アポロのタロット占い

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Tarot FILES #90

愛の色

2006-05-18T20:19:30+09:00


」という文字に色をつけるとしたら何色がいいだろうか・・・ふとそんなことを考え、いろいろと思いをめぐらせてみました。もちろん、何かに感じる色というのは、人それぞれ違うし、そのときの気持ちなどによっても変化するものだとは思いますが・・・。

愛だから藍(あい)色?ちょっと渋すぎる。

赤は情熱の色。熱すぎる。キリストの血の色とされることもあるらしいですが・・・どちらかというと、火星やアンタレスのように、戦いや殺戮をイメージさせられます。

青は空や海の色。清涼感はありますが、冷たい印象があります。

黄は太陽の光のように暖かい色。でも、少しまぶしすぎます。「黄色い声」などと表現するように、うるさい印象もあります。

ピンクは愛の色などと言われることもありますが、たしかに、甘い香りのするほんわかした感じがあります。ただ、広い意味での愛というよりも、恋愛のような限定された感じがします。肉の色、少し、生々しいですね。

そこで、ピンとくる。

そうか、緑か!

タロットカード: XXI 世界

今の私の感覚は、その色がぴったりだと感じています。先日書いた詩(人と関われば)の中で愛を象徴するカードとしてたまたま「XXI 世界」を選んでいましたが、そのカードの中に描かれた女性の周りには、緑色の葉で作られた環(月桂冠)が描かれています。このカードを見ていると、そこに描かれている緑こそ愛の色だったのではないかという気がしてきます。

月桂冠については、以前「アポロの歌」の記事を書いたときにも少し説明しています。以下にその部分を引用してみましょう。

ギリシャの神、アポロは、あるときダフネという少女に恋をします。アポロを振り払おうと逃げ回ったダフネは父親である川の神ペーネイオスに助けを求めると、ペーネイオスはダフネを月桂樹の木に変えてしまったのです。後悔したアポロは娘への愛を忘れないために月桂樹の小枝をちぎって輪を作り、頭へかぶりました。

月桂冠は、アポロの愛の証だったんですね。アポロを名乗る私にとって、その色はとても重要なものだったということになります。

私のホームページや、このブログの背景色も、開設当初からずっと緑色です。私としては、森や大地などを表す癒しの色、目に優しく、落ち着く色として用いていたつもりですが、もしかしたら、無意識のうちに愛の色であることを感じて選んでいたのかもしれませんね。

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