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高速ビルが建ち並ぶ新宿区にヨーロッパ中世の建物をかたどった占いの館「GOD EYES」がある。
一人の占い師ユリアスが水晶玉での占いを中心として行い、的中率の高さで回転以来毎日大きな列が出来ている。
開店以来、毎日長い列が出来ていた。
店内にあ天使をテーマにした雑貨がいたる所にあり、ポプリ、鉱物などの他にも紅茶、ジャムなど女性を意識した品々が並んでいた。
占いを行う部屋はその中の一室にあった。
部屋には全体がローソクのオレンジ色の優しい光に包まれてほのかにラベンダーの香りが漂う。
中央には丸いテーブルがあり、直径20センチ程の水晶玉と大小数々の水晶がローソクの温かい光を反射している。
「次の方を・・・シキ」
全身に黒いマントのような布で身を包んでいるユリアスは近くにたたずむシキに笑みを浮かべる。
緑色に都会淡い碧のスーツを着込んだシキは笑みを返すように微笑みの部屋の外で出ていった」
ユリアスはシキが出ていくのを見送ると深いと息を付き頭をもたれた。
----カツン-----
水晶玉が置いてあるテーブルに耳の近くに長く下がっている飾りが音を立てて当たる。
それは部屋中にある数々のローソクの光を反射し、美しい光を放っていた。
「ユリアス・・・」
突然、呼ばれた声にはっとし頭を上げる。
「あ、ごめん。ぼっとしていた」
「来られましたよ・・・哲也さんが」
シキの後ろに哲也の姿が見えた。
「ようこそ。GOD EYESへ」
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