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闇色の影は音も無く進む。
白い影を浄化しながら後を追うイチハ。
黒い影は長く続いていた廊下を左へ曲がる。
その先には階段が見える。
イチハは黒い影の後に続き左へ曲がった。
「・・・いなく・・・なった?」
イチハは降りていく階段の先を見つめる。
階段の先には影の通った気配を感じる事が出来ない。
イチハは、小さくため息をつくと、学生会室の方へ振り返った。
「・・・・!!」
闇色の影はイチハの背後に佇んでいた。
吸い込まれそうな暗黒の黒。
闇色のフードを深く被った不気味な姿。
フードに隠れた顔を見たイチハは驚きのあまり後ずさった。
小さな言葉を遺して。
「・・・・・・・死・・・神」
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