私のスケッチ 2014年度
14/11/17  建福寺-髙遠町 No840


建福寺山門より眼下に髙遠町を望む
髙遠町の魅力に惹かれて、もう何回、髙遠へ通っている事でしょうか。本日の水彩画教室も、またまた、髙遠!!です。
この町の魅力って何なんでしょうね・・それは、どこか懐かしい町並みや、小路。また、歴史に彩られた城跡や、数々のお寺。。
来る度に、新しい発見のある町です。
今回の写生会は、そんなお寺さんの中の一つ、名刹・建福寺で行われました。
建福寺と云えば、保科氏の菩提寺であり、武田勝頼の母(諏訪御料人)の墓碑もあります。
また、境内にある「髙遠石工」の名工、【守屋貞治】による石仏群は、文化財にも指定されています。
下は、複雑に入り組んだ建福寺への坂道をスケッチしたものです。

建福寺への道  F4号


建福寺境内にある「髙遠石工」の名工、【守屋貞治】作の石仏

14/11/3  城址公園内にて No838



信州髙遠美術館主催の風景画講座~秋の風景を描こう~に参加しました。連休の最後の日、前日までの雨も止み、会場となりました髙遠城址公園周辺は、「秋まつり」開催中と云うこともあり、多くの観光客で賑わっていました。
上のスケッチは、城址公園内の問屋門(とんやもん)を描いたものです。モミジの紅さが目にしみます!。。。

14/10/27  歴史ある坂の町 髙遠 No836


坂道の途中、髙遠名物『髙遠まん頭』の看板を見つける・・・




車がやっとすれ違えるような狭い坂道の両側に、人家が建ち並んでいます。

先週に続き、髙遠町でのスケッチ会がありました。今回は、坂道の続く裏通りを描いて見ました。
髙遠は、藤沢川と、三峰川の合流部分に築かれました髙遠城を中心広がる町ですが、人家は、川沿いの傾斜地に張り付くように軒を連ねています。ですから、どこに行くにも、坂、坂の町です。
また、本通りから一歩入った裏通には、かって、馬の売買をした『駒せり場跡』があったり、【月待ち行事】である『二十二夜さま』の祠(ほこら)があったりと、さすが、歴史の町髙遠の面目躍如(めんもくやくじょ)
高遠は、絵の愛好者にとっても、魅力一杯のふるき良き町です。

14/10/23 高遠湖 No834



上は、水彩画教室で訪れた髙遠城址公園内にある信州髙遠美術館併設の喫茶室 “パレット”.の窓辺より、眼下に広がる「高遠湖」をスケツチしたものです。
高遠湖は、南アルプスから流れ下ってきました急流 三峰川(みぶがわ)が、ちょうど、この城址公園付近で、グッと川幅が狭くなり、それを利用して造られた「髙遠ダム」によって出現したダム湖なのです。
仙丈ヶ岳をバツクに、秋の髙遠湖を眺めながら頂く美味しいコーヒー。。。さらに、スケッチまで出来き、贅沢な一時でした!!


信州髙遠美術館併設の喫茶室 “パレット”.より
高遠湖を望む。


14/10/1  入船商店街 - 伊那市 No830


上は、伊那市内の中心部にある入船商店街を描いたものです。
この街の入船と云う名前、山国信州にはチョツト珍しい名前ですが、かって、すぐ側を流れる天竜川での船着き場 として栄えた名残のようです。。。
また、この一帯には、県の合同庁舎、 シニア大学の授業でお世話になっています「生涯学習センター」、スーパー、 伊那のご当地グルメのローメンが食べられる飲食店等々あり、終日賑わいをみせています。
秋晴れの下でのスケッチ・・・楽しい一時でした!!

14/9/13  レトロな木造郵便局(3) No826



最近、レトロな木造建造物に惹かれる私、上伊那郡辰野町小野の国道153号線沿いで、かって、郵便局として使用されていた木造の建物があると云う話を聞き、早速、見学してまいりました。
建物の周囲には、どこにも、郵便局舎だった名残はありませんが、出入り口のドアのガラス面に、やっと読み取れる状態の「年金は○○で・・・」と書かれた張り紙があり、間違いなく、正真正銘の郵便局舎でした!!
この旧郵便局が建っている付近には、 県宝小野宿問屋(下の写真)や、「映画・大鹿村騒動記」に出演されておられました今は亡き原田芳雄さんも愛飲されていたと云う「清酒・夜明け前」小野酒造店さんもあり、一度は訪れて見たい街道の建物群です。。。

★国道沿いと云う事で、行き交う車が多く、ボーッと見学していますと、少々危険ですのでご注意を。。。


旧小野郵便局

旧小野郵便局のお隣にある「県宝小野宿問屋」

14/9/2  人を描くと云うことは No824


人物のデッサン会
9月の水彩画教室は人物のデッサン会です。人気講座の一つで、今回も、上の写真のように大盛況!!
絵を親しむ者にとって、人を描く魅力って、何なんでしょうね。

「とかくこの世は住みにくい」
と云われますが、やはり、人は、皆、人が大好きだと思うのです。。。
人を描くと云う事。それは、絵を通し、人との会話なのではないでしょうか!
もちろん、風景画などで、自然に相対する場合も、同じ事が云えるかもしれませんが。 
もうすぐ秋・・・人恋しい季節になりますね!

★モデルさんは、長身でスタイル抜群の方。
4切サイズ(379×540)


4切サイズ(379×540)


F4号

14/8/19  室内で大きな作品に挑戦! No821


雪の伊那の里 F20 (727x606)

夏のこの時期、水彩画教室では、屋内で絵を描く事が多くなります。
暑い戸外で絵を描いていまして、熱中症にでもなったら危険ですから・・・
屋内での勉強会は、日頃なかなか描く機会の少ない20号 (727x606)のキャンパスでの作品作りを行っています。
私は、伊那市西春近より南アルプスを望んだ雪の景色を、講師のご指導を頂きながら、アクリル絵の具で挑戦して見ました。
雪を描くのは難しい!!
それにしても、最近、時間が過ぎるのが早くないですか?(お歳のせい・・・)
四五ヶ月もすれば、NHK紅白歌合戦がやって来ますし、また、雪の季節がやって来ます。。
そのおりは、じっくり、雪を観察して見ましょう・・・

14/6/17  梅雨の晴れ間 No810

ちょつとお洒落なカフェでもありそうな風景ですが、ここは、寒天のトップメーカー 『かんてんぱぱ』の本社、研究所がある一角です。
周囲には、四季折々の花が咲くかんてんぱぱガーデンが広がり、その中に、美術館、レストラン、蕎麦処、お土産店などが散在し、県内外から、多くの参観者で賑わっています。
私たち水彩画グループでも、梅雨の晴れ間、このガーデンにて、「スケッチ会 兼 お蕎麦を楽しむ会」が開かれ、私も参加して参りました。。。

お洒落なカフェ?
かんてんぱぱガーデンにて 



14/6/10  レトロな木造郵便局 No808


伊那市髙遠町の山間部、三義(みよし)地区で出会ったレトロな木造建造物をスケッチしてみました。地元の方のお話だと、元は郵便局だったそうですが、このような淡いブルー系統の色で塗られた木造総二階の郵便局って、昔は良く見掛けましたね。
髙遠町には、まだまだ、こんな、どこか懐かしい風景がありそう・・・です。


元郵便局


14/6/2  夏?の中央アルプス No806

長期予報によりますと、今年は、エルニーニョ現象の発生により、冷夏だと云われていましたが、ここ数日の暑さは異常ですね。わが家など、ちょつと前まで、コタツを使っていましたのに・・・
そんな真夏のような暑さの中、水彩画仲間と、駒ヶ根市の竜東地区にある「ふるさとの丘」より、中央アルプス方面を描いて来ました。


ビニールの屋根が掛けられたブドウ畑が広がる


14/3/29  下り坂は難しい? No791


3月最後の水彩画教室のテーマは、「坂道を描こう」です。
坂には、上り坂と下り坂とありますが、下り坂を描くのは、とっても難しく、私などが描きますと、下っている道が、反対に上っているように見えてしまうのです。(川の場合も同じような事が起きる・・・)

今回は、南アルプス・仙丈ヶ岳を正面に、伊那市内の丘の上から、市街地に向かって下りていく道を描いたのですが、どうでしょう、道が下りていくように見えるでしょうか??

余談ですが、坂道についての、次ぎのような「なぞなぞ」があります。
日本て、 「上り坂」と「下り坂」は、どちらが多いでしょうか?
答えは、上り坂と、下り坂は同数です!!
同じ場所にある坂道も、上から見たら「下り坂」。下から見たら 「上り坂」ですから。 (なるほど・・・)
まっ、下りだ!、上りだ!と、あまり気にしないほうが良いと云う事でしょうか。

14/2/4  画面からはみ出しそう No783

冬恒例の人物画勉強会が、都合3回にわたり行われました。

モデルは、Tさん。スラッとした方で、4切サイズの画用紙に描いて見ました。

それにしても、スタイル抜群のモデルさん!長方形の画面からはみ出しそうで、全身を収めるのに四苦八苦いたしました。
もしも、“メタボ”の私の自画像なら、正方形の画用紙で間に合いそうですが?!・・・・

今回の人物画の勉強会では、学校の生徒さん御用達(ごようたし)ぺんてる エフ水彩 絵の具(下の絵の具)で着色して見ました。日頃使用しています透明水彩絵の具にはない、無彩色の絵の具もあり、小学生にかえったような気持ちで、楽しく描けたような気がします。


学校の図工の授業で使う水彩絵の具。
ぺんてる エフ水彩 ポリチューブ入り 12色


14/2/1  軽ワゴンのお世話になって No782

暖かい日に誘われて、天竜川沿いの堤防を散歩しました。この辺りでは、よく、羽を休めているの白鳥の姿を見る事が出来るのですが、今年は、どうも飛来していないようです。このまま、春を迎えるのでしょうかね。
絵の方はと云いますと、戸外の吹きさらしの中、描くには、またまだ寒く、今年も、長年愛用しています軽ワゴン車の荷台のお世話になっています。古い車ですが、後部座席を倒しますと、広々とした空間が確保でき、ちょつとしたMyアトリエになるのです。軽ワゴン車 様々です!!(燃費が悪いのは、玉にきず・・・)
ただ、いくら便利だからと云って、やみくもに、道路などに車を止め、スケッチなどしていますと、「あの人、変な人!」などと疑われる恐れがありますので、交通ルールは守りましょう。。。
冬に、戸外でスケッチするのは、やはり、大変ですね!!


上穂沢川より中央アルプスを望む F6号


14/1/24  『長春寺』の鐘の音 No780

駒ヶ根市下平に、天台宗の『長春寺』さんと云う小さなお寺さんがあります。境内には、推定樹齢400年以上の立派な高野槙の大木があったり、また、茅葺きの可愛い三門あったりと、一見に値するお寺さんです。
この長春寺さん、今時珍しい、「時を告げる鐘」を突いておられます。
一日何度、鐘を突いておられるのか分かりませんが、私が下のスケッチをさせて頂いたおりにも、鐘の音が聞こえてきました。ちょうど、昼の頃でしたので、「お昼の時間ですよ!野良仕事を止め、家に帰りましょう~。」と云う時報の鐘だったのでしょうか!?。
テレビ、スマホなどの1秒単位で表示される画面に支配?されている私たち・・・
ちょつとアバウトでアナログの時を告げる鐘の音には、かえって、心休まるものがあります。


『長春寺』の茅葺きの三門 F6号


14/1/13  60年安保の頃でした。 No778


石膏像に向かう受講生
信州髙遠美術館主催の『石膏デッサン講座』があり、参加させて頂きました。本格的に石膏像をデッサンするのは、久しぶりの事です。ひょつとしましたら高校の頃、部活の美術班でデッサンして以来かもしれません。
その当時、世は、60年安保闘争の真っ只中!。。。
私が通っていました地方の高校でも、授業中、先生が、『国会周辺にデモに行って来ました~~!』と、誇らしげにお話になったり、生徒会は、生徒会で、『学生運動で亡くなられた樺美智子さんの死を無駄にするな!』と、デモをしたり、騒然とした時代でした。
そんな中、安保が何たるかも、よく分からないノンポリの私は、美術教室で、石膏デッサンなどをし、時間をつぶしていた記憶があります。(生徒会活動として、一応デモに参加しましたが・・)

あれから50年余。。。今また、石膏像に向かっているとは。。。何だか、不思議な気分です。。。

★余談・・・次回の日米安保改定は何時でしょう。。。
そのおりは、高校生に戻って、石膏デッサンは止め、当時流行った健さんの「 義理と人情を秤(はかり)にかけりゃ、義理が重たい男の世界・・・」を背に、デモに参加しましょうか??
あっっ、失礼! 60年安保の時、流行ったのは、西田佐知子さん『アカシアのあめがやむとき』でしたね!(失笑・・・)

講師 伊藤久志先生による講評


私のデッサン画