□ scene5 □


闇色の影は音も無く進む。
白い影を浄化しながら後を追うイチハ。

黒い影は長く続いていた廊下を左へ曲がる。
その先には階段が見える。

イチハは黒い影の後に続き左へ曲がった。

「・・・いなく・・・なった?」

イチハは降りていく階段の先を見つめる。
階段の先には影の通った気配を感じる事が出来ない。

イチハは、小さくため息をつくと、学生会室の方へ振り返った。

「・・・・!!」


闇色の影はイチハの背後に佇んでいた。

吸い込まれそうな暗黒の黒。
闇色のフードを深く被った不気味な姿。

フードに隠れた顔を見たイチハは驚きのあまり後ずさった。
小さな言葉を遺して。

「・・・・・・・死・・・神」

 

-scene6-

-scene4-

-back-