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「・・・・ソフィア・・さん?」
屋敷の部屋の中にいたミカエルは何かを感じたように小さく呟く。
サタンは陽が落ち暗くなり始めている窓の外を見つめている。
「・・・・何かが起きたようだな」
「・・・えぇ」
次の瞬間、部屋の扉をノックする音。
「・・・グラハムです」
その言葉にミカエルは部屋の扉を開ける。
目の前にいるグラハムは少し動揺し落ちつかない。
「ソフィアを・・・娘を知らないですか?」
「・・・どうかされたのですか?」
「・・・帰って来ないのです。遠乗りに出かけたまま・・・」
「ミカエル」
ミカエルはサタンの言葉に小さく頷く。
「グラハムさん。私達が外へ探しに行きます。貴方はここへ残っていて下さい。
ソフィアさんが一人帰ってきても安心出来るように」
「ですが・・・」
ミカエルはグラハムに向かい、優しく微笑んだ。
「馬を二頭借りて行きます」
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