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聴耳日記SPECIAL(井上和彦さんの出演作感想記)     聴耳日記SPECIAL・目次 
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過去の聴耳日記

 第24弾
 '04.09.11〜12 「井上和彦と行く石巻マンガロード」
  in 石巻市、山形市、作並温泉「グリーンガーデンLa楽リゾートホテル」泊
  現地集合 38,000円  東京発着 48,000円
 

 8:45     東京駅集合
 13:00〜16:00 石巻駅〜いしのまきマンガロード〜石森萬画館
 17:00     作並温泉
 11:00     杜の賑い山形「田楽祭」
 昼食     鐘崎笹かま館 牛タン定食
 15:30     現地解散
 18:00     東京駅解散

 

東京駅集合。わたしは数分集合時間に遅れてしまいました。すみません。点呼が始まったところで着。本領発揮して東京駅の構内で迷ったんだい。
東北新幹線MAXやまびこ47号に乗って北の地へ。今回の乗車券も「イノウエカズヒコ 様一行」。チケットはしっかり持ち帰ってきました。
車両はKAZUFAN貸切状態でした。と、大宮を過ぎたあたりで、車両後方の連結部分の階段に“もしかして…”と思われる足が。
しかして、そのとおり、井上さんでした。わたしは友達と向かい合って座っていて進行方向と逆を向いていたのですぐに気付いたのですが、
同じように気付いたファンに対し、井上さんは唇に指をあてて“しー”のサイン。驚かせたがり。
そうして。井上さん:「こんにちはー。仙台です」 そこで初めて気付いたファンはいきなりのことに騒然。気持ちは分かる。
その様子を見渡して、井上さん:「ねえ?」と満面の笑顔。満足そうだ。
今回の随行員(笑)は、勝杏里くん、増川洋一くん、よこちこと横田和美さん、そして初参加の、
井上さん:「ちんちろりんと呼んでください。もしくは空回りちろ」 ちろちゃん:「空回りしま〜す!」という神崎ちろさんでした。
マイクもなく一般車両の中でトークというわけにもいかないので、井上さんはご挨拶のみで。
帰りがけにみかんを貰ってらした。うん、みかんは電車旅行の必須アイテムよね。型にこだわらせてもらえば、赤い網に入ったやつ希望。

仙台駅で現地集合の皆様と合流。関西以西の方は現地集合の方が多かったのではないでしょうか。
そうしてバスに分乗。わたしは2号車。井上さんは最初は1号車から乗車するということで発車前に顔見せに来てくださいました。
杏里くん:「拍手でお迎えください」 わー。パチパチ。井上さん:「こんにちはー。和彦です」 ファン:「こんにちはー!」 井上さん:「はい」
顔ぶれを見渡した後に、井上さん:「初めての人―?」とお約束。ファン:「はーい!」と手を上げたのはバスのほとんど。そしてそのほとんどが嘘。
井上さん:「嘘つけ、このやろう(笑)」 分かっていてネタを振ったくせに。 井上さん:「またまたみんなに会えました。2度目のお休みです。
ずっとばたばたしていたので、今日はゆっくりと休みたいと思います」 ファン:「はーい」 井上さん:「いいね、このまったり感が」
比較的イベントに慣れた方が多いバスでしたから。なので、バスを降りる井上さんにも、まった〜りと、ファン:「行ってらっしゃーい」と。
井上さん:「すごくローテンションでいいな。(笑)。では、後ほど」 レポも、後ほど。

井上さんが居ない間の留守居預かりは増川くん。しかし、増川くんは、かなり、いっぱいいっぱい。増川くん:「ああ、マイクのスイッチが入ってない」
から始まって、とにかく焦りっぱなし。1号車とバスが並ぶと、増川くん:「アンリー! 助けてー!」 って、人聞き悪いじゃないか。
増川くん:「和彦さんっていうと、僕は美味しんぼから知ったんですよ」 ファン:「009は? 今から行くのに」 増川くん:「ああああ」
どんどん追いつめられていくぞ。(笑)。フォローになるかどうか分からなかったけれど、以前、井上さんご本人からリークされた情報で
増川くんはキッセイ薬品のCMが好きと知っていたので、わし:「キッセイ薬品は?」と言うと、
増川くん:「キッセイ薬品! 良いですよね。ナレーション、勉強になりました」と少しまとも(失礼な。笑)な返しをしてくれました。
井上さんについて、増川くん:「役者の和彦さんは鳥肌が立ちますよ。現場、かっこいいです。マイクの前に立ったときがかっこいいよね」
ね、って同意を求められても困るんですが。ファンとしては是非拝見したいものですけどね。

石巻駅前でバスから降りると、目の前のパチンコ店の桃太郎旗はサイボーグ009だった。ジョーなんだけど、桜井さんなんだよな、これ。
そうして徒歩で石巻駅の駅舎へ。うわー、外観から既に009の世界だぁ。ジェットが飛んでるし、フランソワも立っている。
この駅は入場券が無くてもホームに入れるそうで、井上さんとファンの皆様でホームに入っていかれました。
…と他人事なのは、わたしはハーメルン状態は好きじゃないので、気の合う仲間たちだけで早くこの場を離れたくてうずうずしていて、
ちょっと離れたところで自由行動になるのを待ちかまえていたのでした。なのでホームでの様子は全く知りません。すみません。

駅から石森萬画館までのマンガロードは、そこここにキャラクターの石像があったり、ちなんだウォールペイントがあったり。
ジョーの像は駅からすぐの交差点にあり、井上さんご一行よりもかなり先行していたわたしたちはたっぷりと2ショット撮影。
写真が苦手なわたしが珍しく写真を撮ってもらったりもした。勢いでロボコンに抱きついたショットも撮ったよ。(笑)。

石森萬画館。入館前に館の前で井上さんと一緒にバス号車ごとの写真撮影でした。普通の記念撮影ではあったのですが…。
ここには書けませんが、わたしは大失言を杏里くんに聞かれたのでした。内容を書けないものをここにあえて書くのは自分への戒めのため。
2ショット撮影もありました。…あれ? こっちが先だったか? ま、大した違いは無いよね。館内の係のお嬢さん方は皆様フランソワコス。目の保養。
館内では最初にツアー参加者全員でシアターに入り、井上さんの声が聞かれるフィルムを特別上映していただいた。
島村ジョーが場内での飲食・喫煙の禁止を言ってくれて、そういう説明台詞が大好きなわたしは嬉しかったさ。
井上さんご本人と一緒に井上さんの演じられた声を聴くというのは、なんとも不思議な空間。なんちゃってステレオな気分。(笑)。
その後は自由行動となりました。わたしが真っ先に遊んだのは仮面ライダーのサイクロン号のゲームだった。好きなんだよ、何でもゲーム系は。
基本は普通のバイクレースマシンなんだけれど難易度によってフィルムが違っていて、上級コースをクリアできて満足。
乗るもので井上さん関係というのが、002ジェットに乗ってバーチャル飛行体験できるコーナー。最後の方でジョーの声が聴ける。
プリクラ的記念撮影もあって、普通は1〜2人だろうところに、それ以上の人数で入ってみたり。けっして機械を壊すようなことはしませんよ。念のため。
穴場では、通路脇に立っているホテルマン(だったっけ?)のロボットの声が、井上さんだったこと。
これは下調べをきちんとしていらした馬さんに教えていただいて聴くことができたのでした。音響環境が良くないので聞き取りにくいのが残念だったけど。
そうして、わたしが一番印象に残ったのは、オンタイムに動く仕掛け時計。石ノ森先生のキャラクターの人形が動き、しゃべる。その中にはジョーも。
KAZUFANも大勢一緒に、井上さんもお母様とご一緒に観ていらっしゃいました。同じ場で同じ時間を感じられて、とても、思い出深いひとときでした。

石ノ森萬画館見学終了。15:35。ここからは井上さんがバスに乗ってくださいました。
井上さん:「生きてるー? はい、作並温泉でーす。井戸水ではありません。(笑)」 ああ、当時長野県での温泉偽装問題があったんだよなぁ。
でもね。温泉と井戸水の違いは単に温度の差なんだから、効能はそうは違わないと思うのよ。水道水を使ったとかでなければ大目に見て欲しい気が…。
井上さん:「大変お待たせいたしました。ここから長い時間乗ります。仙台を乗り越して、ごゆっくりと井上和彦を堪能してください」 お願いします。
井上さん:「記念館はどうでしたか?」 ファン:「観きれなかったです」 井上さん:「時間が無かった? それは是非また来てください。
全部観ようと思ったら一日かかっちゃう。また次の楽しみということで」と話しているうちにバスが出ても良い頃合いになりつつも、
井上さん:「出発が遅れております。その分、井上和彦を楽しんでください」 堪能して、楽しむんですね。了解です。

ところで。井上さん:「昨年のサイパンはねぇ…」と言いかけて、井上さん:「井上和彦のイベント、生は初めてという方はどのくらいいますか?」
はい、一斉に手を上げましょう、元気良く!(笑)。井上さん:「嘘は止めましょう」 慣れて冷静だよ、井上さんも。んで、本当は、
井上さん:「一人だけ?」 おお。 井上さん:「こんな雰囲気のファンクラブのこんな男です」 初めてのファンの方が楽しいとおっしゃると、
井上さん:「KAZUFANの目標は一人でも多く友達をつくることです。そして共に元気に歳を取ろう。共に歳を取るだけじゃダメ。
いつまでもみんな元気でいること。普通にいったらオレの方が先にどうにかなるから。人生何があるか分からないしね。交通事故とか。」 
そんなことを言わないでください…。ファンの言葉に出来ない訴えを察したのか、井上さん:「大丈夫だよ、殺したって死なないから。
それまでは生きてる。でもしょうがない。いつかはそうなるんだから。だから今を楽しむ」 なんか、今日は生きることの発言が多い井上さん。
今の時代に生きて出会えたことについて、井上さん:「20年ずれたら会ってないんだよ。20年経ったら、ぼくは70だからね。
10年ずれても違うし、1日ずれても会ってないかもしれない。声優になってないかもしれない」 わたしは今を大切にという意味だと思いました。

ふいにマイクが不調に陥る。井上さん:「結婚式とかで司会の人が、専門用語でマイク死んでるって言うんですが、
“マイク死んでるよ”って言った瞬間にマイク入ってる」 焦るだろうな、司会者さん。お祝いの席で死んでるなんて忌み言葉なのに。
井上さん:「マイク、ガリってますね。接触悪い。無しでいきますか」 それはそれで好きですが、話が聞き取れないのは切ない。
そんな心配は杞憂でしかなく、マイクを取り替えてか何かして、マイクトーク続行となりました。

石森萬画館の中の廊下にあった、踏むと声が出る装置について。そのうち一つの声が井上さんだったので、井上さん:「踏んだ?」
ファンは踏んだ人と踏んでない人と。井上さん:「オレ踏んだよ。3回くらい。これ以上いじめてどうするってくらいに。
オレがオレをいじめてどうする。(笑)」 その話を聞いて踏まなかったファンが残念がっていると、井上さん:「3個目を踏まなかった?」
ファン:「踏んでない」 井上さん:「ひゃー」 冷やかして追い打ちをかけるなっての。井上さん:「踏んでみたい?」
そりゃ勿論、ファン:「踏みたいっ!」 井上さん:「では、みんなで足下にスイッチがあると思って踏んでください。せーの」
素直にぐっと踏んでみると、井上さん:「加速そーち!」 きゃああああぁ。 井上さん:「これで満足ですか?」 大満足です。生ですもん。
そのやりとりのとき、増川くん:「ガイドさんが喜んでます」と報告が入る。更にアンソニーを聴きたいというリクエストも。
ガイドさんのお名前が新田さんであることを知って、井上さん:「新田さん。新田明男(タッチ)じゃないですね。では新田さんのために。
この後のサービスがどうなるかがかかってます」 ファン:「微妙にせこい」 井上さん:「大人になるとずるくなるんだよ」
そうしていざアンソニーの降臨かというときに、増川くん:「ぼくがドキドキします」 うん、ファンもドキドキするよ。
井上さんはガイドさんのファーストネームを連呼してから、井上さん:「君は、泣いているより笑っている方が可愛いよ」 声、高っ。
井上さん:「以上、モノマネコーナーでした。似てたかな?(笑)」 ええ、本物かと思うくらい、そっくりなモノマネでした。(笑)。
ガイドさん:「アンソニーファンでした」 井上さん:「キャンディ・キャンディ世代ですね」 それはある程度の年齢と言う意味が含まれるため、
少々批判的に、ファン:「あ〜〜っ」と声が出ると、井上さん:「何で? 再放送を何回もやってるじゃん。きっと10年後の再放送だ」 フォローか?
井上さん:「遙かでファンになったっていう人はいるけど、美味しんぼでっていう人を見てみたい。ファンレターもらってないもん」
ファン:「美味しんぼも好きー」 井上さん:「食いしん坊万歳とか味っ子じゃないの?」 味っ子はともかく万歳の方は井上さんとは無関係じゃないか。
そこで思い付き。井上さん:「みんなの好きなキャラを調べてみようか。5人まで。でもオレ自分で忘れてるのあるからなぁ。オレやってたんだーって。
田中芳樹さんのやつ、泉田、次にやったときに一年以上あって、やりながら“これ前に…”って思っていたら、川上とも子に“何言ってんの?”って。
デジャブだよって言ったら“やりましたよ!”って。二年も経っていると忘れちゃってる」 ということもあるので、先に候補を決めることに。
ファン:「影艶!(アーシアン)」 井上さん:「影艶、あー」 微妙に遠い目。タクミくんシリーズの崎義一が出ると、
井上さん:「レインボーボイス、七色に変わる声」と振っておいて、しゃがれたような変な声で、井上さん:「れいんぼ〜ぼーいす〜」って。
その後軽快に、井上さん:「さっき、でーす。崎です」 ファン:「ギュンター!(今日からマ王)」 井上さん:「おっ、ギュンギュン」
ファン:「アイオーン!(クロノクルセイド)」 井上さん:「アイオーン、すごく壊れてる。特典CDで、ぼくが声優だということを知ってください」
わたしは好きでしたよ、壊れ加減のアイオーン。井上さん:「一番のお気に入りが出てこないなぁ」 へえ、何なんだろ? 井上さん:「丹嶺幸次郎」
ああ。前にもおっしゃっていたね。井上さん:「人気無いんだろうな、昭和アホ草子あかぬけ一番!」 …う〜ん、わたしは余り好きではないです。すみません。
井上さんが演じられた膨大なキャラクターから自分のこれ!というキャラを思い出そうとしているファンたちを見て、
井上さん:「みんな思い出し大会になってる」 いっぱいあるけど、これっていうのを選ぶのが大変なんですよ。
そうこうしているうちにキャラ20名が決まり、井上さん:「では、20人から5人、は多いな。2人を選んでください」 
さあ、キャラ人気投票レッツ・ゴー! 順番はメモ順。なのでたぶん、挙げた順だと思います。
 009(サイボーグ009)メモ無し
 アンソニー(キャンディ・キャンディ)3票とガイドさん票(笑)。
 レイガ(天空戦記シュラト)15票 わしもここ
 ムテキング(ローラーヒーロー・ムテキング)メモ無し。0だったかな?
 はたけカカシ(NARUTO)20票 これは妥当の感
 シロン(甦る竜王伝説)メモ無し 井上さん:「もう一人の役は誰がやってるんでしょう。怪奇現象です。姿が見えない」
 エイジ(SPTレイズナー)5票 
 ここで当初予定にはなかったクリン・カシム(太陽の牙ダグラム)メモ無し 井上さんとして訊きたかった感じ
 ギイ(タクミくんシリーズ)2票
 ギュンター(今日からマ王)2票
 クラース(テイルズ・オブ・ファンタジア)5票 わしも一票
 友雅(遙かなる時空の中で)12票 思っていたよりも少な目なのは他にも選びたいキャラが多かったということかな
 CHAMP(赤い光弾ジリオン)5票
 左近(妖刀伝)4票 OVAキャラでも票をしっかり獲得
 阿倍晴明(王都妖奇譚)4票 CDだけでも強い
 影艶(アーシアン)3票
 山岡志郎(美味しんぼ)4票 先の井上さんの嘆きを受けての票か?って思っちゃったのわしだけでしょうか?
 次は、井上さん:「コレクション(六門天外モンコレナイト)。6人? やっと思い出してくれたのぉ〜っ」 ああ、大好きなおねえしゃべりー!
 アイオーン(クロノクルセイド)0票 井上さん:「アイオーンいいよー」 うん、大好きだけど、2人しか選べないんだもん。
 スーザン(すごいよマサルさん)3票 マニア?(笑) 井上さん:「わ〜か、め〜ぇ」とサービス付き。
 アッテンボロー(銀河英雄伝説)2票 井上さん:「(銀英伝は)そんなにギャラもらってないんだよ。銀河声優は」
結果発表。井上さん:「第1位はカカシでございます。第2位はおかま」 違うよ。井上さん:「2位はレイガ。2代目おかまはダメでしたね」
コレちゃんも好きだよ。井上さん:「第3位は009。そして義理を果たしたように第4位は友雅」 ファンが何に義理を持つんだちゅうの。
井上さん:「最近出番の無いカカシが1位。今年中は出番なさそう」 実際出番はかなりの間無かったよね。
井上さん:「カカシの覆面の下を見たいっていうのからずっと出てない。ぼくとしてはレギュラー枠を取っておくのは意味無いくらい。
嬉しくもありがたくもないよ。寂しい」 ファンとしても寂しいです。カカティ好きだもの。
レイガをオカマと言ったことから、井上さん:「オカマじゃないよね。でもさあ、おねえ言葉って普通だよね。違和感無い。ねぇ」 いいおねえ声だ。
増川くん:「オカマじゃないんだ」 違うよ。レイガはオカマじゃない。と拳を握って力説入りそうになったよ。
井上さん:「レイガは戦う時は強い」 そうそう、華麗で強いんだよ。八部集の中で数少ない死ななかったキャラなんだから。
これは結構有名なエピソード。井上さん:「レイガのオーディションで、オレがオカマ言葉でやったら好評だったんだよ。
台本は普通の言葉で書いてあるのに、オレだけで勝手に、イッツ・マイ・セルフ!で」 増川くん:「それで役取っちゃうから」
井上さん:「落ちたっていいじゃん」 落ちることを恐れて自分の演技が出来ないのでは無意味とか何とか、師弟の会話。
今回出なかった他のキャラでは、井上さん:「朱里(BASARA)とかあったね。シリーズものは記憶に残ってる。あと、カイル(天は赤い河のほとり)とか。
あれ、ポンって変わっちゃうやつ…」 ファン:「スターザンス!(おかわりボーイ・スターザンS)」 井上さん:「ああ、それ」
まだまだ出るぞ、井上さんキャラ。井上さん:「エリック王子(リトルマーメイド)、あのグリーンウッドに出てるやつ」 弘兄(ここはぐりーん・ウッド)もいいよね。
井上さん:「フルーツバスケット」 ファン:「フルバのはとり」 井上さん:「フルバ? フルバ」と略称の発音を確かめる。井上さん:「あれは最近だよね」
最近のものというと、井上さん:「レジィ(ジャングルはいつもハレのちグゥ)ねぇ、存在感薄い。坂本龍馬をやったのはヒオウだっけ」 
機巧奇伝(からくりきでん)ヒヲウ戦記ですね。某国営放送のアニメ。切ないけどいい作品。
増川さん:「いっぱいやってますね」 いっぱいも何も、たぶん300超えてたんじゃなkったっけか。伊達じゃないのよ、芸暦30年超。
ファン:「三千院帝(らんま1/2)」 高橋留美子氏作品繋がりで、井上さん:「尾津乃つばめ(うる星やつら)とか、竜骨精(犬夜叉)、確かそんな名前だった。
あとあれ、セイントセイヤの…」 ファン:「王虎」 井上さん:「王虎」 単発でも覚えていらっしゃるらしい。
まだまだ続くキャラ思い出し大会。井上さん:「みんな忘れてない? かつぶしマン(アンパンマン)」 あああ、あの粋でいなせなっ!
井上さん:「アキ(赤毛のアン)とか、ハックルベリーのジョウ、マヤじゃなくてトムソーヤの冒険のね」 ジョウ・マヤは忍者戦士 飛影。
今(2006年)は劇場版でリバイバルの感。井上さん:「ジェリド(Zガンダム)、チャック!(赤い光弾ジリオン)。ゴライオンとか」 百獣王ゴライオンは作品タイトルでキャラ名は黄金旭。
ふと思いついて、わし:「高杉洋一郎(世紀末☆ダーリン)」とあげたら、井上さん:「ああ。高杉をいれたらあっち系みんなになっちゃう」と却下された。
あう。井上さん的に世紀末☆ダーリンが一般BLと同列ということに軽くショックを受けたさ。ギイは別格でも高杉はいかんのね。
ファン:「プリンセスナイン!」 パパ・早川英彦役。井上さん:「へ〜」 へ〜って。流し方が微妙よね。
井上さん:「コーラスV世(ファイブ・スター・ストーリーズ)はコーラが好きです」 増川くん:「ホントですか?」 井上さん:「嘘でーす」
嘘だろ、明らかに。返し方が甘いよ、増川くん。 井上さん:「オレ頑張ってきたんだね。こんなに沢山のキャラクターやって。これからも頑張るよ」
期待しています。井上さん:「オレ結構好きなの、ムーの白鯨」 ファン:「ジョー!」 井上さん:「頼んだジョウ!(笑)」 …オヤジ…。
井上さん:「…もう疲れたね」 井上さんご本人とキャラのお話をじっくりできることは少ないので嬉しかったですけどね。

井上さん:「あと30分くらいで着きます。みんな海パン持ってきた?」 どこに海パンを着ける女子がおるかね。野郎向けグラビアじゃないんだから。
もとい。井上さん:「ビキニ持ってきた? トップレスでもいいよ」 声を大にして言おう。エロオヤジ!(笑)。
井上さん:「宿のパンフレットにも、ワイワイ、シャブシャブって…すぐ突っ込めよ」 増川くん:「ああっ! ジャブジャブですね」
ボケを殺されたことを愚痴る。井上さん:「わざと間違えてんだから。こんな大きな字でシャブシャブって書いてあるのに」
増川くん:「シャブシャブ!」 ファン:「違うでしょう?」 井上さん:「だから日本はダメなんだよ。常識を壊すところから始めないと。
シャブシャブやろうよ。オレ、見てるから」 言い出しっぺは自分でやれって。まず櫂より始めよ。ちょっと暴走しそうなのを自覚してか、
井上さん:「どこでオチを付けようかと思ってた。酒飲んじゃダメ。血行が良くなりすぎる。でも隠れてビール、美味いんだ、これが」
牛肉の話繋がりで、井上さん:「仙台で何で牛タンが名物になってるか知ってる?」と振られる。昔聞いた覚えはあるものの、記憶力弱のため思い出せず。
ここでラジオの話。井上さん:「カカシはオーナルトニッポンでは人気かなって思っていたのに、まだ2回目だった。9月15日がカカシの誕生日なんで、
本物のサンマを食わせたかったらしい。開けたときにサンマ臭がうわあっと」 ラジオブースって狭そうですよね。その中でのサンマ臭…。
井上さん:「何の話だっけ?」 何でしたっけ? 井上さん:「ああ、そうだ。牛タン。仙台で牛がとれるからじゃなくてね」 牛がとれるって
収穫物じゃないんだから、とか思っちゃったよ。当時畜産関係の仕事をしていたからなぁ。より普通の表現としては飼育されているか生産されている、かな。
井上さん:「ね、ガイドさん」 ガイドさんが頷いただろう間があって、井上さん:「ヒント。終戦後に流行った」 ああ、記憶に触れる。でも触れるだけ。
井上さん:「もうひとつヒント。決して高級ではない」 …やっぱ無理。思い出せない。少し間を取ってみても誰からも答えが返ってこないので、
回答編。井上さん:「聞きかじりだけど。なんかねぇ、アメリカ人は牛肉好きで食べるでしょ。でも内蔵と舌を食べない。誰も食べない。
日本人がこれが意外と美味いってことに気が付いて、店を出すようになって。そうして増えてった。牛の舌は安いからね」 ここまで聞いて思い出した。
井上さん:「なんてお店ですか?」 ガイドさん:「タスケです」 井上さん:「タスケ。タスケ、タスケ、タスケ」 インプットするかのように復唱。
そういった経緯から、井上さん:「牛タンを食べるのは日本人が多い。高級だと思って食べてください。美味しさに気付いた日本人はすごい。
それで、このへんの牛はいないのに仙台で何でか。食べているのは輸入、だよな」 ですね。米国のBSE発生による牛肉輸入禁止は大ダメージでしたし。
井上さん:「牛タンを食べるときは、自分の分も噛んじゃう。…ここ、笑うところだから」 んじゃ笑っとくか。ははははははは。
食べ物の話はお好きですよね。井上さん:「魚が美味しい。東洋一。魚の水揚げの種類は一番多い。美味いよねー。ウニ丼とかねぇ。
…腹、減ってきたねー。魚市場で寿司パックとか売ってて…行きたいなぁ…。牛タン食って、寿司食って」 食は旅行の楽しみのひとつですもんね。

石森萬画館に話が戻りまして。井上さん:「仮面ライダーと記念写真を撮りたかった。改造台も、オレもやりたかった。子どもに戻るよね。
オレは涙が出そうでした。自分がやったキャラクターがいるじゃん! おい、時計かよっ!」 みんなで仕掛け時計を見上げたまだ新しい記憶が蘇ります。
井上さん:「マンガロードの方が、やばいっ、みたいな。頑張ってやってた頃とか、25年くらい前の、思い出しちゃって。駅からして009いるしね。
そこにいるだけですごいなって。正直言うと期待してなかったけど、あるだけですごいんだって思いました。シャッターとかにも描いてあるじゃん。
もうこれで帰ってもいいやって」 それくらい感動されたとお話しされるときの表情は、柔らかい笑顔でした。

今回はお部屋訪問が無いということで、井上さん:「あれねー。最後の人がかわいそう。神戸のときとか1時過ぎちゃって、一人一分あたりでも。
そういうこともあって、今回はみんなとゆっくりしたいので、食事が終わってからが長いです」 お部屋訪問は毎回ネタを仕込んだりして好きですし、
井上さんと直接お話できるから嬉しいんですけれど、一番は井上さんとスタッフさんにゆっくりとお休みしていただきたいなぁって思います。
なので、お部屋訪問は特別なときだけで良いいかなぁって。決してネタを考えるのが大変だからじゃないぞ、念のため。(笑)。

さすがにしゃべりのプロですから、ずっとしゃべっていたからというのでも無いと思いますが、なんとなく呂律があやしくなってきて、かみかみ。
その場のぐずぐず感を巻き返す勢いで、井上さん:「何か僕に訊きたいこととかありますか?」 余りにもいきなりの話題転換に失笑の気配。
井上さん:「だって、今日は休日モードなんだもん。9月は一ヶ月で一日しかお休みがない。1日しか。今日と明日はカウントしない」 井上さん専用ルール。
井上さん:「なので、みんなで僕を労るように」 あんまり堂々と自分から言われると反抗したくなるんですけど。(笑)。

そんな忙しい近況。井上さん:「遙かのアニメ(八葉抄)、2回録りました。結構、きれいな画です。たまにへちゃが出てるけど」 へちゃ?
井上さん:「いっぱいしゃべんないじゃん、あの人」 何故、友雅と言わん。それはさておき、スタジオに入っていても時間の余裕があるそうで、
井上さん:「第2話では隠れキャラもやってる。ひったくりをして関智一に転ばされてしまう。どへーって」 
これ、言われなきゃ井上さんだって分かりませんね。ちゃんと台詞もありますので知って観れば分かりますけれど。が、ちいちに踏まれてる様が切ない。
ちなみに第2話Aパート6分45秒あたりでコケさせられてます。ひげ面。

ふと、車窓に目を向けると、片側2車線道路で1号車と横並びになり、井上さん:「(1号車に)手を振りましょう。バッカでぇーす」 どういう意味だよ。

井上さん:「遥かさんは頑張ってますね」 人じゃないんだから、遥かさんって。井上さん:「遥かのパート3も録りました。まだ詳細は内緒なんで
いろいろお話しできませんが、ちょっと今までと毛色が違うとだけ言っておこう」 それを聞いてファンは期待から落ち着かずどよどよしていると、
井上さん:「ふっふっふっふ〜ん」と勝ち誇ったような笑い。ファン:「もう少しー」とおねだりすると、井上さん:「イチ路線じゃないですね。
エロボイスじゃない」 一枚目じゃないんだー。とそのときには漠然と想像していたんですが、確かに梶原影時はイチじゃなかったですね。
わたしはあの情けなさげ〜なのも好きですが。友雅と影時と、どっちがって訊かれたら悩むもの。(翡翠はどうした。苦笑)
井上さん:「tactics、とりあえず原作の先生がどうしてもと言っているので出るかもしれません」 かも、は実現しましたね。渡辺の長ゼリ大好き。
いろんな仕事をされていらっしゃるからという意味か、井上さん:「そこここに僕の香りが」 ファンは頑張って嗅ぎまわりますよ。
井上さん:「チェックするのが増えちゃってごめんなさい。働け、働け〜ってんだあ!」 自棄にならんでください。そんな井上さんに贈『労働者M』by筋肉少女帯。
それでもまだやりたいお仕事がお有りのご様子。井上さん:「アニメ、CDがいっぱいあって、洋画がない」と、少々残念そう。わたしも吹き替え作品は
好きなので、あると嬉しいんだけどなぁ。…と思っていたら、最近は増えてきましたね。(2006年春夏)
井上さん:「既に今の時点で12月(三ヶ月先)のスケジュールとか決まってる。忙しくなっちゃって会える機会が減っちゃうかもしれません。ごめんね。
半年もすれば落ち着くと思います」とおっしゃいましたが、実際は12月というのはジャンフェスがあったり、FCイベントがあったり、
年末までは何かとイベント続きだったのでした。ファンとしては嬉しい悲鳴というやつで。

井上さん:「真さん(サイパン旅行もご一緒したウィンドサーフィンのインストラクターさん)からお誘いのメールが来て、でも“今年は無理だよ”って。
お休みを取るのも四日とかって至難の業。二日が限度かな。月に一回か二回…無いかな。イベントやるにも早めに計画を練らないとできない。
えー、まあ、ここ(KAZUFAN)のはいつ頃かはだいたい想像がつくと思うんで、予定を空けといてください。(笑)」 ええっと、3月末と8月末?(笑)。
井上さん:「スキーは難しいかな。行きたい人いる?」 はーい! アクティブ系大好き。井上さん:「3月はアレだしねぇ」 あれですねぇ。
冬の遊びは、井上さん:「種目を限定しようかと。スキーオンリーでとか、違う種目にチャレンジを。この前のとき上手い子もいたよ。
でもね、なかなかできない人も多くて。やりましょうって言っても斜面に座ってる。まるで冬眠から醒めたモグラみたいに」 モグラって冬眠したっけ?
井上さん:「スノボは怪我が怖い。アンリもあるとき思いっきり転んで頭を打って病院に行くような騒ぎになって、検査して大丈夫だと分かったら、
病院からの帰りにお腹減ったっていって焼き肉! 焼き肉食べてるの。(笑)。でもアンリが大丈夫って分かるまで、ホント、怖かった」 
笑いながら話せるのも何事もなかったからですものね。頭の怪我は、ホント、怖いし。
前回のスノボイベントの例からして、井上さん:「どうせバス1台くらいでしょ」と参加者数を推測。井上さん:「スキー派? スノボ派? ソリ派?(笑)」
ソリ大会やろうか」 面白そう、と思っていたら、2006冬の猪苗代で小規模ながら実現しましたね。
井上さん:「滑り系が好きで、グアムでスライダーがあって、マットに普通は足からなのに頭からやった」 通常は係員さんが見張っていて
危険行為は止められるものですが、井上さん:「1回はできるじゃん。早朝とか。ブギーボードみたいな感じで楽しかった。風がないのに波があって」
子どもですか、危ないことを嬉々としてするなんて。井上さん:「ボディーボードって知ってる? 機会があったらやった方がいいよ。ただ掴まっているだけ。
岸に打ち上げられたトドみたいになる。子どもは羨ましがるね。ボードが高いからなぁ。あれ、みかんやりんごの箱でいいじゃん」
段ボールでは水ですぐにどうにかなっちゃいそうですが。段ボールで遊ぶっていうと土手で滑って遊んだなぁ。あれ、楽しいんだよ。
えっと…ブギーボードは掴まって引っ張ってもらうタイプの遊びで、ボディーボードはボードが短いサーフィン…みたいなものらしいです。(詳しくないなら説明するな。)
そうこう言っている間に、バスがお宿に着きました。

ここでイベント中の、なんと言ったらいいか…気になったことをちょっとばかり。今更のことではあるけれど、気持ちにひっかかっているので。
バスの中でも話題になった水着で入る温泉スパ。ツアー参加者80名で入るには余りにも規模が小さく、何人もの人が湯に入ることすらできない状態でした。
湯につかれるところは10人も入ればいっぱいのサイズで4〜5箇所あるだけでは、一般のお客様もいらっしゃることを考えれば、無理に決まっている。
これは井上さんご本人にも予想外の狭さだったそうで、後日、旅行会社に任せてしまっていて知らなくて申し訳なかったというお話をされていました。
頼むよ、JTBさん。専門業者さんなんだから、それくらいは把握して欲しいです。…ま、JTBさんは今回のことばかりじゃないけどね…。
そんなわけで、わたしは可愛い女の子たちが湯に入れず寒い思いをしているところで自分が呑気にしていられないので、さっさと退散。
なので、スパで井上さんがどうされていたかは全く知りません。ま、いろいろと噂は入ってきますけどね。(笑)。
そして宴会。集合時間が決まっていて、あらかじめ引いてあったクジ順に入場することになっていたのですが、時間になってかなりの人が集まっているのに、
ひたすら待たされて、どうしてなのかと思っていたら、クジ順のかなり早い番号の方が遅刻してらして、そこで止まっていたのでした。
何らかの理由があったのかもしれませんが、全体の日程が遅れてしまうような遅刻は問題ではないかと思いました。
いや、今回の集合時間に遅れたやつが偉そうに言うことではないけれど、予定時間を変えるほどというのが問題だと思うのです。
宴会はビデオ撮影禁止だということだったのに、隠れて録っていた方もいらしたそうですし。これもマナー違反ですよね。ダメなときはダメなんだって。
少し先の話しながら、遅刻については翌朝の出発でも発生したのでした。聞くところによると、“お色直し”待ちをさせられたということのようで。
結局出発が遅れたのではありますが、その遅れた方々の「井上さんたちよりは先だったから問題ない」という言葉には呆れましたね。
井上さんたちが待っていてくださったという可能性も考えず、そんな程度にしか考えられないというのは想像力が乏しいのではないかと。
そうして次からは、遅刻は放っておくということがイベントの公式ルールになったのでした。当然といえば当然ですが。
かなり何様なことを書いていますが、わたしが常識人であると思っているからとか自分こそ正義だと思っているからではなく、
そのとき感じたことを率直に言うことが、良かれ悪しかれ大切なことだと思っているからです。

楽しいことに話を戻しまして。宴会の最初。
井上さん:「なんか腹減っちゃって。夕飯前にラーメン食いたいってなっちゃった」 さすがに食べなかったようですが。
食べたいものという話からの展開だったのか、井上さん:「美味しいウニは食べる。古いのはすぐ分かるよ」 うん、ウニは鮮度だもんねぇ。
井上さん:「最近、味覚障害が多い。濃い味に慣れ過ぎちゃっているんだね。今のうちに薄味にね。すごいことになってる、日本の未来は」
味覚障害の要因としては亜鉛摂取不足が言われていますね。味蕾が破壊されてしまうとかどうとか。にしても、何の話になってるんだ、KAZUFAN。(笑)。
ファンを見渡し、井上さん:「浴衣、良いねぇ。ゆかった、ゆかった」 はいはい。解説は要らないと思いますが、浴衣と良かったをかけています。
井上さん:「スタッフはピンク、僕は黄色。ひまわりをイメージしています」 この宿の浴衣は色とサイズを好きに選べたのでした。
乾杯。食前酒の梅酒だったのか、井上さん:「梅酒美味しいよねー」というメモが残っています。記憶には残っていませんが。(忘れているなら、書くな。)

ちょっと食べてから。増川くん:「はいはいはいはいはいはいはいはい!」 長いよっ! 杏里くん:「それでは主役を呼びましょう」
杏里くん&増川くん:「カズちゃーん、で」 ファン:「カーズちゃーん!」 一回目では出てこない。負けるもんか。
ファン:「カーズちゃーーーん!!」 と、B.G.M.にレジェンズのEDテーマ“”が流れ、井上さんは踊りながら登場。ノリノリだ。
井上さん:「冷え性で靴下履いてます」 ありがとう、そういう一見どうでもいい情報は大好きだ。井上さん:「盛り上がってますかー?」
ファン:「はーい」 杏里くん:「いきなりですが。この後ゲームがあると思うんですが、時間が読めないということもありますので、
和彦さんとの2ショット写真を先に撮影したいと思います。端から順番でまわりますので」 井上さん:「真ん中、どうせ真ん中だからって顔しない」
そうして井上さんが宴席をまるでお酌にまわるがごとく巡ってくださったのでした。
ちょいと個人ネタ。わたしはこの日、友達へのネタでフリルいっぱいのビンハもどきを着ていたのですが、今まで一度もそんな格好をしたことがないため、
みんなから「うわ、どうしたの」と言われていたのでした。そんなとき、このお方はさすがです。わたしの番になって目が合ったと思ったら、
井上さん:「お、かわいいじゃん」って、さらり、と。すごいよ、普通にわたしみたいのにまでそう言えるんだから。言われて顔から火が出るかと思ったさ。
ま、そんな珍しい格好をしていたので、この日は2ショット写真を撮っていただいたのでした。酒をまだほとんど飲んでいないのに顔が赤いちゅうの。
そして井上さんへのネタは。わたしはこの直前に車を買い換えていまして、わし:「井上さんがナレーションをされた車を買いました」と
証拠写真をポストカードにしてお渡ししたら、井上さん:「え? 車、買ったの?」と驚いてくださったのでした。
そうです。井上さんのナレだから買ったんです。ちなみにレクサス(2006年)ではなく2004年冬に甲信地域限定放送されたDemioです。レクサスは買えん。
井上さんとの写真撮影を終えた後は、近くにいらしたお母様とも写真をご一緒していただいたりしたのでした。
それでも余る時間…。するとステージにカラオケ装置が登場。そうして元氣スタッフさんとファンのカラオケ大会となりました。わたしも参加。
とにかくみんなで歌って踊って、普通に宴会状態。最後には2ショット写真撮影が終わった井上さんも参加して大騒ぎっ。
何の歌かはすっかり忘れてしまっていますが、井上さんと肩を組んで踊ってしまいました。今日の格好は珍しくスカートだっちゅうのに。(^^;)。

大騒ぎを終えて。井上さん:「コンサート、無事終了しまして」と帰ろうとする。ファン:「えーっ?! 帰らないでーっ!!」 帰らないとは思いますが。
ちろちゃん:「えーっと、次はー?」とカラオケ選曲をしてしようとすると、井上さん:「おまえら最近ずるいよ」
しゃらっと、ちろちゃん:「和彦さんが歌いたい曲があるかと思いまして♪」 そうして歌って欲しい曲は何かということになり、
ファン:「いとしのエリー(サザンオールスターズ)」 井上さん:「あー。名前のリクエストはありますか」 早い者勝ち。ファン:「ひろこ!」
ということで、いとしのエリーのエリーをひろこで歌ってくださいました。歌い終わって、井上さん:「なんで歌わないといけないのよ。(笑)」と。

杏里くん:「運か知識か、二者択一、生き残りまっしょー!」ということで、井上和彦クイーズ! 杏里くん:「皆さん赤と青のカードはお手元にありますか?
右手に赤、左手に青をもってください」 井上さん:「右はお箸を持つ方で」 左利きの方は臨機応変で。→そのときの赤青カード
何かを言おうと思って、増川くん:「はい…」 井上さん:「何でエコーがかかってんのよ」 カラオケの名残でした。

いざ、クイズ。全員起立し、間違えたら着席。
Q1:和彦さんの趣味は? 赤―ウィンドサーフィン 青―たこあげ
井上さん:「簡単すぎるよ」 しかして全員正解。
Q2:和彦さんのウィンド暦、始めて何年? 赤―10年 青―25年
よく話題に出るようになったのはここ数年のため、赤を選んだ方も多かったのですが、井上さん:「正解は…青です」 そうだったんだ。
井上さん:「25年前に中尾(隆生)さんと神谷(明)さんと行って、それが最初です」とのこと。井上さん;「すみませんね、引っかけ問題で」
Q3:和彦さんが思う秋とは? 赤―読書 青―松茸
正解は、松茸。井上さん:「読書だと思うよねー?」 そうかぁ? 井上さんというと食の人というイメージですけど。
井上さん:「何年かぶりにガツガツ食いまして、頭ん中、松茸です。生のやつ食って、興奮した松茸の味でした」
増川くん:「生キャラ声です」と原稿を見せると、井上さんがうけて、そうして友雅の台詞を読み上げて、
Q4:遙かなる時空の中での友雅は、どっちでしょう? 赤―地の白虎 青―天の白虎
これは間違えにくいですよね。勿論正解は赤。
Q5:和彦さんが今現在はまっているものは? 赤―豆乳仕立てのおぼろ豆腐 青―酔っぱらって記憶を無くす
青!それはわたしの希望。(笑)。正解は赤。井上さん:「美味しいんだよ。ただの豆腐より美味い。お豆腐のトロみたい」
Q6:(台詞)「そのJJってやつ、タイシタたまだな。敵前逃亡だぜ」 きゃああ、CHAMP〜ぅ!
と、ここで重大なミス。増川くん:「ジリオンのCHAMPです」 井上さん:「…答え、言っちゃったよ」 増川くん:「あああっ!」
で、問題は、この作品名は何でしょう? 赤―ザンボット3 青―ジリオン でした。ホント、まんま答えじゃん。
井上さん:「これで間違えたら馬鹿だよ」と言い切ったのに、終わってみれば、杏里くん:「一人落ちましたよ」 井上さん:「マジ?!」
マジです。そこまでの会話をきちんと聞いていられないほど緊張してしまってらしたのでしょうね。
きっかけを忘れてしまいましたが、ここで敗者復活、つまりはオールリセットしようということになり、
井上さん:「今座っているのに悔しいとか思わないって、どのくらい愛しているかによるね」 愛してるかどうかって言われるとなぁ…。
井上さん:「どのくらい僕を愛しているか拍手の量で量りたいな」 とやってみるも、満足には至らなかった様子で、井上さん:「分かった、分かった。
だいぶ馴れ合いなのがよく分かった。このままゲームを続行しましょう」 敗者復活がないということに、ファンから悲しみの声が上がる。
井上さん:「そこまで言うなら分かりました。はいしゃ…さんに行ってきます。(笑)」 どうぞ、思う存分行ってきてくれ。
井上さん:「えー、ここまで勝ち残った人には申し訳ないんですが…何もないです」 杏里くん&増川くん:「そんなっ」 井上さん:「では、あつい抱擁を」
という思い付きっぽい特別景品で、井上さんの抱擁がプレゼントされました。形に残らないものの、すっごく思い出になったのではないでしょうか。
なのに抱擁を終えて、井上さん:「これでいいですか」って、片づけ仕事みたいに言うなや。
杏里くん:「では敗者復活問題」
Q7:レジェンズは知っていますか? シロンは? (台詞?)「ニャニャニャーニャ、ニャニャニャニャニャニャニャ」
   今、何と言ったでしょうか? 赤―みんな大好き 青―テレビは明るい部屋で
井上さん:「分かりやすかったよね」 ええ。なんか、よく分かりました。正解は青。
Q8:和彦という名前を付けたのは? 赤―出産をとりあげた先生、遠藤先生にちなんで 青―質屋のおじいちゃん、山田さんにちなんで
余りにもレアな問題に井上さんご本人もうけてらした。正解は赤。お母様:「弱かったので名前を変えたら、健康な子どもになるって」と解説付き。
井上さん:「遠藤和彦先生という。でもなんで質屋。ホントに近所にあったよ」
Q9:小学生のときの得意科目は? 赤―保健体育 青―算数 井上さん:「算数っていうかそろばんですね」 それにしても小学生で保健体育って…。
ここでわたしはずるっこをしてしまいました。お母様が隣りにいらっしゃったんですが、答えが出る前に、お母様:「そろばん大好きでした」と
お話をしてくださいまして…。はい、ちゃっかり青を上げてました。すみません。なので正解は青。
井上さん:「そろばん3級」と言ってらしたら、お母様:「1級よ」と反論していらっしゃいました。が、後に井上さんにお伺いしましたら、
3級が正解だそうで。井上さんは「自分の子どもは欲目でみるから」とおっしゃっていました。微笑ましいエピソードですよね。
次の問題。増川くん:「こ、これは答えにならないので」と先ほどのCHAMPのミスを気にしつつ原稿を井上さんに見せて、
Q10:(台詞)「忙しくてイチャイチャパラダイスを読む暇がない」 わーい、カカティ!
   このイチャイチャパラダイスの原作者は? 赤―児雷也 青―綱手
見事に全員が赤。正解も赤。なので、井上さん:「追加問題。イチャイチャパラダイスは、赤―1巻、青―3巻、どっちか」
これも不正解者の無い、青。井上さん:「正解は、そう、3巻。上中下。みんなイチャイチャ好きなんだね」 好きです。(言い切るな。笑)
Q11:(台詞)「このとおり我が寵姫がわがままを言う。これには勝てないのだよ」 正統派色男声〜。天は赤い河のほとりのカイル。
   カイルは第何王子? 赤―第3王子 青―第2王子
で、スタッフさんの答えは青だったのですが、ファンの方から反論が上がり、実際は赤だったということで混乱。
ちろちゃん:「カイル王子、大好きで原作も全巻持ってるのに」と激しく悔しがる。で、混乱しちゃったので、今の問題は無かったことに。
Q12:(台詞)「わ〜か、め〜」 すごいよマサルさんのスーザン校長。ネクタイに何と書いてあるか? 赤―校長 青―わかめ
正解は赤。井上さん:「難しかったよね。普通はそこまで見ない」
Q13:和彦さんがスタジオで心がけていることは? 赤―ギャグ 青―リラックスする
正解は赤。増川くん:「どうやって笑わせるかってことですね」 それじゃ問題の意味が違うじゃないか。(^^;)。
井上さん:「僕はリラックスしっぱなしだから。ごめんなさいね」
Q14:(台詞)「君は泣いている顔より笑った顔の方がかわいいよ」 アンソニーの名前は? 赤―ゴールド 青―ブラウン
本日2度目のアンソニー降臨。正解は青。ここらあたりから時間が気になり始めて、駆け足。
Q15:和彦さんが怖いものは? 赤―お岩さん 青―お金 正解は青。
Q16:昔勤しんでいた部活は? 赤―弓道 青―柔道 正解は赤。
Q17:最近嬉しかったことは? 赤―死ぬほど美味いラーメン屋を見付けたこと 青―元氣の皆にレギュラーが入っていること
正解は青。でも、問題文が読まれているときに、ラーメン屋のところでお母様が笑われたので、赤であって欲しかった。(笑)。
こうして決まった優勝者さんって…何でしたっけ? まるっきり記憶が抜け落ちています。メモも無いので分かりません。すみません。

井上さん:「井上和彦クイズ、楽しんでいただけましたか?」 いろいろなキャラの声が聴かれて幸せでした。クイズで残れずともそれだけで満足。
井上さん:「それではそろそろ宴会もシメに近づいて参りまして。これ系の歌で…」と流れてきたのは、009のOPテーマ「誰がために」。
石森萬画館へ行った日ですもんね。もう何度か聴いてはいるのだけれど、それでも、すごく嬉しかったです。
歌い終え。井上さん:「明日までほどほどにね」 ははっ、イベントのときにみんなで遊んで夜更かしするのバレてら。(笑)。


二日目のファーストコンタクトは朝食のとき。朝食は広い食堂でビュッフェスタイルだったのですが、わたしたちが食べ終わった頃に
井上さんと元氣の皆様が入っていらっしゃり、わたしたちが退いた席に座られたのでした。
普通に「おはようございま〜す」と挨拶できるのがお泊まりイベントならではだなぁ、と。

井上さんのバスの乗車は、今日は2号車から。
と、その前に。出発が遅れている間に、日曜日の朝ということで当時放映中だったレジェンズが車内テレビで観られるのではないかという話になり、
地方局を受信できるかどうかで盛り上がっている頃に、井上さんと元氣のスタッフさん登場。
井上さん:「おはようございます」 ファン:「おはようございます」と挨拶をするも、レジェンズの件があって微妙に落ち着きがない。
その雰囲気を察して、井上さん:「何?」 ファン:「レジェンズが…」 井上さん:「レジェンズ? やるんだ?」とテレビ画面を見上げると、
井上さん:「バスが走り出しちゃうと電波状態がねぇ…。みんなビデオを録っているよね、大丈夫だよね」と言うとおり画面は崩れっぱなし。
なので話題転換するように、井上さん:「皆さん寝れました…寝られましたぁ?」と、ら抜き言葉をきっちり言い直して問いかけるものの、
ごめん、テレビが気になるんだよぅ。画面はレジェンズの前番組である金色のガッシュベル。ガッシュの声を耳にして、
井上さん:「大谷育江、こんなとこにも出てる。何て言うの?」 ファン:「金色のガッシュベル」 井上さん:「ナッシュ? 乞食の?」 こらこら。
井上さん:「放送禁止用語じゃないか。(笑)」 言ったのはあんたじゃ。
そうこうしている間にもバスは走り、宮城県から山形県に県境を越えてしまい…。なんと、山形県はレジェンズが放映されておらず、
必然的に断念せざるを得なくなったのでした。みんなで一緒に観たかったなぁ。
この話のシメは、井上さん:「/~うぅわっさぁを信じちゃ、いっけないよ♪ あはあ〜」というEDテーマの一節でした。

井上さん:「ホテルの部屋の時計、早くなかった? 作並タイム。こっちは5分、こっちは10分、こっちは7分くらい? みたいな。
目覚ましをセットしておいたら携帯の目覚ましよりも先に鳴ったんだよ」 ホテルの時計が狂っているのはままありますからねぇ。
最大1時間近くずれていた経験があります。携帯を持たないわたしにはホテルの時計はかなり大切なのに。
井上さん:「よく寝ました。夢も見なかった」 ファン:「忘れただけじゃあ?」 井上さん:「まーねー」 そうして夢の話。
井上さん:「急にウィンドサーフィンに行けるようになって、ありえない風が吹いてて、北東から川を渡って来てる。
今日ははりきってやるぞーって海に行ったら何も風が無いの」 夢の中でも思う存分ウィンドサーフィンが出来ないのって、切なー。
他にも、井上さん:「遠足行った夢とか。お菓子が無―い!(笑)」 とことん欲求不満な夢がお好きなようで。(笑)。
杏里くん:「30分経ったんで、レジェンズがエンディングですよ」 観られないけどね。井上さん:「今日のレジェンズは出ずっぱりだからね。
シロンちゃんとランシーンちゃんが…って、ランシーンはオレじゃないや。(笑)」 もういいよ、分かってるから。(笑)。
井上さん:「ギットンギットンにやられますので、あんまり期待しない方がいいです。今(TVを)つけたら、/^噂を♪になっちゃってるね。
しかも英語だしね」 ふいに、井上さん:「あ、耳が変。耳、キーンってなる。耳が遠くなる感じ」 じじい声で、井上さん:「あぁ? なんだって?」って。
ありがとう。そういうワンポイントが嬉しいわ。井上さん:「一気に歳をとる」 杏里くん:「20〜30歳になるから、すごいですよ」
井上さん:「0.1秒で歳をとったり若返ったり。心の準備がいるの?」 杏里くん:「いいえ」 ここでいきなり演技指導が始まりました。
最初の課題は何だったのか、ちろちゃんが何かを言ったら、井上さん:「いやらしくなっただけだよ。キャバレーみたい」 最初からダメ出し。
杏里くん:「こんばんは。杏里です」と落ち着いた声で言うと、井上さん:「今、朝だよ」 やっぱりダメ出し。井上さん:「んじゃ次は蛸のあかちゃん」
杏里くん:「ええええぇっ?! ん〜〜、かあさ〜〜ん」 言葉も鳴き声すらない生き物の、更にあかちゃんと言われて大変だ。
ちろちゃんもうにょうにょと演技をすると、妙にうける井上さん。ちろちゃん:「おっぱい飲む赤ちゃんがいてウミヘビと戦って…!」とビジョンを解説。
ちろちゃん:「空回りちろでーす!」 井上さん:「今日は絶好調に空回ってたよ。(笑)」 

ここで、トークの主導権が杏里くんとちろちゃんに移されました。
とーはいえ。随所で井上さんの笑い声が聞こえたり、話に乗ったりとして参加してくださってはいましたが。
そういう状況でしたので、この間の井上さん絡みのトークは途切れ途切れに箇条書きになります。
 ***
杏里くん:「僕に初めて会う人は、どのくらい…」 集団で手を上げるファンども。井上さんもお約束にうける。
ほとんど知った顔であることで安心したのか、杏里くん:「主に付き人をやっています」と冗談も出る。井上さんにもうけていた。
 ***
人間以外の役が多いため、井上さん:「ちろは元氣の動物担当だから」 ちろちゃん:「もっぱら動物ばっかり」 杏里くん:「もしくは空回り役だよね」
嫌な配役だな。井上さん:「ちょっと前まではかわいい役やってたのに」 ギャルゲー出演もあったのだそうで、
そういうゲームは相手になる女の子が沢山いるものなので、井上さん:「二人でいいよね」 一人じゃないんだ。(笑)。
妹が沢山出てくるゲームで、杏里くん:「いーってなる。妹をどうすればいいの?って」 ま、確かに。(^^;)。
 ***
「タッチ」の新田くんの話になったときに、井上さん:「来い! 上杉!」と気合い一声。

田楽祭の会場が近づいてきたところでガイドさんにお話を伺うことになりました。
ガイドさん:「やっとと申しましょうか、本物のバスガイドがお話をさせていただきます」 うける井上さん。
名調子は滞ることなく、ガイドさん:「大した顔もしておりません」 井上さん&杏里くん、大うけ。そこでうけるか。
気を良くして、ガイドさん:「ほらふきガイドです」(笑)。 ガイドさんの楽しさはこんな程度では伝えきれないわ。綺麗でとても楽しい方でした。
そうして田楽祭の会場に着いたのでした。

杜の賑い山形「田楽祭」は、JTBさんが伝統文化の保護・育成や地域活性化の支援を目的として計画し、芸術として舞台演出したものだそうです。
わたしは元々伝統芸能は大好きなので、この機会に観られてとても嬉しかったです。土着の祭の持つ何ともいえないパワーとか、やっぱ、いい。
会場の外では屋台で東北地方の物産が売られていたり、所々でお祭りの踊りがされていたり。カセ鳥とぐるぐる回って遊べて楽しかった。
ちょっと大きめの体育館のような会場に入ると、センターステージになっていて、天井から色様々の提灯がかかっているのが幻想的な雰囲気。
太鼓の演奏で盛り上がったり、舞いがあったり。出演者さんは素人さんなので、多少のミスもご愛敬。嫁入り行列の長持ち唄の荘厳さは特に印象的でした。
終演後にトイレに行っていたら、その前の通路を出演してらした皆様が移動していくのに遭遇しました。なんかいいなぁと思って見送っていたら、
そこに井上さんのお母様がいらっしゃり、花嫁姿の方と記念写真を撮ってらして、そのときのとても嬉しそうな様子が可愛らしかったです。
行列の方々もとても好意的で、写真を撮影している間もうたいを続けていてくださったりしたのでした。とても優しい時間に出会えた心地良さ。
この後ちょっと事情がありまして、みんなとはぐれてしまったのですが、それが思わぬ幸運となりました。このときの集合はアバウトにステージ修了後、
みんなががバスに戻るまでに、ということになっていたため、周囲に誰も居ないことに焦ってバスに向かって走っていたら、
特別参加してらした沖縄の民謡で元気良く踊っていらっしゃる一団がいて、そこに井上さんと元氣のみなさんがいらっしゃいました。
ということは、まだ大丈夫ってことよね? 民謡とはいえ本土のものとは違う独特の節回しとリズムと音程の沖縄民謡に興味もあったので、しばし観覧。
―――ああ、踊りてぇ。飛んで跳ねてしている人たちをただ観ているだけなんて性に合わん。うずうずする。
と、そうしているうちに井上さんと杏里くんが踊りに誘われて参加し、増川くんは小太鼓を渡されて踊りながらテンテコテンテコ。
ああ、いいなぁ。羨ましい…と眺める間もなく、わたしも踊りに参加させていただくことができました。わーい、踊れるの、楽しーい。
この民謡はジャンプするタイミングが決まっていて、そのフレーズがくるとみんなでポーンとジャンプ。一体感もあって気持ちいい。
井上さんもとても楽しんでいる様子。にこにこと踊っていて、ただでさえジャンプは高いし、ジャンプしながらくるっと回ったりするし。格好いいったら。
踊り終わって、踊り手さんや飛び入り参加したみんなで笑顔を交わして、井上さんもにこっと笑顔を返してくれて、一種の達成感が心地よかったです。
で、いくら遅刻していないとはいえ、はぐれたことでみんなに心配をかけている可能性もあったので、バスまでダッシュで戻ったのでした。汗かいたさ。

ここからは井上さんは1号車へ。杏里くんとちろちゃんのトークの中で、井上さんに関わるものをいくつか。
 ***
杏里くん:「田楽祭、どうでしたか? すごかったですよね。さっき戻ってくる途中で沖縄の人たちのところで踊ってきました。和彦さんも。
増川くんは太鼓を渡されて一緒に」と、つい先ほどのお話を。観たかったというファンに、杏里くん:「えっと、たぶん写真を撮っていたと思います」
ということでしたが、CD-ROMに載ってたっけか? (すみません。今調べるのは面倒なので、気が向いたら確認します。)
杏里くん:「ステージも、演出とかすごくて。レーザー光線まであってびっくり。僕はあれ、お嫁さんのが良かったです。
和彦さんも“男だけでうたうのが良かった”って言ってました」 うん、長持ち唄は良かったですよね。
 ***
この後お昼が牛タン定食ということで、仙台で何故牛タンが有名なのかを話そうとしたのに、既に昨日のうちに話題になっていたことを知って、
杏里くん:「くっそー。和ちゃんめー」
 ***
昨日話題になった、スノボで転んだときのこと。杏里くん:「途中でパニくって、和彦さんが“アンリ! 救急車呼ぶかっ?”とか、
“アンリ、大丈夫だからな”って励ましてくれたり。結局大丈夫だったんですが、そうしたら“何か食べるか?”で、“焼き肉食べましょう!”って。(笑)」
ホントに、何事も無かったから笑い話にできるんだよね。無事で良かった。

お昼は牛タン定食でした。普通の焼き肉屋の牛タンを想像していると、あの牛タンの厚さはスライス前のようだわ。歯ごたえが良くて、これもまた美味。
笹カマ(全くの余談ながら。笹カマって聞くとタクミくんシリーズを思い出す)やら牛タンやらのお土産を買って、もう、帰るとき。
最後のバス移動は短時間ながら井上さんが乗ってきてくださいました。
まずは点呼。井上さん:「みんな乗ってますか?」 ファン:「はーい」 井上さん:「居ない人は?」 はーい。(笑)。居ないならここで手を上げてないだろ。
井上さん:「あと30分?ほどで駅です。仙台から別れちゃう人」 現地集合のファン:「はーい」に対し、井上さん:「じゃあね」 冷たっ。
ま、当然冗談で、言った直後に満面の笑顔で、井上さん:「また今度ね。また遊びましょう」 ファン:「はーい」
新幹線の時間が近づいてきているということで、ちょっと忙しい感じがしていたため、井上さん:「えー、なんだか慌ただしい日程に…」
ファン:「いつもー」 イベントに複数回参加しているファンは容赦がない。井上さん:「まあね」 言われるまでもなくといった感。
井上さん:「分かった。今度は何もしない。ずっと食べて飲んで食べて飲んで食べて飲んで食べて飲んで食べて飲んで、帰って、どこにも寄らない」
それはみんなで旅行する意義を見失いそうです。にしても、どうしてそういう極端なこと言うかね。井上さん:「どこ行こうか。南米とかいいよね」
イベントの案として実現できるかどうかは別として、井上さん:「好きだけで言うよ、言うだけなら簡単。12月くらいに冬山に行って、氷で家つくって」
全て自分たちでするとなるとご飯も自炊。井上さん:「カレーね。カレー、昼。夜は…」と、途中から変な発音で話始めるのを変だと言われると、
井上さん:「標準語ね。あなた耳おかしいね」 その言い方が標準語に聞こえないんですってば。
ファンからの希望としては、ファン:「キャンプ!」 井上さん:「すごーい大変だよ。コテージとは見かけはいいけど中は大変。虫と砂で。
みんなが文句をいうのが目に見えてる。間違いない」 それでもキャンプに行きたいというファンに対し、井上さん:「虫を選ぶんだ」 
ちろちゃん:「ふ〜ん」 井上さん:「ふ〜んって、ちろはどうでもよさそうです」 焦って、ちろちゃん:「いえ、決してそんなことはっ」 いじめるなよ。
キャンプの思い出。井上さん:「子どもの頃、夏休み40日中30日間キャンプやってました」 かつてネオロマイベントでも話されてましたよね。
井上さん:「ジュニア・リーダース・クラブでもっとちいちゃい子どものお兄ちゃんをやっていました」 ちろちゃん:「ガキ大将育成機関ですね」
その成果がここに。(笑)。 井上さん:「クイカイ・マニマニもそこで覚えました」 (イベントレポ15参照)
井上さん:「赤城山でキャンプしたときはダムが結果して橋が流されちゃって」 ファン:「うわー」 井上さん:「泳いで橋を直しました」
杏里くん:「ファイトー!」 井上さん:「いっぱーつ!」 リポビタンD! 大正製薬の…。(笑)。それはそれとして、嘘を言うな。
井上さん:「テント潰れるくらいすごい雨で。でも上がったら、その代わりにホタルの大群が見られたんだよ。川の向こうにホタルが何百匹も。
これ、オレしか見てない。大サンショウウオを見付けたりしたのに、誰も信じてくれないんだよ」 う〜ん、疑わないけど、言った人を選ぶっていうか。

井上さん:「声優になってなかったら、笹カマ屋さんかな。じゃなかったらバスガイドさんかな」 ちろちゃん:「見たまんま」 いつものことではないかと。
もとい。井上さん:「食べ物系だな、どう転んでも。食いっぱぐれないじゃん。ぱぐれたら終わり」 いきなり現実的だな。

ちろちゃん:「色気の秘密はなんですか?」 井上さん:「オレの? 毎日念仏を唱える。色気、色気、エロ、エロ」 それは念仏と違う。
冗談で返されて、ちろちゃん:「特別意識してない?」 井上さん:「うん」 全く素の肯きに見えたわ。井上さん:「僕のどこが?」 それをファンに訊きますか。
ファン:「全部」 井上さん:「全部がスケベなの? 歩くエロ」 誰もスケベとは言ってない。だからって自分でエロ言うな。
ちろちゃん:「目。流し目」 驚いた表情で、井上さん:「してないじゃん。眠そうって…あ、瞬きはゆっくり…」と言って、言うとおりにゆっくり瞬き。
その目元に声を出せずに悶えたさ、車内のファンは。

ちろちゃん:「面白いこと無いですか」 井上さん:「別にないよ〜。ん〜。あ、オーナルト・ニッポンでサンマ…」 ファン:「その話聞いた」
そう突っ込んじゃうあたりがKAZUFANよね。井上さん:「それくらい」 ああ、話が終わってしまった。ちろちゃん:「終わりですか?」
井上さん:「あとはないね。仕事自体が面白いから、特別なことは無い。ああ、遥かの収録で、殺し文句を言い始めるとお腹がグーって。
自分の腹を口説いてるみたいに反応する。それを堪えて台詞を録ってる。みんなはぽっとするのかな? そう思うと余計に面白い」 腹の虫と同列…?(笑)。
そう言われて、ファン:「夢を壊すようなことを…」 井上さん:「夢もちぼうも無いよ」 実際に、ちぼうって言いましたので。
ちろちゃん:「では石ノ森先生の思い出は?」 井上さん:「よく飲みに連れていってもらった。酔っぱらって派手なことやったり」
…と、この後は石ノ森先生のとても微笑ましいエピソードを語ってくださったのですが、井上さん:「こういうところでしか言えない。
インタネットに書かないように。仕事が来なくなると困るので」と口止めが入ったので省略で。

ちろちゃん:「ウィンドサーフィンで一番楽しいのは?」 井上さん:「仕事じゃない」 言い切り。井上さん:「ウィンドサーフィンやって楽しいのは、
見えない風を見て、その風で遊んでもらうこと。見えない風を見ようとして、掴まえられて。プレーニングっていう技があるんだけど、
時速30〜40kmになって最高に気持ちいい。エクスタシー。風があるときにはプレーニングばっかりやってる。キーーーンってセイルに風が入ってスカーッとする」 
やっぱり語ってくださいますね。素人はプレーニングって聞くと「ハイドロプレーニング現象」を連想しちゃうんですが、なんか、当たらずとも遠からずっぽい?

もうすぐ駅に着くということで、井上さん:「駅に着いてから時間が余りありませんので、ここでお別れの挨拶をしておきましょう。
えー、おうちに帰るまでが遠足です。(笑)。楽しかったですか? また遊んであげてくださいね、井上和彦と。楽しい二日間でした。次は…」
ファン:「キャンプ」 井上さん:「キャンプ? キャンプになるか分かりませんが、イベントは常時やっていますので、ふるってご参加ください」
ファン:「は〜い」 常時…確かにかなり定期的にFCイベントはありますね。そうして駅に着き、現地集合の皆様とお別れとなったのでした。また次で〜。

新幹線復路。東京駅発着組はラッキーでした。
友だちと3人掛けの方でくるりと回転させて6人掛けにして、団体旅行を満喫。…していると、またも往路と同じ様なサプライズが。
同じように逆を向いていたため、わたしはすぐに気付いたのですが、井上さんが車両に来てくださったのでした。しかも、というかやっぱり、こっそりと。
イベントの二日目は前夜に友だちと夜更かしをした方がそこここにいて、井上さんがトーク中ならばまだしも解放されたら眠ってしまう状態で、
それを狙って、寝ている人を探し求めてこっそりと車内を進む井上さん。しかし、いくら騒がないようにしていても動揺する気配が車内に漂い始めると
寝ている方も目覚めてしまい、なかなか目的が果たせず、ちょっとばかり不本意そう。わたしたちの席の近くに眠っている方がいたのですが、残念ながら、
隣の方がわざわざ起こしてしまっていました。そのまま寝ていれば井上さんに起こして貰えただろうにと思うと、ご本人にとっても勿体なかったでしょうね。
そうしてその後は座席を巡って2ショット写真撮影をしてくださいました。立った状態の2ショットは多いですが、座った写真は機会が少ない気がします。
ましてや新幹線シートで隣同士の写真は、一緒に旅行行ってきたの〜っていうのがいい感じっぽくて。
とはいえ。わたしは2ショット写真はやっぱり好きではないので、お願いをしまして、6人掛けのみんなとの集合写真を撮っていただきました。
これが、もう、狭いったら。車両の幅は限られているためファインダー角が限られているため、なるべく密集しなければならず、きゅうきゅう。
ひざを上げてしまったらその足の持って行き場がないくらいの狭さでした。井上さんに遠慮して触らないようになんて言っていられなくて緊張した〜。
んで、杏里くんと増川くんともやはり6人で写真を撮ってもらったのですが、わいわいとみんなで密集していたら、そういう賑やかさを無視できないようで、
既に隣の列に行かれた井上さんが、あの新幹線の高いシートを乗り越えて上から飛び入り参加していらしたのでした。
そうして撮られた写真の井上さんは、街頭テレビのフレームに無理矢理入ってくる中坊のよう…。(笑)。記念の楽しい一枚となりました。
井上さんは東京駅の近くまで車両にいてくださり、最後にもお別れの挨拶をしてくださったのでした。楽しかったです。

井上さんと一緒に、井上さんが大切に思っていらっしゃる石ノ森先生の記念館に行くことができたこの旅は、特別な二日間でした。
石森萬画館は時間的に観きれなかったので、また行きたいなぁ。KAZUFANでもう一回でも大歓迎♪

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