リポ2セル用電源電圧監視ユニット

・コンセプトはそのままに、バージョンアップしました。こちらをご覧ください。


コンセプト

赤外線4ch送信機はA/D コンバータを4つ使ってしまったので、電源電圧を監視することができません。そこで、電源電圧監視ユニットを独立させて、他の送信機に組み込むことができるようにしました

6.3V以下に電源電圧が下がるとLEDが点滅し、同時にブザーが断続的に鳴り出すので、使用をやめて直ちに充電する・・・という使用方法になります。

小型ブザーやスピーカの入手はなかなか困難なので、入手の容易さを考えて、秋月電子の100円ブザーを使用しました。(松本電子部品MDB飯田でも売っていることを確認しました。)小型のものや、薄型圧電スピーカを使用すれば更なる小型化が可能です。スピーカを使用する場合にはPWM機能を使って、変調をかける必要があります。


回路図

基板パターン

電源電圧監視ユニットの基板パターンはこちらです。

大きな○はブザーです。印刷時には真っ黒の○になるので、ずらさないとパターンが見えなくなります。小型のブザーが入手できる場合は、引き出し線で配線することにより、さらに小型化が可能です。LEDは抵抗と共に外付けを前提としています。


ファームウエア

電源電圧監視ユニットのファームウエアはこちらです。

7.4VのラインをA/D コンバータにより監視し、6.3V以下になったらLEDを点滅させ、ブザーを鳴らす・・・簡単にできると思っていましたが、思った通りの動作になかなかなりません。

散々、悩んだ末に分かったのは、6V付近まで電源電圧が降下すると78L05が定電圧を保てなくなり、基準電圧がずれてくる、ということです。

そのために、盛りだくさんな機能を考えましたが、再現性が悪くなるので、必要最小限の機能にとどめました。それでも、十分に機能し、リポの過放電を防止する効果があります。


 完成!

定電圧電源を7.4Vにセットし、GP4のA/D コンバータ入力端子にかかる電圧を半固定抵抗により5Vに調整します。これで、6.3Vを切った付近でブザーが鳴り、LEDが点滅すると思います。もし、ずれているようならブザーが鳴るように微調整します。

電源に接続するとLEDが3回点滅を繰り返し、ブザーも3回断続的になります。これで正常動作が確認できたので、ブザーが鳴り始めるまでは安心して使用を続けることができます。

赤外線4ch送信機に組み込んだ電源電圧監視ユニット