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「先生、なんでここに?」
「先生を連れてくるなよっ、朔弥」
「僕が勝手に来たんだ」
沢村は少しだけ息を弾ませながら、日下部達の前に佇んだ。
そして、こちらに向かって睨み続けている守野へ視線を送る。
「・・・守野春奈さん、だよね」
その言葉に桜の花びらが再びザワザワと動く。
「僕は・・・」
守野は沢村を見つめ、嬉しそうに微笑んだ。
「先輩・・・?」
「え?」
「中谷先輩っ!」
守野は嬉しそうに微笑みながら、沢村へ抱きついた。
「え? いやっ、えっと・・・」
「これもイチハの力?」
沢村に抱きついている守野を見ながら清瀬は左肩を右手でもみながら呟く。
「僕も・・・先生の力はよく分からなかったから」
イチハも不思議そうに二人を見つめている。
「・・・どうすれば良いのか教えて欲しいんだけど」
沢村は困った表情を浮かべながら日下部達に呟いた。
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