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「サッカー部員は今回あんまり関係なさそうだぜ」
親善試合は先ほど終了し、シャワーで濡れた髪をタオルで拭きながら清瀬はスポーツ飲料のペットボトルを飲み干した。
「部内の人間関係は良好。人数の多い部にしては珍しいほど、問題は発生していないみたい・・・」
清瀬は何かを思いだしたように話を続ける。
「あ、だけど、最近部員が可愛がっていた猫が姿を見せなくなったって言っていたなぁ」
「・・・猫?」
「あぁ、どこからか紛れ込んで来た子猫がいて、練習をしている近くで
サッカーボールとじゃれて遊んでいたらしい」
沢村はその言葉に自分の腕の3本の線を見つめる。
「・・・・あの白い影。猫だったんだ」
「生徒達の噂では体育館に現れる影は夕暮れ時にだけ現れるらしい」
夕凪の言葉に日下部は頬杖をついた状態でニッコリと笑みを浮かべた。
「では、明日。夕暮れ時に体育館へ集合」
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