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白倉はゆっくりと何杯目かの熱い湯気の立つコーヒーに口を付けた。
「あいつらが学生会活動に参加するようになったのは、入学して間もない頃だったからな、
参加直後は一般学生から影では何か言われていた様だったが、あいつら何か言われて怯む様な
タイプじゃないだろ?」
沢村は白倉の言葉に苦笑いを浮かべる。
「まぁ、そうですね」
その時、白倉と弓木に緊張が走る。
「沢村先生、外へ。あいつら来るぞ」
その言葉に沢村は持っていたコーヒーカップを机に置く。
そして扉の所まで行った所でふと何かを思い出したように振り向いた。
「コーヒーご馳走様でした。美味しかったです」
そうにっこり微笑むと、外へ飛び出して行った。
「律儀、というか、可愛い先生だな。・・・白倉とは大違いだ」
「・・・ほっとけ」
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