「・・・・うそ・・・だ。うそだっっ!!」 再び男性の周りに風が生まれ、霧が世界を覆うように、白い影が男性を覆い始める。 「・・・・うそだと言って。僕は死んでなんかいないっ」 「・・・ニャー」 その時、白い影から解放された子猫が男性の体に擦り寄った。 そして、再び男性の足下で子猫が優しく鳴く。 「・・・僕は本当に死んでしまったの?」 男性は子猫を優しく抱き上げる。 「・・だから、僕たちだけの世界だったの?」 子猫は男性の頬をペロリと優しく舐めた。 「本当に・・・僕は」 男性は子猫を抱きしめた。