□ scene12 □


「・・・なっ!なん・・だよ。それ」

ミヅキの言葉にミキヤの言葉が止まる。

「おいおい、お前ら何こんな所で深刻そうな顔してんだよ?」

その言葉にヒサトとミキヤが振り向く。
そこには、優しく微笑んでいる神矢の姿があった。

「ナオ・・・いや、神矢。BLUE SPIRITは本日を以て解散する事にするよ」

「・・・え?・・・本気か?」
「あぁ。神矢がいなくなって、僕とヒサトが抜けるのに
 BLUE SPIRITを存続しても意味がないでしょ」
「まぁ・・・そうだけど・・・」

ミヅキはミキヤの方へ振り向く。
「これ以上、BLUE SPIRITの名を汚されたくないからね」

「・・・勝手にしろっ」

ミヅキの言葉にミキヤは小さく呟くと、それ以上は何も言わず去っていった。

ヒサトはそのミキヤの姿を見ながら、呟く。
「結構あっけないな。人気バンドも崩壊は簡単だって事か。
 ・・・バンドってこんなものなのか」

「snow jewelはどう?」

突然の言葉にミヅキとヒサト、そして神矢までが振り向いた。
そこには、ユキの姿があった。

「今snow jewelはドラムとベース担当募集中」

その言葉にミヅキは嬉しそうに微笑んだ。

「・・・ありがとう。でも、少しだけ時間をくれないか?」

 

-scene13-

-scene11-

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