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数日後、ユキの言葉通り、ミヅキからsnow jewelへ加入の連絡が入る。
日中、家の外へ出ることをしないユキを置いて、ミヅキ達と喫茶店で待ち合わせた。
「よう、お待たせ。神矢」
神矢は二人の姿を見つけ、コーヒーカップを片手に微笑んだ。
「・・・ヒサト、ミヅキ」
「あれ? あいつは?」
神矢の前に座り、キョロキョロと辺りを見渡すヒサトに神矢はゆっくりと返事をする。
「あぁ、ユキ? ユキは日中は家から出ないから」
「そうなのか?」
「あぁ、出ないというより、出れないってのが正解かな」
その言葉にヒサトが不思議そうに首を傾げる。
「それは彼がアルビノだから?」
そのミヅキの言葉に神矢は小さな溜息をついた。
「・・・他の奴らには言うなよ。・・・でも、数回しか会ってないのに・・・
どうして気付いた?」
「サングラス越しの瞳の色がとても綺麗だったからね。
それに、ストリートの時には真っ白な髪だったって聞いていたからね」
神矢はミヅキに真剣な眼差しで呟いた。
「・・・あいつにも言うなよ。結構気にしているから」
その言葉にミヅキは優しく微笑む。
「・・・優しいね。神矢」
「・・・は? 何が?」
「神矢は前からいろんな人に優しかったけど、彼には特別なんじゃない?」
「・・・な、なんだよ。それ」
「そのままの意味だよ」
ミヅキの意味ありげな微笑みに、神矢は再び溜息をついた。
「あのなぁ、ミヅキ」
「神矢、君は今幸せ?」
「・・・なんだよ、突然」
「・・・その幸せは今どこから来ているの?」
ミヅキの言葉に神矢は言葉を失う。
その姿にミヅキは嬉しそうににっこりと微笑んだ。
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