口に居たら、イメージが…だもんね。井上さん:「カツラも、ギャグで外しながらっていうのだったらいいけど、
そうじゃないとカミングアウトは難しいよね。…もう少し引っ張ります?」 仕事にもアプリコットにも関係ないカツラネタだもんねぇ。なのに。
井上さん:「ぼくはカツラだったら…しないと思う。自然に赴くままに」 それというのもお知り合いで、
井上さん:「若いんだけど、ずっと坊主で、それがかっこ良い」という方がいらっしゃるからとのこと。
んで、このネタのオチへ。井上さん:「あ、でもぼくちょっと絶壁…。いいか気になるような歳でもないし。18歳だけど」 ふうん。
ファン:「18歳じゃあデビューしてない」 井上さん:「いいじゃん」 ええ、もう年齢詐称された時点で突っ込みません。

決して嫌いではない
司会者さん:「最近BL作品の出演が多いですが、役作りについてのお話と、初めてこういうお仕事のお話が来たときのエピソードを教えてください」
ちなみに栄えあるBL初出演作は、タクミくんシリーズ『そして春風にささやいて(CT版)』。崎義一役で相手のタクミ役は松本保典さん。
井上さん:「聴いてる? ひそかに楽しんでる?」 的を射てるが答えられんな。 井上さん:「正直言いましょう! …いいねぇ。(笑)」 いいんかいっ。
井上さん:「“やられたーっ!”って思った。“ええっ?!”と。全く知らなくて、台本も当日で。でもタイトルにひっかかってて、何で春風なの?って。
現場に行って台本もらって、んーーーー↑?!」 そりゃ最初はそうでしょうな。またこのときのスタジオセッティングが剛毅だったとか。
井上さん:「マイクが3本向き合って、しゃべるようになってて」 …そ、想像したら…。井上さん:「ちょっとやられたなー。ムッキー!!みたいな。(笑)。
ケツ捲ろうかなぁと。でも来ちゃったから」 諦め方がえらく淡白でいらっしゃること。(笑)。
井上さん:「そういうシーンは無かったから。今みたいのじゃなく。初めてのときは相手がマー…さんだったな。マイクの向き合いだけは嫌だったから、
演技の距離が取れなくて、イメージの中のキャラと距離を取ったりしたいから変えてくれって」 そうして向き合いでの収録は回避できたのだそうで。
井上さん:「次に話が来たときはもー。断る理由は無い。とことんやってやろう。嫌がる人も居るだろうと思ったけれど、喜ぶ人も居るだろうと思って」
これ微妙なんだよなぁ…好きなのは大好きなんだけどね、うん…。井上さん:「仕事だから。徹底的に需要のあるところにはやっていくのがポリシー」
ファン:「ついにBLの音響監督を…」 井上さん:「来るべきときが来た!(笑)。いい出来だと思うよ。この(とポスターを示しつつ)番組…イベントなので
言えませんが、小杉十郎太とか、宮田幸季くんとか石田くんとか。ぼく自身も前から出ていて。ぼくはノーマルで」 →【ミス・キャスト シリーズ】
司会者さん:「特に意識している、感じることなどは?」 井上さん:「感じる…」 司会者さん:「変な意味じゃなくてです」 そりゃそうだろ。(笑)。
井上さん:「作品によって違うので何とも言えないかな。お芝居に変わりはないので、BLだからではないし。ああいう描写は、よりいやらしくならず…
……(間)………気持ちが伝わるように。現場は非常に真面目です。みんなに見せたい」 是非見たい!(笑)。
井上さん:「みんな真面目に、“抱きしめ、はっきりやって!” “キス、3発にしといて!” “突き上げられたとこ、初めてなんではっきりやって”
“もう少し切なくやって”とか。すごく真面目。照れたら仕事にならない」 ああ、皆さん役者ですもんね。
井上さん:「やめて和彦さんっ。わたしにも言って、ってなれば(笑)。言って欲しいの? どっち?」 わたしは嫌。照れてるんじゃなくて、本気で、嫌。

アプリコットはBL系ゲームではない
司会者さん:「アプリコットのイベントだということを忘れそうになりました」 あんたが忘れたらイカン。
次の質問はアプリコット絡みだったみたいだけれど、ごめんなさい、自分がプレイしていないのでどういう絡みかわかりませんでしたが、
司会者さん:「寛ぐときに飲むのは、コーヒー、紅茶、緑茶、中国茶のうちどれでしょう?」 井上さん:「芋焼酎」 選択せんかい。
井上さん:「みんな飲むよ。コーヒーはミルで挽いて。飲むぞーって感じがいいんだよ。教室では日本茶。生徒で免許持っている人が居て、
入れる人によって、同じお茶?!ってくらい違うんだよ。カテキン効果で健康にも良い。日本人なんでね」 司会者さん:「お茶請けは何ですか?」
井上さん:「お茶菓子にこだわりなし。あるものを食べます。コーヒーだけ、お茶だけは淋しい。中国茶のときは肉まん。…今のは嘘」
今のは? 嘘なのは今のだけ? …なんだか疑り深くなってるな、おい。(笑)。

声優は本業ではない
司会者さん:「さて。アプリコットはこれでいいでしょう」 ナイス! すげぇよ、太っ腹だよ、主催サイド!(笑)。
ということで質問4つ目。司会者さん:「WS(ウインド・サーフィン)の友人には職業は何と言っていますか?」 井上さん:「Wサーファーです(断言)。
趣味で声優をやっております。…って言えたらいいですね。(笑)。普通に声優」 司会者さん:「声優を知らないって人に会ったらどうします?」
井上さん:「知らないって人に会った事無い。声優も有名になったよね。美味しんぼの山岡やってました、で通じる」
一般的にはやっぱり山岡なんだぁと思っていたら、井上さん:「生鮮食品売り場で…」といきなり。声優→西友というボケ。分かんなかったよ、わしゃ。
井上さん:「WS仲間で職業はどうでもよい。風を……かっこいいね」って、だから自分でかっこいいって言うたらアカン。かっこいい続きで、
井上さん:「風を前にしてしまうと、職業なんて関係ないね。自然の間では無力」 思わず引き込まれるような良い台詞でしたが、
それだけで終わらないのがお笑い魂。井上さん:「おれ声優だからいい風にしてよ!って言っても通じないし(笑)」 そりゃ通じませんわな。
井上さん:「美味しんぼの山岡ですって言っても、観てた、観てた。ふーん。で終わり。 仲間で本名知らなくて、職場での役がチーフで、
チーフ!と呼んでいる人も居るし」 ああ、こういう趣味の間の人間関係って素敵だよね。ネット仲間でも近いものが在るかな。
司会者さん:「WSはどのくらい行かれてますか?」 井上さん:「行きたいのは週2日だけれど、今は10日に1回くらいかな。
年内で調整して回数をこなしたい。週一だと多いと思う? 年52回は少ないんだよ。サンデーセイラーズは馬鹿にされる」 馬鹿で言いたくなったらしく、
井上さん:「Wサーファーは馬鹿ばっかり。風があると海に居る。…自分もいつそうなるか…マネージャーさん。ねっ」と、後方を見て笑み。
そうなる前にきちんと休みを寄越せってか? 何もこんなところで仕事待遇の要求せんでも。(笑)。
ご自身は大好きなWSも、井上さん:「やんない方がいいです。ホントに。今年2人くらいやりたいって言われたけど、一回やったら懲りるから。
だって今日なんて天気良くて、窓の外の樹の葉が揺れるだけで気になるんだから」 司会者さん:「WSには中毒性が…」
井上さん:「室内仕事が多くて、真っ白な顔して」 いきなり何の前振りかと思ったら、井上さん:「昨日やりました。風強くて海に浸かってた」
ああ、言われて見たらたしかに顔がちょっとばかり日焼けしているみたい。でも焼けているのは、ファン:「首、白い」ということで顔だけ。
井上さん:「ああ、ここまで(と首を触り)ウェットスーツ着てるからね。解説ありがとv」 大好きなWSネタであまりにノリが良かった自分を省みて、
井上さん:「呆れてます?」と訊くと、司会者さん:「ええもうバッチリ」 井上さん:「バッチリ、呆れてるの?」 司会者さん:「はっ!大変な聞き違いをっ!」
間がめちゃくちゃ良かった。(笑)。何と聞き違えたのか教えて欲しかったなぁ。
井上さん:「WSやったことがある人。(数人の手が上がる)やばいぞー」 ご自身の好きなものをヤバイ言いますか。
井上さん:「風が強いときの練習をしました。水に浸かっていて、普通はボードに乗ってセイルを手繰り寄せて立てるけど、
風が強いときは倒れているセイルに直接風を受けてそのままぐいって立つ技。これできないから、あちこち痣だらけ」 司会者さん:「怪我とかは?」
井上さん:「ウニ踏んだのとか。バリバリの筋肉痛。モモ打ったみたいで、ここが痛いのカズちゃんvv。大人のかわいらしさを追及しようと(笑)」 すんな。
井上さん:「日々健康になっていこうかと思ってます」 それは嬉しいです。井上さん:「少し出演が減ったりしても、止めちゃったのとか心配しないように」
WSが大好きでも声優業を止める気は無いという意思表明ってことで。…あえて明言しないといけないほど好きなのかと思ったのはわしだけ?(笑)。

しつこいようだが、49歳ではない
次の質問はちょっと長めだったご様子。司会者さんが途中まで読んでおいて、井上さんにその質問用紙をそのまま渡し。
細かいことはNさんのレポで皆様ご存知だと思うんで(笑)、ここはさらりと流しておこう。要約すると年齢の話。んで今年何をしたいか。
井上さん:「本当の歳、知ってんじゃん。49です。お母さんが年下の人居る?」 ファン:「45歳」 井上さん:「人間歳じゃない」 だったらサバ読むな。
井上さん:「外見が老いるのはしょうがない。気持ちを若くね。恋をしていると、いつまでも女性は美しい。吉永小百合さんとか、森光子さんとか、
森さんなんて舞台で18歳の役をやってらっしゃる。ラストは45歳なんだけど、その倍近く生きているのに、すごい!森昌子さん!」 ん?
井上さん:「違った、森光子さん!」(爆)。井上さん:「俺も恋愛しないと…」 司会者さん:「恋は大切ですね」 井上さん:「ふーん」 ……おい。
井上さん:「好きだと思うだけならいいじゃん。みんなも居るでしょ、おれ以外に好きな人」 何気に強気な発言だ、おれ以外に、って。
恋愛感を語る。井上さん:「何人好きになってもいいんだよ。人を好きになれなかったらおしまい。でも実行に移してもおし、ま、い(ちょっとカミカミ)」
そういうオチの台詞でかんじゃだめだってば。(笑)。井上さん:「家を捨てて出てこないでね。何も出来ないから」 そりゃそうだろう(^^;)。
ファン:「怖い」 井上さん:「怖いよねー。気持ちだけは受け止めるから」 いや、そういう怖い人は避けた方が…。
司会者さん:「今年これだけはやりたいということは?」 長い間の後、井上さん:「いつもやりたいことやってる。改めてやると来年が無いみたいで淋しい。
区切り無いよ。来年は19歳になるしねー(笑)」 司会者さん:「今18歳でしたね」 井上さん:「17っvv(笑)」 またつっこみにくいボケを…。
井上さん:「やりたいことはあるよ。音響監督のTVシリーズ1本! やりたい。くれよ!(笑)」 これ、マネージャーさんへのメッセージ?(笑)。
井上さん:「音響監督は経験が生かされる良い仕事で、自分の声優という仕事を成長させるためにもやっていきたい。
お芝居はひとつの役、音響監督は外から見てまとめている。役者は両方の目が必要。シビアに客観的に見られて本当。声優で活かしたいな。
あ、あと、WSで立ち上がる技をマスターしたい! 2つ。ウォータースタートとジャイブ」 司会者さん:「今年中に?」 井上さん:「そうですね。
それを覚えたら女の子に教えたり…(笑)」 野望だ。(笑)。井上さん:「やってる女の子の方が上手いから。人が海に浸かっていると、
“大丈夫ですかぁー?”って横を…。ニコニコしやがって。悔しい」 ホントに負けず嫌いなんですね。

ただでは終わらない
井上さん:「そろそろ終わりだって」 ファン:「えーっ!」 司会者さん:「もう少し時間有りますよ」 井上さん:「じゃあ会場から質問もらおうか」
手を挙げた方2人でジャンケン。しかし、勝った方は主旨を理解されていなかった様子で、質問ではなくなんだか要望を言い始める。
一応ゲームに絡めたことはおっしゃっていたようだけれど、いくら一之瀬役を演られたとしても井上さんご本人はゲームをプレイしているはずもなく、
ファンの言っている内容がなかなか理解できない。ごめん、何度も言うようだけれど、わたしもプレイしてないから全く意味が分からなかった。
この質問された方も途中でどうしたら良いのか分からなくなってしまったようで、しどろもどろになってしまう。お気の毒な程に。
きっとホントにアプリコットの一之瀬が好きっていうファンの方だろうとは思ったけれど、質問じゃないことを言い出したことが間違いの元かと。
結局は何か口説いて欲しいとかそんなようなことだったようで、井上さん:「口説けばいいの? って言っても、いきなり…何を口説くの?」
それまでの話で文房具がどうのというのが出ていた上に、誰をと言わずに何をと言ったことから、要望をしたのとは別のファン:「消しゴム」(笑)。
井上さん:「(とてもよい声で)良い消しゴムだね」と言ってはみたものの、井上さん:「一之瀬じゃないね。一之瀬で消しゴムを口説く…。
消しゴムの名前は?」 また別のファン:「MONO!」 ナイスだ! 井上さん:「MONO…(笑)」 どんどん妙になってくぞ。(笑)。
井上さん:「一之瀬は2.5枚目? 2.7枚目? CDが先で.5を強めにやっちゃったからゲームでは2の方を強くしたんだよね」と、
頑張って一之瀬のキャラを思い出そうとしながら、井上さん:「さっきのところで終わっておけば良かった」って。 ま、そんなことおっしゃらず。
ファン:「2.5がいい」ということで。一之瀬が2.5枚目で消しゴム・MONOを口説く。当然ですが、めっちゃいい声です。
井上さん:「ホントに君の香りはいいね…ゴムの香りだ。君の名前は? MONO? ふーん、そういうモノか。君の真心でぼくを消して欲しいな」
も、もう、笑っていいんだか、感動していいんだか。いや、ここはやっぱりツッコミ笑いだ。何言うてんねん!(笑)。
最初に要望が出たときにはどうなるかと思いましたが、結果オーライってことで。

思い出は消せない
井上さん:「おかげさまで楽しい会でした。今年はまだありますので…(と指折り数え)、8ヶ月もある!すごい!
今年の思い出のひとつにでも井上和彦を入れてもらえれば。しっかりと記憶して、消しゴムで消せないように」 上手いっ。座布団あげたい。
井上さん:「何気なく応援してください。それとなく応援してください。彼だとか旦那はそれなりに。(笑)。それとなくでいいんで…」
あら、なんだかいつになく真面目に締めに入ってますな。などと思っていたら甘かった。井上さん:「好きよっv」って。最後に悩殺するかいっ。(笑)。
第1部と同じように前の方から順番にステージへ行き、井上さんからサイン色紙を受け取り、握手。
いつも思うことだけれど、きちんと眼を見てくださるのと、しっかりと力をかけてくださる握手に、誠意を感じます。
んでも、もらった色紙のサインを手書きかどうか確かめるのは、また別の話で。(笑)。



はい。以上、4月27日のレポ完了です。ただいま8月の25日です。4ヶ月かかるってどうよ(−−;)。
長いレポとなりました。お付き合いくださりどうもありがとうございました。ご感想、ツッコミ、お待ちしております。

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