□ scene13 □


「・・・・うそ・・・だ。うそだっっ!!」

再び男性の周りに風が生まれ、霧が世界を覆うように、白い影が男性を覆い始める。

「・・・・うそだと言って。僕は死んでなんかいないっ」

「・・・ニャー」

その時、白い影から解放された子猫が男性の体に擦り寄った。
そして、再び男性の足下で子猫が優しく鳴く。

「・・・僕は本当に死んでしまったの?」

男性は子猫を優しく抱き上げる。
「・・だから、僕たちだけの世界だったの?」

子猫は男性の頬をペロリと優しく舐めた。

「本当に・・・僕は」

男性は子猫を抱きしめた。


 

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