今年は自分で年越しそばを打ってみませんか!!
みはらしファーム名人亭では、年末恒例「年越しそば打ち講習会」を開催いたします。
講習会で腕を磨き、忙しい大晦日にあっても年越しそばを自分で打って、ゆっくりと今年を振り返る。
そして、ご家族に、自前打ち立てそばを振る舞うのは、いかがでしょう。 |
こんな記事を見つけ、 「おっ、これは面白そうな企画だ!私もそば打ちの腕を磨いて見よう!・・」
「今年の大晦日は、自前のそばを食べながら、しみじみと、今年を振り返って見よう!」と、
奥さんと二人で「そば打ち体験」に。。。
参加者は、一人で来られた若い女性の方を含め計3名、まさに、少数精鋭?の生徒たち。
講師の「そは打ち名人」さんは、少ない参加者にもかかわらず、いやな顔もされず、
そば打ちの「イロハのイ」あたりを、分かりやすく教えて頂きました。(頭の下がる思い・・)
「イロハのイって、どんな事?」 それが、なかなか簡単ではないのです。
何しろ、そば打ちは初体験。。。 さらに、時間内に、指示された作業をこなすのが
精一杯・・ まあ、思い出すまま書き出して見ますと、下記のごとくか?(いささか、あやふや・・)
@ 【こねる】「そば粉400g、小麦粉100g」に、水200CC〜250CCを入れ、こね鉢の中で、しっかり
こねる。
A 【のす】1.8mmくらいの薄さになるまで伸ばす。
B 【切る】 打ち粉を良く振ったまな板の上で切る。
C 【茹で(ゆで)上げ】1.8mmくらいの薄さで、1分45秒(1人前)
(上記の外、まだまだ、いろいろな作業があります)
かくして、念願の手打ちそばが、出来上がりました。(やっとのことで)
写真だけ見ますと、なかなかの一品ですよね。
肝心のお味は、そばの香がほのかにし、少し硬めですが、コシもあり、喉ごしもグットでした。
ただ、そばの中に、「これは、《きし麺》ではないのかッ!・・」と云うような太目のそばも。。
(誰が切ったのだろうか?私か、それとも奥さんか?)

2時間にわたる「そば打ち体験」で感じたことは、 「言うは易く、行うは難し」ではありませんが、「食べるのは易く、そば打ちは難し」。
ちなみに、「年越しそば打ち講習会」の料金は、1人1打ち(500g せいろ5枚ほど)
2,000円です。
実施期間H18年12月5日(火)〜25日(月)・・
要予約
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北信濃 飯山市富倉地区に、幻のそば『富倉そば』があると云います。
その幻のそばが食べられる食堂は、飯山市内より新潟県新井へ抜ける国道292号線を約20分ほど山間部に入った、峠周辺にあります。
道の両側には、今では珍しくなった茅葺きの民家が、あちこちに、傾斜地に張り付くように建っています。
高度経済成長期前の日本の山村は、みな、こんな風景だったのでしょうね。
「日本の原風景」と云っても良い飯山市富倉地区。
若者なら、「うっそー・・・」「ありえな〜い・・・」とでも言いそうな。。
こんな風景を前にして、私は、幻の『富倉そば』のことも忘れ、写真を撮ったり、スケッチをしたりと大忙しでした。
肝心の『富倉そば』は??
「つなぎ」にヤマゴボウと言う山菜の繊維を用いているそうで、腰があり、“つるん”とした「のどごし」が印象的・・・
最後になりますが、「とみくら食堂」さんの おかみさんには、居間にて、スケツチまでさせて頂き、ありがと〜ございました。(上が、お店の居間より、外の茅葺きの土蔵をスケツチしたもの)
さらに、ひ孫さんのお祝いの為に炊いた「お赤飯」(下の写真)のお裾分けを頂き、ありがと〜ございました。。。(これ、サービスよ!と念押しされました。。)
さらに、さらに、「この頃、取材お断りしているのよねぇ〜・・・」と言いながら、そばや赤飯の写真まで撮らさせて頂き、またまた、ありがと〜ございました。。。
(ここで言う、取材とは、もちろんテレビや雑誌の)

『富倉そば』とお赤飯
手打ちそば 並一枚 800円 |

「とみくら食堂」さん
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富倉地区には、赤や青のトタンで、茅葺きを覆った民家があちこちに見受けられます。 |
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馬市に売りに出されるのでしょうか、この馬は・・・。
手塩にかけて、家族同然に育てて来た馬とも今日でお別れ・・
風邪引くなよ・・ 達者でな・・ そんなストーリーが読みとれそうな写真です。
三橋美智也「♪藁(わら)にまみれてヨー 育てた栗毛 今日は別れてヨー 町へゆく・・
」の歌が聞こえてきそうです。
何だか、胸にジンと来る写真ですよね。
左の写真は、『山下家住宅』・・・(木曾開田集落で江戸時代より『馬地主』であった住宅。県宝にも指定されています)・・に展示されていたものです。
この住宅を管理されている方のお話によりますと、
その昔、木曾の山村農民にとって、特に『馬小作』にとっては、馬は、唯一とも云える、大事な現金収入になってくれる商品でした。
木曽福島の馬市に出す事によって、暮らしが成り立っていたのです。
馬一頭の値段は、現在の価格に換算しますと、100万円位だつたようですが、売買代金の1/2〜
3/4は『馬地主』の取り分だったそうです。

ですから、実際に馬を育てた『馬小作』の農民の手元には、わずかなお金しか残らなかったのです。
馬を愛おしそうに撫でる女性の写真から、いろいろな事を考えさせられました。
★開田高原はソバの里。『山下家住宅』の近所にある「高原食堂」という名の食堂で「ざる蕎麦」を頂く。
木曾は、観光客目当てのソバ屋さんが多いのか、お値段が、一般的にやや高めのように思いますが、「高原食堂」は、地元の家族連れや、昼食に利用するサラリーマンが対象のようで、ざる2枚で900円と、良心的です。

メニューにあつたカツ丼は、何と700円です。一度食べて見たい!。 |
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塩尻市の郊外本山の宿は、『ソバ切り』の発祥の里です。江戸時代、ここ本山の宿より全国に『ソバ切り』の技術が広がったそうです。
★『ソバ切り』って、現在私たちが食べている、おソバの形態で、それ以前は、ソバ粉に熱湯を加え練り上げ、「ソバ練り」「ソバ掻(がき)」として食べられていました。
この『ソバ切り』の発祥の里に、地元の「おかあさん達」の共同 出資による、おソバ屋さん【本山切りそば推進会】があります。 プレハブ建ての簡素なものですが、おかあさん達の愛想も良く、きっとシーズンには、多くのお客さんで賑わうのでしょうね。
私が訪れたおり、昼には少々時間があったのか、お客さんも私たちだけ。
「盛りソバ」・・ 820円を注文(左の写真)、サービス品として漬け物、煮物が出て来るのは、塩尻市の小曽部地区のおソバ屋さんと同じパターン。 ソバは、細めで、少し柔らかく、美味しいおソバでした。。。 |
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05/5/22 『北林谷栄 おうめばあさん』が居そうなソバ屋さん (山形村) |
No.221 |
先日、「木枯し紋次郎」の舞台、上州新田郡三日月村にでもありそうなおソバ屋さん『かやの 手打ちそばセンター』(塩尻市小曽部地区)を紹介させて頂きました所、なかなか評判が良かったものですから、調子に乗って、もう一軒紹介させて頂きます。
今回は、映画“阿弥陀堂たより”の 「北林谷栄 おうめばあさん」が居そうなおソバ屋さんです。(左の写真)
場所は松本市郊外、山形村唐沢地区のおソバ集落の中の一軒、【からさわや】さんです。
ここもやはり、「えっ!!ここが、おソバ屋さん..」。「手打ちソバ」の看板が無かったら、どう見ても、古い農家と云った「たたずまい」なのです。
庭先には、ニワトリが放し飼いになり、縁側に座ってる「おうめばあさん」から「よう
おいでなしたなあー」と、声でもかけられそうな雰囲気なのです。
いよいよ、お邪魔する事に。小さな声だと、「おうめばあさん」に聞こえないのではないかと、大声で「こんにちは〜」と玄関の引き戸を開けました。
しばらくして、「は〜い」と返事が聞こえ、玄関横の厨房から出て来られたのは、白い割烹着姿の「若い奥さん」。。。
むむ・・予想外の展開。。「おうめばあさん」と云うよりは、映画“阿弥陀堂たより”での奥さん役の「樋口可南子さん」似の「若い奥さん」。。
気を取り直して?おソバを注文。 ザルにではなく皿に盛られた手打ちそば、サービス品のほうれん草のおひたし、どちらも、大満足でした!
一人前(1000円)注文致しますと、二枚の皿盛りソバが出てきます。一枚だけでも充分満足出来る量で良心的、ソバ通の方には、たまらないおソバ屋さんだと思います。
お昼の時間には少し早かった為でしょうか、客は私たちだけ。ゆっくり、古い々農家造りのおソバ屋さんを楽しんで来ました。
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塩尻市小曽部地区に、美味しいおソバがあると云う話を聞きました。
そのおソバ屋さんの名は『かやの 手打ちそばセンター』、洗馬小学校より小曽部川沿いに、4〜5qほど上った所にあります。
「え、えっ・・・ここが噂のおソバ屋さん?」★左の写真
カタカナの名前に似合わず、どう見ても、「木枯し紋次郎」の舞台、上州新田郡三日月村にでもありそうな、古びた民家なのです。
どこかで、「あっしには、関わりのねぇことで……」と「木枯し紋次郎」の声が聞こえて来そうです。
本当におソバ屋さんなのでしょうか?意を決し、ガタビシした引き戸を開け、恐る恐る「こんにちは〜・・・」、「おソバを食べさせて頂けるでしょうか?」と声をかけますと、
薄暗い土間の奥から、「いらっしゃいませ〜」と、女性の声えが帰って来ました。
声の主は、ソバを打っておられたのです。「ああっ!やはり、おソバ屋さんだったのだ。良かった。」
愛想しいおかみさんが、ソバを打つ手をやすめ、「お客さん。雨の中、大変でしたねぇ〜」、「すみませが、少しお待ちになって頂けますか。これから従業員を呼び出しますから・・」
どうも、雨と云うことで、お客さんも少ないかと、おかみさん一人で、お店を始めたのですが、急の予約注文などが入り、対応が出来なくなってしまったようなのです。
まあ、時間は無制限にある私たちのこと、盛りだくさんのサービス品の、お茶、たくあん漬、野沢菜漬け、ピリ辛の煮物などを頂き、のんびりと、ソバの出来上がるのを待たせて頂きました。
待った甲斐があり、出来上がつた「堅めのおソバ」、噂のとおり、とても美味。大満足でした。。。
この小曽部地区には、双体道祖神をはじめ、庚申塔など多くの石神仏があるそうです。
二、三の道祖神を撮ってきましたが、桜の咲く頃、またこの里を訪れて見たいものです。
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戸隠村の中社で、『手打ちそば』を大神へ献納する祭を偶然にも見学出来、ラッキーでした。
神主の御祓いの後、白装束を身にまとったこね役、のべ役、きり役の方が新ソバを打ち、献納の神事が行われ、多くの見学者でにぎわいました。
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苔むした社殿での神事 |
新そばの献納 |
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神主による御祓い |
こね役、のべ役、きり役により
新そばが打たれる
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