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「気に入られているんだ」
新宿にある小さな喫茶店で、ジーン、ユリアスと待ち合わせをしていた。
先ほど運んできたラズベリーティースカッシュを飲みながらユリアスはクスクスと笑う。
「私達なんて見えていない感じよ。ヲォーキングの時も、遠くからシキだけを見つめている感じ。あれは絶対に「恋」ね」
ケイリーもシェリーの言葉にうなずく。
「シェリーの言うとおりだな。他にも俺みたいなスーパーモデルが何人もいるのに、わき目もふらずに見ていたからな・・・ そう言えば何も言わないみたいだが、シキはどう感じたんだ?」
シキは呟くように話す。
「あの女性をどこかで見たことがあるのです・・・どこかで・・・」
ケイリーはシキをジッと見つめていたが、その内真剣な顔つきでジーンに向かう。
「前みたいに、やっかいな事は起きないよな。ジーン」
「オーナーとしては、かなり腕の立つ人です。多少、気の強い所もありますが大丈夫ですよ。 彼女自身の事でショーをつぶしたりするような人ではありません」
「あら、自信があるようねジーン」
ジーンは多少哀しげに茶色に近い緑の瞳を細めた。

 

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