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東京都青山にあるファッションビルの一室にモデル達は集まっていた。
モデル達の周りには衣装や宝石類が至る所に置いてある。
「今年のコレクションは今までにもまして派手なショーになるようね」
「ご機嫌だな、シェリー」
ケイリーがシェリーに呟く、それを聞きながらシェリーはにっこりと微笑んだ。
「えぇ、とても。衣装やモデルも前よりも多い数が来ている見たいよ。こんな豪華なコレクションは少ないもの。
これだけのお金を動かせるオーナーを見てみたいわ」
その時、出入り口の扉が静かに開いた。
シキが静かに呟く。
「シェリー、そのオーナーが来たようですよ」
モデル達の並が二つに分かれ、その間から一人の女性が姿を現した。
「初めまして、私がここのオーナーの田嶋理沙子です」
長い黒髪が揺れる。
見た目24.5歳の女性は、再びゆっくりと歩き出し、シキの前に立ちシキに向かって手を差し延べた。
「よろしく、シキ・クランドル」
そう言いながらにっこりと笑みを浮かべた。
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