◎絞り加工におけるキャリアの設置方法の代表的な例



        ○ダブルランス(4本)

キャリアを長くすることができるが長過ぎると余ってA部が2枚重ねとなり下死点のコントロールができない。
材料に対する製品の安定度が良くないので使用しない方が良い。



         ○ダブルランス(6本)

8本ランスではキャリアの長さが不足するときに適用する。



          ○ダブルランス(8本)

材料に対する製品の安定度が良い。



◎ランス抜きではブランクBが曲げ変形しキャリアのちぎれや、しわ・ひけの原因となることがある。 厚板になるほどこの傾向が強くなるので、t=1.2以上ではアワーグラス方式の方が良い。



           ○アワーグラス(2本)

・材料幅が変わってしまう。
・材料に対する製品の安定度が良くない。



           ○アワーグラス(4本)ラビットイヤー

ブランクの収縮が小さいとき。



           ○アワーグラス(4本)ケロッグレッグ

ブランクの収縮が大きいとき。
カムスペースCを確保するためにアワーグラスとすることも多い。



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