私のスケッチ 2012年度

12/11/19 晩秋 信州高遠湖 No694

朝起きましたら、家の前の畑は、石灰でもまいたように霜で真っ白。。
いよいよ寒い季節となりましたね。
下は、先日、『高遠美術館』主催のアートスクールで、雨にも負けず、湖から吹き上げてくる冷たい風にも負けず、鼻水をたらしながら(きたない・・・)信州高遠湖を描いたものです。
もう、戸外でのスケツチは、八甲田山雪中行軍?なみの出で立ちでなければ美しい風景を前にして遭難しそうです。
それにしても、雪景色を現場で描く人って、すごい!ですね。。。

遠くに仙丈ヶ岳を望む信州高遠湖 F6号

12/10/3 藤沢周平の時代小説にでも登場しそうな風景 No685

「茅葺き」の家が連なる風景を描きました。
場所は、駒ヶ岳ロープウェイ行きバスの発着所のすぐお隣で、近所には、つり橋の「こまくさ橋」や、JAのヨーグルトやソフトクリームの製造販売所などもあり、観光客で、いつも賑わっている場所です。
この「茅葺き」の家は、展示場として利用するため移築されたようですが、今日は休館日で、訪れる人もありません。
初秋の林の中に、ひっそりと立つ「茅葺き」の家。。。
何だか、藤沢周平の時代小説にでも登場しそうな風景ですね。
「あっ!!向こうから、海坂藩(うなさかはん)の範士・ 牧文四郎が歩いて来る・・・」
(ドラマ・『蝉しぐれ』(せみしぐれ)の見過ぎ?)


茅葺きの家 F4号

12/9/18 ♪あなたな〜らどうする? No681

スケッチをしていますと、通りがかりの方から、いろいろ、声を掛けられたりする事があります。
先日は、小学校の近くでスケツチしていましたら、学校帰りのかわいい生徒さんから、「スゴ〜イ!」と、驚きの声を掛けられました。おじさんが絵を描いているのが、
よほど珍しかったのでしょうかね。われながら、ちょつと嬉しい気分になりました。
所が、何と云って良いのか、返事に窮する声掛けもあります。
中沢の蔵沢寺の仁王門の下で、スケッチをしていた時の事です。
ちょうど、お墓参りにでもおいでになったと思われる老夫婦の方が、私の描いている所を見て、「いいですね〜!」と、声を掛けて来られました。
この「いいですね〜!」には、どんな意味が込められているでしょうかね?
単純に、「良い趣味をお持ちで、いいですねぇ〜」とも取れるし、「昼の最中から、お寺で絵なんて描いていて、ヒマで良いこと・・・」とも取れそう。(決して、ひがんでいる訳ではありません・・・)
「歌手・いしだあゆみ」が歌っていましたが、「 ♪あなたな〜らどうする?」
頭を掻きながら、恥ずかしそうに、「いや〜あ〜」とでも返事を致しますか。。。
金にもならない道楽?を説明するのは難しい・・・


蔵沢寺仁王門より、山門を望む  F10号


12/9/11 問屋門を描く−高遠城址 No680

蝉時雨(せみしぐれ)と云えば夏の季語ですよね。
所が、もうすぐ秋のお彼岸だと云いますのに、スケッチで訪れた高遠城址では、元気良いセミの声が出迎えてくれました。
最近の日本の気象、何処か、おかしくないですか?
私も、最近、夏バテの影響か、350の缶ビール1本で酔っぱらってしまいます。これも、おかしい!
まっ、いろいろ、おかしい症例?が多いですが、そんな状況下、高遠城址で、問屋門(とんやもん)を描いてみました。(左写真)
暑いとは云え、そこは9月・・・木陰でスケッチ帳をひろげていますと、、涼しい風が吹き抜け、気持ちよいスケッチ会でした。

★問屋門(とんやもん)

この門は、高遠城下、本町の問屋役所にあった問屋門です。
昭和20年代、問屋役所建物取り壊しの際、他に売却されていたが、歴史ある門が高遠から失われることを惜しんだ町の有志が買い戻し、募金を集めて現在地に移築したものです。
現在では、手前の桜雲橋(おううんきょう)とともに、高遠城址には欠かすことができない景観シンボルとなっています。(市の史跡案内より)



高遠城址公園  問屋門  F6号
写真とは逆の方向から見た問屋門です。
 


12/7/27 信州伊那高遠の四季展始まる No671

第5回全国公募信州伊那高遠の四季展が、7月28日〜9月2日の間、伊那市内の各会場において開催されます。
全国から応募された作品の中から審査の結果、入賞、入選した222点が展示されますが、テーマが、身近な伊那市周辺の風景や祭事などですので、肩がこらずに?見られる作品展です。
私も、今回、下の『雪の桂泉院』を出品させて頂きました。
会期中、伊那市駅前の「伊那市生涯学習センター いなっせ」に展示されています。
歌手五月みどりさんではありませんが、「おヒマな〜ら 見て下さいね!」(古っ・・・)

『桂泉院』とは
高遠城址公園近くの高台にあるお寺さんです。
本堂前の鐘楼には、天正10年(1582年) 織田信忠の大軍が、武田勢の守る『高遠城』に進攻する際、『開善寺』(飯田市川路)を焼いて鐘を奪い、 陣鐘として打ち鳴らしながら運んできたと言い伝えられる梵鐘(ぼんしょう)が吊るされています。
この梵鐘は、文和4年(1355年)藤原朝長の作で、当時の形式をよく伝えていると云う事で、昭和45年長野県宝に指定されました。(案内板より)



雪の桂泉院 油彩 F20号

12/7/17 神社仏閣でスケッチするわけは? No669

今日、17日は、京都・祇園祭のハイライト、「山鉾巡行」です。
今年も、暑い中、賑やかに、お祭りが行われているのでしょうね。(以前、祇園祭を見に行って、京都の暑さに参った記憶がある・・・)
信州もここ数日、梅雨明か?と思わせるような強い日差しで、日中、畑仕事なとしていれば、熱中症になる恐れさえあります。
そんな暑さの中、天竜川の川風に吹かれながら、水辺で、スケッチでもしたら気持ちがよいでしょうね。
ですが、駒ヶ根市内を流れる天竜川沿いには、木陰がなく、そんな所で絵でも描いていたら、それこそ、「照り焼きバーガー状態?」にでもなりそうで無理。。

やはり、こんな暑い時期、スケツチをするなら、神社仏閣の境内に まさる所はありませんね!!
★写真は、光前寺参道より三門を望む。涼しい・・・



光前寺 仁王門  F6号

12/7/5 あじさい寺−伊那市 No667

伊那市西春近の農面道路沿いに、深妙寺と云う古刹があります。
「あじさい寺」としても有名で、170種類、2500株とも云われる「あじさい」も今が見頃、水彩画仲間とスケツチをしてまいりました。
花瓶にさされた1〜2本の「あじさい」は描いた事がありますが、こんなに沢山の、しかも色とりどりの「あじさい」を前にして、困惑の極みの私でした。(どう描いたら良いのか?)
それにしても、疑問なのですが、「あじさい寺」、「ぼたん寺」とか云われるお寺は、全国各地にありますが、桜、藤が有名だからと云って、「さくら寺」、「ふじ寺」とは云いませんよね。変ですね!
それを考えると、夜も眠られない。。。







12/8/21 小学生の元気な挨拶に・・・ No676

暦の上では立秋も過ぎましたが、まだまだ暑いこの時期、どうしても、お寺や神社などでのスケッチが多くなります。今回は、伊那市 常圓寺でスケッチしました。
常圓寺は、今から600年ほど前に開創された曹洞宗の古いお寺で、すぐお隣には市立伊那小学校があります。

山門周辺の涼しい木陰でスケッチをしていますと、ちょうど下校中の生徒さん達が、「こんにちは〜」と大きな声で挨拶してくれるではありませんか。
突然の、元気でかわいい挨拶に、われらスケッチ仲間のおじさん、おばさん達は、『石原裕次郎の歌・錆びたナイフ 』ではありませんが、『胸に ジンとくる 小島の秋。いや、伊那里の秋でした・・・』

所で、おじさ〜ん、裕次郎って誰〜れ?・・・」 「えっ、裕次郎 知らないの!」 
確実に、幾時代かが過ぎたようですね。



常圓寺 山門 F4号


常圓寺 仁王 門 F4号
12/6/5 鞍馬寺門前にて「よもぎ餅」を食す No661

私は、「草餅」大好きです。特に、近所のお菓子屋さん(クリック)で作られている「草餅」は、以前にも紹介した事がありますが、餡(あん)たっぷりで、お薦めの一品です。
そんな私、先日、【ツタンカーメン展 】へ行く途中立ち寄った京都で、「草餅」に、いや、「よもぎ餅」に出会いました。
(京都など関西では、長野県や関東で云う「草餅」の事を、「よもぎ餅」と云う。)
場所は、京都の鞍馬寺門前の甘味処です。
「抹茶」とセットで頂いたのですが、小ぶりな餡なしの草餅に、きな粉がかけられ、とても上品。(右写真)
でも、私のような餡たっぷりの大きな草餅が好きな者には、チョツト物足りない感じも。。。
これつて、食べるものが無かった時代に育った、私たち脱脂粉乳世代の哀しい食性でしょうか??
下は、お土産店や甘味処が並ぶ、鞍馬寺 門前の風景です。



鞍馬寺門前風景  6号

12/6/1 中央アルプス山麓への道 No660

駒ヶ根に住んでいて、幸せだなあ〜と思うのは、月並みな表現ですが、
中央アルプスや南アルプスが眺望出来ることかなあ〜と思います。
季節により、いろいろな表情を見せてくれる山々・・・本当に神々しい。
ちょうど、田植えの頃、中央アルプス山麓をスケッチして見ました。

中央アルプス山麓への道 F6号